概要
リョウ虹とは、漫画およびアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」における、山田リョウと伊地知虹夏のコンビ、またはカップリングタグ。
ふたりは幼馴染であり、同じ高校に通う同級生。クラスも中学からずっと一緒。
実際の交流は、中学の文化祭にてリョウがベースソロでライブをして「会場がお通夜」になり、虹夏がリョウのテクニックに注目して話しかけたことがきっかけで始まった。
その時リョウはすでに別のバンド(ざ・はきむたす)に入っていたため、虹夏と一緒に演奏をすることはなかったが、虹夏はよくリョウのライブに行き個人的な交流も増えた。
しかし、そのバンドをリョウが脱退するという話を聞いて、虹夏は自分のバンド活動にリョウを誘った。(エピグラフ2)
リョウは、中性的な外見で、口数が少なく、あまり表情も見せないため、なかなか掴めない雰囲気の少女である。しかし、喜多郁代など目を奪われる女性も珍しくない。
虹夏は、結束バンドのリーダーであり明るいムードメーカーで、リョウを始めとしたメンバーのワガママやボケに対しツッコミやフォローに回る常識人ポジション。
結束バンドは、別のバンドに所属していたリョウが、他のメンバーとバンドの方向性に対する考え方の違いから脱退した後、虹夏に誘われて結成した。
リョウの唯一の友人は虹夏と明言されており、二人は親友を超えた、かけがえのない関係である。
具体的には、虹夏がリョウに学校の課題を写させたり服装の乱れを直したり、制服にアイロンをかけたり、脱いだ服を洗濯機に入れたり(3巻)、虹夏の部屋にリョウが大量の私物を持ち込んで虹夏自身のスペースはベッドの上だけだったり(5巻)。
親しいが故に、スランプに陥って弱音を吐くリョウに虹夏がジャーマンスープレックスをかけたり、失敗して落ち込む虹夏にリョウがチョップしたりもする(3巻)。
リョウは勉強嫌いなのにわざわざ虹夏と同じ進学校を選んだり(本人は家から近いからと言い訳している)、虹夏が自動車学校に通って会えない日が続くと、同じ自動車学校に後追いで入学したりしている(4巻)。
将来について「これから先もずっと虹夏にスネかじらせてもらうから」と言うリョウに、「でも老老介護はやだからねー!」と返す虹夏(4巻)。冗談でもこんな言葉が出てくる二人、特別な関係ではないだろうか。