概要
『MOTHERシリーズ』に登場するキャラクターで、『マジカント』に住む5人兄弟の鳥人。主人公の勇気を象徴した存在となっており、彼らに話しかけるとNPCとして仲間にする事が出来る。
作中での活躍
MOTHER
◆ワタシハ ふらいんぐまん。
アナタノ チカラニナル。
ソノタメニ ウマレテキタ。
実際に訪問したニンテンを暖かく出迎えると同時に仲間になり、戦闘では一緒に戦ってくれる。
しかし、他の仲間とは違い戦闘で受けたダメージを回復する事が出来ない為、一定のダメージを喰らうと死んで2度と復活しないという特徴がある。更に、その後彼らの家に戻ると外に墓が建てられており、別のフライングマンに話しかけると
◆アニハ ウツクシク
タオレタト キキマス。
◆ハカヲ タテテ
テアツク トムライマシタ。
◆ツギハ ワタシノ バンデス。
と躊躇う事無く仲間になってくれる。
なお、5体の死後に見られる墓ではそれぞれのフライングマンの役割がニンテンの血と肉、大いなる悲しみ、善なる心、内なる力、永遠の僕である事が判明する。
MOTHER2 ギーグの逆襲
◆わたしは あなたの ゆうき。
あなたについて ゆきます。
・・・・・・・なまえ?
◆フライングマンとでも
いっておきましょうか。
実際に訪問したネスを暖かく出迎えると同時に仲間になり、戦闘で一緒に戦ってくれる。また、1度死ぬと2度と復活しないという点も引き継がれている。
前作では何処か浮世離れな雰囲気だったのに対し、本作ではより人間臭い一面が現れている。その為、優しさ自体は健在だが4体目のフライングマンになると「あんまり私たちを粗末に扱わないように」と忠告し、5体目には「粗末に扱わないようにと忠告したでしょう?!これでは勇気ではなく『蛮勇』です」と一喝されるようになる。
その後、5体の死後に見られる墓では1・2体目フライングマンの役割がネスの勇気を表している。しかし、3体目以降は忙しさのあまり何の役割なのか記されなくなり、4体目と5体目は"だれかのはか"や"はか"と最早他人事扱いのようなぞんざいな表記になる。
なお、小説版では『マジカント』の存在自体がカットされた為登場しない。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
大乱闘スマッシュブラザーズfor
両作品にフィギュアとして登場したほか、それぞれで異なる登場を果たした為、以下に詳細を記載する。なお、2015年7月31日にMiiファイターコスチュームの有料追加コンテンツで登場した「フライングマンのぼうし」と「フライングマンのふく」は、どちらでも入手する事が出来る(服はファイタータイプのMiiファイターのみ装着可能)。
大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS
鳥人間のようなフライングマンは、5人兄弟。
力尽きてしまうと、家のそばに墓が建っていく。
彼らは味方になったファイターの力になる存在。
華麗なジャンプからフライングプレスチョップとサマーソルトキックを繰り出し、ライバルを蹴散らす。
5人個別に触れた人の仲間になるが最後の1人が倒れると出てこなくなってしまう。
※『フィギュア名鑑』から引用
ステージ「マジカント」のやくもの(ギミック)として登場。ドット絵での登場だが、原作の流用ではなく新規で制作されたものである。最初に接したファイターの味方になり、一緒に戦ってくれる。
一見するとたいした戦力にはならないように見えるが、実際には無限ジャンプやクロスチョップ、サマーソルトなどの空中殺法で原作以上に驚異的な強さを誇っている。その為、1度吹っ飛ばされると空中で復帰を妨害され撃墜という事態に陥りやすい。
仮に、「シンプル」の最大難易度でも彼に戦いを任せておけば勝てる程の実力を持っているので、敵に回ってしまった場合はすぐに退場させなければならない。無限ジャンプで復帰されやすいので撃墜は一筋縄では行かないものの、体重が非常に軽いという弱点がある為、それを活かして上方向に吹っ飛ばすと良いだろう。
そして、実際にフライングマンを撃墜出来た場合は原作通り墓が建つようになっている。その後、暫くすると次のフライングマンが登場するが『スマブラ』でも5人兄弟の設定が反映されている為、全員が倒されると試合終了まで登場しなくなる。
流石に強すぎたのか、アップデートで弱体化されたことがある。
なお、試合中にフライングマンがネス以外のファイターに加勢した場合は彼がネスを攻撃して撃墜するというシュールな光景が見られる事もあるようだ。
大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Wii_U
儚い運命を背負った、『MOTHER』のキャラ。
マジカントのはずれに兄弟5人で住んでいて、仲間になると敵からの攻撃を全部受け止める。
力尽きてしまうと、家のそばに墓が建っていく。
ワールドスマッシュで出現すると最初に触れたプレイヤーの味方になって、次に接触した他のファイターを1回だけふっとばすことができる。
※『フィギュア名鑑』から引用
「ワールドスマッシュ」のイベントキャラとして登場。
こちらでも触れると仲間になり、すれちがった相手を一回だけふっとばす。また、アイテムの効果でふっとばされるときには身代わりになってくれる。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
前作に引き続き続投。Miiコスチュームはゲーム内のショップで入手可能となった。
また、本作ではスピリットとしても登場を果たした。ランクは★3(ACE)でアタッカータイプ。スキルは「被ダメージ30%」。アドベンチャーモードの『灯火の星』では、これに憑依されたMiiファイター×5&お供のネスと「マジカント」で戦う事になる。
余談
- 小学館から発売された『ゲームデザイナー入門』では、インタビュー記事で登場した糸井重里が「フライングマンてのが居るんですよ。役立つから連れて行く。でも、戦っていると死んでしまうからまた連れて行く。すると、町外れに墓がどんどん立っていく。嫌でしょ?でも、そういう嫌さが僕は好きなんですよ(笑)」と彼らについて語っている。
関連動画
どちらも鈴木慶一が作曲を担当している。
MOTHER
歌: ルイス・フィリップ
フライングマンのテーマ。原作ではこの楽曲は未登場となっており、本作のサウンドトラックで初公開された。
後に、『MOTHER2』の本編でアレンジ版が収録された。
MOTHER2
- 『The Jolly Flying Man』
フライングマンのテーマ。先述通り『Flying Man』のアレンジ版となっている。
サントラには未収録の為、正式な日本語版の曲名は不明。
関連タグ
外部リンク
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U:有料追加コンテンツ配信!! (フライングマンの掲載ページ)