1.
ガンプラ、主にMSVなどにおける、マーキング表現や兵器としてそれっぽく地味なカラーリングを施したアレンジ・ヴァージョンのデザイン。
基本的にキャラクターモデル・マスコミモデル的な派手なデザイン、カラーリングをした物にミリタリー系スケールモデル風の成型色にしたり、マーキング用のデカールを付属させて差別化させ、実際の兵器に近付けた商品であり、ガンプラでは1/100旧キットとして1年戦争時代の商品がリデコされ、後のMSVシリーズに始まり、後発の作品にも様々な影響を与えている。
カラーレシピを考えているのは基本的にMSデザインと同じ大河原邦男氏であり、「特に何も考えず感覚だけで配色を決めている(要約)」とのこと。
また作品や立体物によってはカラーリングが異なっており、ややこしい事になっている。
宇宙世紀ものばかりが目立つが、2023年には機動戦士ガンダムSEEDシリーズのMSのリアルタイプカラーも設定された。
リアルタイプカラーとは付いていないが限りなくそれに近いものなら、「機動武闘伝Gガンダム」のHG1/100シリーズの冊子に紹介されていたり、「機動戦士ガンダムAGE」のゲイジングビルダーで海老川兼武監修のデザイナーズカラー版がプレミアムバンダイ限定で発売されたりしたこともある。
2.
デフォルメなど頭身が低かったりコミカルな表現・デザインのキャラクターをあえて実際の生物等の様に近づけたもの。ガンダムシリーズで言うとSDガンダムをモビルスーツと同様の頭身にアレンジしたものを「リアル頭身」「リアルタイプ 」と呼称することがある。
余談
ガンプラのリアルタイプが発売された当時、タイムボカンシリーズやJ9シリーズを手掛けていたタカトクトイスを始め、当時のスーパーロボット系統のプラモデルや玩具にリアルタイプ風のリデコ商品などが販売された事がある。
ヤットデタマンの大巨神のプラモデル(タカトクトイス関連企業とされるマークより販売)や、サスライガーの玩具にその影響がある。
また、商品化こそされなかったもののコミックボンボン1982年3月号掲載のトライダーG7(デザイナーである大河原邦男による)リアルタイプ版など、多くのイラストが紹介された。