ミラディ(ペルソナ)
みらでぃ
ようやく腹を決めたようね…宿命の家のお姫様。
貴女には、裏切り無しでは、自由も無い。
それでも求めるというなら…間違ってはダメ。
さあ…貴女は誰を裏切るの?
いいわ、その眼…これで本当の力が振るえる。
美しい裏切りで、自由の門出を飾りましょう。
CV:戸松遥
ゲーム『ペルソナ5』に登場する奥村春のペルソナ。対応アルカナは『女帝』。
主に念動属性の『サイ』を得意としており、銃撃、支援にも優れている攻防一体のペルソナ。
特に連続で銃撃ダメージを与える「トリプルダウン」(銃撃ブースタ系で補正が入る)、物理反射や魔法反射を行う「テトラカーン」や「マカラカーン」にはお世話になりやすい。
「冷徹な気質」で状態異常付与率を下げる事も出来るので、初登場の???パレスから活躍する即戦力である。
見た目は豪奢なドレスを纏った中世の貴婦人のような姿で、右手に柄の付いた仮面、左手に扇子を持っている。首がなく、顔の位置に構えた仮面が目の役割を果たしている。スカートの前面がカーテンのように横に開き、ジャック・オ・ランタンを彷彿とさせる顔のような砲口から大量の重火器が出現するという凶悪な見た目で、竜司すら「エグっ!!」とドン引きした。
ちなみにスカートの下は四足歩行。
ペルソナ自体の口調はお淑やかだった春のイメージに反して高飛車。
元ネタは小説「三銃士」の登場人物『ミラディ』(ミレディとも)。
作中では知恵と美貌を持ち合わせた女性でありながら、性格は陰険で神を信じず、自身の力のみを信じる女性と知られる。
相思相愛だった想い人を毒殺するなど、悪役らしい悪役として描かれている。
ミレディ(milady)自体が貴婦人を意味する単語であるのでアルカナが「女帝」とされるのも納得である。
超覚醒時はアスタルテへと覚醒し、姿も透明人間から黒肌にスカートの所が花柄の髑髏という風変わりな姿になっている。『ペルソナ5ザ・ロイヤル』ではさらなる姿としてアスタルテからルーシーへと覚醒する。こちらの姿はミラディと同じく透明人間であり、トレンチコート+サングラス+アタッシュケース…と、どことなく女スパイっぽい姿になっている。
アスタルテ
念動耐性が無効に昇華され、新たに氷結耐性を得た。
また、核熱弱点を補うために「極・核熱見切り」を獲得している。
モチーフはウガリット神話の豊穣の女神アスタルテ。
なお、「女帝」というアルカナ自体が地母神が多く属するカテゴリーである。
ルーシー
「冷徹な気質」が強化版「泰然自若の気質」に進化。
新たに「生命の壁」というスキルを得たが、これは『ペルソナ4ザ・ゴールデン』のヤマトスメラミコトの「正義の盾」と効果は全く同じ。
このおかげで防御性能が高く、SPが続く限り、長期戦で活躍するメイン盾となる。
ミラディーのモデルとなった公爵夫人「ルーシー・ヘイ」が元ネタ。
春が初めてペルソナ覚醒を行った際、ミラディの姿は何故か見えなかったうえ、怪盗の姿へと変身することは出来るが実力の方はあまり強くなく(モルガナ曰く)素人に毛が生えた程度だったとのこと。しかし、再びパレスに訪れた際のアクシデントでミラディをちゃんと覚醒する。
ミラディ 奥村春 ペルソナ5 ペルソナ5ザ・ロイヤル 透明人間
ヨハンナ:同作に登場する新島真のペルソナ。属性耐性が逆になっている。また頭や人型の体の有無や元となった人物が神を信じたかどうかなど正反対になっている部分がある。
デイジー:『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にて春のスピリッツでミラディポジションとして登場したファイター。
ハートの女王様:そっくりさん(?)。『ペルソナQ』に登場したボスキャラでミラディ同様ドレス姿かつ扇子を持っていたりと似ている点がいくつかある。しかも、ドレスの形状も似ているうえ書籍の人物(こちらは不思議の国のアリスのハートの女王。)がモデルという点も似ている。
雪子姫(ペルソナ4):前作に登場したボスシャドウ。主要スキルはアギだが、「ドレス」「現実の本人が逃避願望を抱いている」という共通点がある。