ブゥン!
ぶぅん
フフフ……クッフハハハハハァ……！
本当に助かったよ、宝生永夢ゥ……君ほど騙しやすい人間はいない……
私がゲーム病に罹ったのは、全て計画の内……！
私のアジトが衛生省に嗅ぎ付けられてしまったからねぇ……！時間稼ぎに利用させてもらった！
16年前から君は……透き通るように純粋だった……
その水晶の輝きがァ、私の才能を刺激してくれたァッ……！！
君は最高のモルモットだぁ！！！
君の人生は全てェ！……私の、この手の上でェ……転がされているんだよォ！！！
ダアアアアアァァーーーッハハハハハハ！！ヴェアァハハハハハハハハァ！！！
ブゥン！（ｶﾞｯﾁｮｰﾝ）
「ブゥン！」とは、仮面ライダーエグゼイド第22話にて、檀黎斗が発した奇声である。彼は衛生省に居場所を嗅ぎつけられた際、捜査を逃れるためにわざとチャーリーバグスターに感染し、CRに身柄を拘束される。そして永夢が変身したダブルアクションゲーマーに倒されたチャーリーのデータを回収した後、上記のセリフを放ってから奇声と共にガシャコンバグヴァイザーを装着し、ゾンビゲーマーレベルXへと変身したのだった。
そのあまりにもマッドでエキセントリックな言い回しと笑いに加え、バグヴァイザーの「ガッチョーン！」という装着音、更にその時の格好が上半身裸であったため、ものすごいインパクトを残してしまった。
使用するのが『デンジャラスゾンビ』だけに、色々デンジャラスである。
変神パッド ガシャコンバグヴァイザーⅡ 〜新檀黎斗ver〜
プレミアムバンダイから発売されたこの商品にもこのセリフが収録されており、セリフ選択でこのセリフを出せる他に、パッドをバグスターバックルに付ける際は、元々の装着音である「ガッチョーン！」ではなくこのセリフが流れる仕様になっている(正確にはこっちの方だが)。ここまで来ると、公式が病気である。
後に演者である岩永氏のツイッターで、この奇声はアドリブであったことが判明した。
（一応、台本的には「ハァ！」のような言い捨てる感じ）
なお、初めてブゥン！が行われた埠頭はこれ以降「ブゥン!港」(あるいは直前の台詞の「君は最高のモルモットだぁ！」にちなんでモルモット港)という通称が付けられている。
岩永氏によるモルモットの知識まめ
そして2021年4月18日、岩永氏がYouTubeでモルモットの知識を解説する動画を投稿した。
冒頭で2021年で放映されたPUIPUIモルカーについても言及している。モルモット繋がりと思われる(実際pixivやTwitterでもゲンムとモルカーを絡めたネタイラストが上がることがある)。
そして、このテンションは後々続いていった。
41話では別バージョンとしてキーボードを連打しながら「永夢ゥwww!ブｩフハハハ!!」、Vシネマではゲーマドライバーバージョン（それも氏の勘違いにより全裸にベルト状態）を披露。
ちなみに、監督の想定は上のシャツを脱いできてほしかった筈なのだが・・・
Vシネマバージョン
カッ！（全裸で目を見開く）
ブゥン！（ゲーマードライバー装着）
ガシャットォ！（ｶﾞｼｬｯﾄ！）
さあ、今こそ……神の中の神になる時ィ……！（腰を振りながら）
フゥウウ……オ"アアアア"！ガァオアア……ウ"グァアァァ……ッ！（ガシャット生成）
フォッ……ハァ、ハァ、ガハァ……（ガシャットキャッチ）
ハァ……ヒフゥゥウアハハハハァッ！ブア"アアァーーッハハハ！
これこそが……最高神の力ァッ！ングゥーッ！（ｺﾞｯﾄﾞﾏｷｼﾏﾑﾏｲﾃｨx！）
ブゥーヒャァァーーーッハッハッハッハ！ハァ、ハァ、ヴァッハッハッハッハッハ……！
その後
令和、仮面ライダーゲンムズでは恐らくセルフオマージュとして「ドゥゥーン!(視聴者の大半はブゥン!と聞き違えた)」と叫びながら黒くなった仮面ライダーサウザーに生身で両足キックを叩き込んでいた。
さらに5年後、『ゲンムズ』の続編である『仮面ライダーアウトサイダーズ』「創世の女神と第三のシンギュラリティ」ではハイパー不滅ゲーマーというゲンムの新たなる形態が登場するのだが、ガシャットの変身待機音が(空耳だが)完全にそれしか聞こえない。それも黎斗の特徴的な笑い声付きで。
創世の女神と第三のシンギュラリティのオーディオコメンタリーで上述の22話のブゥン!!やそれ以外の奇声をオールラッシュの映像で見た脚本の高橋悠也氏が拾って途中からTV本編の台本にマストで書き足されたことが谷中プロデューサーの口から明かされた。
