カードテキスト
通常魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、対象のモンスター1体の攻撃力を半分にし、
その数値分もう1体のモンスターの攻撃力をアップする。
概要
「フォース」という単語には様々な意味合いが含まれる場合があるが、このカードは海外では「Riryoku」という名称にされているため、おそらくモチーフはこちらの「フォース」と思われる。
モンスター2体を選択し、その両方を対象とする通常魔法カード。もし攻撃力の半減効果が不発に終わった場合は上昇効果も機能しない。
効果は発動ターン中のみ、裏側表示のモンスターに対しては使用できないなど、微妙に使いにくい面もあるが、発動に成功すれば大概のモンスターはそのまま戦闘破壊することが可能な状態になる。連続攻撃効果を持つモンスターや、戦闘破壊によって効果を発揮するモンスター、こちらから攻めに行くビートダウン系デッキとの相性が良い。
かつては準制限カードとしての指定を受けていた時期もあったが、当時はゲームの付属カードとしてのみの収録だった(しかも対象ゲームを購入しても封入されているカードが5種類中3枚のランダムだった)ため、そもそも複数枚持っているデュエリストが少なかった模様。結局、再録されるより早く制限解除された。
原作やアニメ版では迷宮兄弟が使用した魔法カード。闇遊戯から「幻の究極のレアカード」とまで言われた代物で、その評価に恥じない凶悪極まりない効果を持ったチートカード。その効果はなんと相手プレイヤーのライフポイントを半減させ、奪った数値分の攻撃力を自軍のモンスター1体に加算するというもの。このカードが登場した王国編では初期ライフは2000しかないため、ライフ半減の重みが尋常ではない。その上でモンスターの強化まで行うのだから恐ろしい。
一応、原作では発動ターンは攻撃できないデメリットがあったこと、王国編ではルール上プレイヤーへのダイレクトアタックは不可能だったこと、ライフの最大値が2000=最高でもモンスターの攻撃力は1000までしか強化されない点などから「それなりのカード」となっていたが、以降のルール及びOCGのルールではいろいろと強力すぎるため、OCG化の際に現在の効果に調整されたと思われる。
ちなみに、継承されし記憶にも登場しており、そちらではなんと原作及びアニメ版の効果が完全再現されている。
ただし、通常のプレイでは入手できず相手プレイヤーが使用するカード及び本作独自のシステムであるデスティニー・ドローで引いた時のみ使用できるカードとなっている。
関連項目
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン:フォースを内蔵したモンスターと紹介されることが多い
E・HEROガイア:召喚したターンのみ『相手モンスター1体の攻撃力を半減させ、減少させた数値分自らの攻撃力を上昇させる』というフォースを彷彿とさせる効果を持った融合モンスター