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曖昧さ回避編集

劇場作品『仮面ライダー大戦』の登場人物であるマリについては、マリ(仮面ライダー大戦)を参照。

概要編集

演:山本リンダ

『仮面ライダー』第1作14~39話(「2号ライダー編」開始から「ゾル大佐編」終了までの時期)のレギュラー。

14話にて、「立花レーシングクラブ」のオープニングを盛り上げるため、野原ひろみに誘われた友人たちの一人(他はユリ、ミチ、石倉五郎)。その後、ひろみ・ユリ・ミチとともに仮面ライダーの戦いを助ける「ライダーガールズ」の一員となる。

プロフィール・活躍編集

本編での活躍編集

苗字、生い立ちなどの詳細は不明。年齢設定も特になされていないようだが、演じる山本リンダ(1951年生まれ)が放送時満20歳であったので、それに準じていると思われる。

ライダーガールズ随一の長身を誇る。また22話では両脇の空いたワンピース水着姿を披露、持ち前の見事なプロポーションでこれを着こなしている。

特技はフェンシングで、少人数・短時間ならショッカー戦闘員とも渡り合えるほど。

その一方で、「レーシングクラブ」の会員であるにもかかわらずバイクの運転は「全然」(14話のセリフ)との事。ただし20話のツーリングのシーンではマリらしき女性(山本と同じ服のスタントウーマン)がバイクを運転しており、その後上達した可能性もある。

14話の一文字隼人との初対面時、彼の本業がカメラマンと知り、自分をモデルにしてほしいとせがむものの、あっさりとかわされている。本人はあきらめきれなかったのか、続く15話でも、どうやって探し当てたか一文字の自宅まで押しかけてモデルの件を再びアピールしている。その一方で上記22話では、滝和也と組んで海中調査をするFBI女性捜査官にやきもちを焼くなど、なかなかに気が多い女性のようである。

口癖は「こまっちゃうな」で、これは山本リンダ自身の1966年のヒット曲「こまっちゃうナ」に由来する楽屋ネタである。


漫画版編集

放送と同時期のコミカライズ作品には、マリを含む「2号編」以降のライダーガールズは登場しない(石ノ森版で野原ひろみのモデルとなったヒロミがこうもり男の犠牲となり、続いて緑川ルリ子の登場場面も終了した後、テレビ本編の女性レギュラーがコミカライズ版に登場するのは、次作珠純子を待たなくてはならない)。

村枝賢一の『新仮面ライダーSPIRITS』には、他のライダーガールズや石倉五郎とともに「石倉育英会」のメンバーとして登場する。上記の経緯から、これはライダーガールズのコミカライズ版への初登場ともなった。






余談編集

山本リンダはライダー出演と同じ1971年に所属レコード会社を移籍しており、その関係で歌手活動を控えていたことが出演につながった。

山本はライダー降板後の72年、阿久悠都倉俊一のコンビと組んで歌手活動を本格的に再開。同年の「どうにもとまらない」翌73年「狙いうち」などのヒット曲を飛ばす。

このようにライダー出演時は「こまっちゃうナ」と第2期ヒット曲の狭間にあったとはいえ、山本はすでに人気スターの地位を確立していた。そのためライダーの北海道ロケ時には、宿泊先のホテルは「山本リンダ御一行様」の看板を出した。当時、「2号ライダー編」に入って児童の間で番組の人気は上昇していたものの、「仮面ライダー」の一般的な知名度は、「山本リンダ」一人におよばなかったのである。

だがこれに対し山本自身が「自分はあくまで『仮面ライダー』の一出演者として来ている」とホテル側に直談判し、「仮面ライダー御一行様」に書き改めさせたという。


関連タグ編集

初代ライダー 仮面ライダー(初代)の登場人物一覧

2号ライダー 一文字隼人

ライダーガールズ

マリ(仮面ライダー大戦): 映画『仮面ライダー大戦』に登場。こちらは『仮面ライダー555』の園田真理のオマージュ。

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