概要
ペッパー・ポッツが装着するスーツ。
アイアンマンを女性型にした様なデザインをしており、オリジナルのアイアンマンと同様に掌からリパルサー・レイを放つ。
原作コミック
2006年~2007年の『シビル・ウォー』の後、オバディア・ステインの息子エゼキエル・ステインが仕掛けた爆弾攻撃によってペッパーは重傷を負ってしまい、延命のために身体の一部を機械化している。
2008年の『シークレット・インベージョン』によって失脚したトニー・スタークは追われる身となり、ノーマン・オズボーンの追及はペッパーにも及ぶが、トニーが事前にペッパーのために用意していたスーツを装備して難を逃れた。
このエピソード『Invincible Iron Man #10』(2009年)が、新ヒロインレスキュー(Rescue)の初登場となる。
この時点でのレスキューのスーツは赤(オレンジ)と銀を基調とし、本家アイアンマンに近いカラーリングになっている。
『Iron Man: Armored Adventures』
『アイアンマン ザ・アドベンチャーズ(Iron Man: Armored Adventures)』は、2009年~2012年に放映された3DCGIのTVアニメーションシリーズ。
本作ではトニー・スタークとジェームズ・ローズ、およびペッパー・ポッツの三名ともが十代の学生となっており、ペッパーのためのマシンスーツ「レスキュー」は(アイアンマン、ウォーマシンと並んで活躍することを意識して)青紫を基調としたカラーリングに変更されている。
MCU
1作目から登場していたペッパーだが、彼女自身はアーマーに対してはあまり好感しておらず『アイアンマン3』で一時的に装着した以外では身に纏う事はなかった(事実、アイアンマンスーツの制作に没頭するあまり、トニーと別居していた時期もある)。
22作目『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019年)にて、満を持して登場。
形式はマーク49で、赤を基調としたアイアンマンとは対照的に、青系を基調としており、その姿はマーク85の女性版といった感じである。
どうやらトニーからもしもの時の為に送られたものらしいが、ペッパー自身は使用を拒否していた。
しかしサノスとの最終決戦にて、復活したヒーロー達と共にトニー達アベンジャーズを助太刀すべく、これを身に付けて参戦した。
固有の装備として背部のパーツを操作する事で、変幻自在な攻撃が可能。
劇中ではアイアンマンとの背中合わせで、夫婦共同作業を行った。
余談
「女性型アイアンマン」の系譜を継承する存在として、リリ・ウィリアムズ(Riri Williams)という天才少女が自ら新型のマシンスーツを開発し、アイアンハート(Ironheart)として活動を開始している(2016年)。