概要
2000年2月11日放送。
このメガホンで「ぼくにかわって――してくれるピンチヒッター」と叫ぶと、自分の仕事や頼まれごとを近くにいる動物が引き受けてくれる。 ただし、あくまで動物が実行する為、仕事を遂行しない場合がなる。
ストーリー
ヘトヘトになって野球から帰ってきたのび太を見てドラえもんは、また試合に負けたと思ったが、のび太曰く試合にはカ勝ったという。そしてその訳は、打順が自分に回ってきて2アウト満塁だったものの2アウトをしてしまい、そこに出木杉が通りかかったためジャイアンから彼に代わるよう強いられ、その結果ホームランで勝利することができたからだった。
ドラえもんもこれを聞いて納得していたが、その時ママが草むしりを頼んできたため、のび太はそれをする代わりにパパが漫画を買って来てくれることを思い出した。だが今日はもう疲れてやる気が出なかったため、ドラえもんは「ピンチヒッター・メガホン」を出してくれ、これを使うとメリーちゃんという散歩中の子犬が代わりに草むしりをやってくれた。
すると今度はお使いを頼まれたので、自分も使ってみると通りかかったカラスが代わってお使いに行ってくれた。そしてその後ジャイアンから相撲の勝負を挑まれると再びこの道具を使い、そばにいたムクが代わりにジャイアンと相撲を取り勝利した。調子に乗ってもう一番取らせることにしたが、そこに先生が通り掛かり宿題をもうやったのか説教をしだしたため、カエルを呼び出して代わりに説教を聞いてもらった。
その間に逃げ出すと、その先で出木杉がしずかと楽しそうに会話していたので、しずかと代わって出木杉と話すピンチヒッターを呼び出し、出木杉は飛び出してきた黒猫と話すことになってしまった。だがのび太はうっかり犬の尻尾を踏んでしまったため追われることとなり、またピンチヒッターを呼び出したが、そこに漫画を持ってきてくれたパパが現れたため、通りかかった老人に連れられた山羊にこれを食べられてしまった。
その後がっかりしながらも帰宅すると、庭はメリーちゃんによって汚れた洗濯物が散乱していたりとひどい状態で、カラスも買い物のバッグを木の上に置いたまま帰って来なかったため、今すぐこの2つをしないと夕食を抜きにすると迫られてしまった。そこでまたピンチヒッターを呼び出したが、やってきたのはサーカスの象で、ママはこれに鼻でキスをされてしまい、風呂から騒ぎを聞いて上がってきたパパからも何とかするよう言われたもののどうしていいか分からずドラえもんに助けを求めるも、彼の方も呆れるばかりだった。
余談
この回に登場した猫の鳴き声には、アニメ『サザエさん』のタマの鳴き声が使われている。