ベルンヘイム
べるんへいむ
「消えろ!」「それとも俺に食われるかい?」
ベスピア帝国で傭兵をしている男。数多くの武勲を挙げており、単身で敵軍を殲滅したこともあるなど、その勇ましい活躍を讃えられ皇室から直々に酒杯を賜るほどの豪傑。巨大な剣を得物とすることから沈黙の騎士、漆黒の剣士とも評され半ば生ける伝説となっている。
アルテミアの治めるペンテオニア王国の出身であり、貴族家庭の生まれ。卓越した武芸の持ち主であり、屈強な力と優れた判断力を兼ね備えた文武両道の騎士となったベルンヘイムは、王国騎士としての将来を期待されていた。しかしベルンヘイムは、ペンテオニア王国出身の物であれば誰もが大なり小なり使えるはずの「光の魔法」を全く扱うことが出来ず、どれだけの努力を重ねてもそれが報われることがなかった。「光の魔法」を扱うことはペンテオニア王国では当然のことであり、それができないベルンヘイムはどれだけ強くても出世することが出来ず、下級騎士から昇進することが出来なかった。
そのことがベルンヘイムにとって酷くコンプレックスになっており、精神を徐々に蝕んていったのだが、ある日教会の地下にある一本の剣から「お前は選ばれたものだ」と声を掛けられ、それを手にしてしまう。その正体は闇の力を扱う魔剣であり、ほぼ騙されたとはいえ闇の魔剣と契約してしまったベルンヘイムは国外追放されてしまった。
魔剣の名は「虚無の窯 ターガリオス」。あらゆる魔力や神聖な力を飲みこみ自分の力として取り込む能力を持つ。自我を持ち喋ることが可能で、非常に散漫で残酷な性格であり、そして非常に喧しく、軽々しく、そして眉を顰めるほど下品な態度を見せる。その正体は剣に封印された太古の魔王であり凶悪な悪魔。
ベスピア帝国の傭兵ではあるものの、その誉高い武勲から帝国の貴族や軍の上層部からも一目おかれており、来訪していたユリアをペンテオニア王国まで送り届けるための護衛として任命された。またユリアを送り届けた後は、ペンテオニア王国襲撃のために現れた魔族たちを単身で討伐するなどの活躍を見せるなど、ベスピア帝国での地位を約束された今でも祖国や女王アルテミア、家族のことを心配している。またアルテミアもベルンヘイムの一連の出来事を知っており、ベルンヘイムの国外追放を悔やんでいた。
クラス | ウォリアー |
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属性 | 魔法 |
配置 | 前衛 |
巨大な魔剣ターガリオスを操り、豪快で強力な剣技で戦う。
スキルを使用する際にMPが不要なキャラクター。そのためMPを確保する必要がなくスキルのクールダウンだけ管理していれば良いという特徴を持つ。
長期戦に強いキャラクターで、攻撃を当てるたびに、自身の攻撃力を上昇させつつ相手のHP回復を阻害するスキルを持つ。終盤まで耐えてから一気に押し切る戦法が得意。
- 「虚無の窯 ターガリオス」はシア(キンスレ)の所持する意志を持つハープ「シュワンハイト」と会話することが可能で、「シュワンハイト」に対して一方的に恋心を抱いて猛烈にアタックしている。しかし「シュワンハイト」は男性である。無機物同士の同性愛。
- 「虚無の窯 ターガリオス」は自身以外の剣をベルンヘイムが扱うことを良く思っていないらしく、ベルンヘイムが彼以外の武器を手にしたときには、その武器のすべての加護、祝福といった魔法の力をすべて吸収してから破壊してしまっている。
- 「虚無の窯 ターガリオス」のCVも、ベルンヘイムと同じ遠藤大輔氏が担当している。一人二役なのだが、寡黙なベルンヘイムと下品でお喋りな「虚無の窯 ターガリオス」と全くキャラクターが違う。