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概要(基本プロフィール)編集

棋士番号204
生年月日1974年9月5日(47歳)
出身地群馬県高崎市
師匠西村一義九段
段位九段
保持タイトル-
竜王戦1組(1組-13期)
順位戦B級1組2位(A級-19期)

羽生善治九段の七冠独占の一角を崩した棋士である。

棋歴編集

年度主な実績
1987年度西村門下として6級で奨励会に入会。
1992年度第11回三段リーグで13勝5敗1位の成績となり、10月1日付で四段昇段(プロ入り)。
1995年度第66期棋聖戦挑戦者決定戦で森下卓九段を破り、初タイトル挑戦。羽生棋聖との番勝負は3連敗で敗退。
1996年度第67期棋聖戦挑戦者決定戦で屋敷伸之七段を破り、2年連続で挑戦権獲得。羽生棋聖との番勝負を3勝2敗で制して奪取。初タイトルを獲得するとともに、羽生善治九段の七冠独占を崩した。抜群の成績により六段へ昇段。
1997年度第68期棋聖戦は挑戦者に屋敷七段を迎える。番勝負は1勝3敗で棋聖位失冠。
1998年度第29期新人王戦で畠山成幸六段を破り、棋戦初優勝。
2001年度第59期B級1組順位戦で9勝3敗2位の成績となり、A級昇級と八段昇段を決める。
2009年度第68期A級順位戦で7勝2敗の成績となり、名人挑戦権を獲得。羽生名人との番勝負は4連敗で敗退。
2013年度第2回将棋電王戦に棋士側として出場。第5局にてGPS将棋と対局し、102手で敗れた。8月、勝数規定により九段に昇段。第39期棋王戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢六段を破り、挑戦権獲得。渡辺明棋王との番勝負は3連敗で敗退。
2015年度第36回将棋日本シリーズ決勝で深浦康市九段を破り、13年ぶりの棋戦優勝を果たした。
2016年度第29期竜王戦挑戦者決定戦で丸山忠久九段を破り、渡辺竜王への挑戦権を獲得するも、将棋ソフト不正使用疑惑騒動により出場停止処分を受ける。(後に証拠不十分で潔白が証明され、将棋連盟から謝罪を受けて和解。)
2018年度8月、通算600勝(将棋栄誉賞)を達成。
2020年度第79期B級1組順位戦で最終成績1勝8敗となり、5期ぶりにB級1組へ降級。

棋戦優勝履歴編集

八大タイトル戦(登場予定も含む)編集

☆は永世称号資格保持

棋戦名獲得数(年度)登場回数(年度)備考
竜王-(※2016年度)
名人-1回(2010年度)
叡王--
王位--
王座--
棋王-1回 (2013年度)
王将--
棋聖1期(1996年度)3回(1995年度~1997年度)

計1期(登場5回)


一般棋戦編集

棋戦名優勝回数
NHK杯1回 (2002年度)
将棋日本シリーズ1回 (2015年度)
新人王戦1回 (1998年度)

計3回

余談編集

  • 四間飛車横歩取り3三桂戦法、相横歩取りなど、他のプロはあまり指さない戦法も時々採用する。
  • 自分が先手番のときでも千日手になることを嫌わない、珍しい棋士である(他には永瀬王座など)。
  • 口数少なく将棋にストイックに取り組む姿勢と、その無骨な風貌から「武蔵」の異名を取る(ただし「武蔵」は「むさし」ではなく「たけぞう」と読む)。
  • 藤井猛九段は、同郷かつ西村門下の兄弟子に当たる。
  • 屋敷七段と第68期棋聖戦を戦った当時のインタビューで、一日の将棋の勉強時間が10時間を超えると答えたことがある。「愛読書は『将棋年鑑』」。屋敷は当時、勉強をほとんどしないことを自称していたため、対極的な2人として話題になった。
  • タイトル戦で対局中に出されるおやつとしてカロリーメイト(ブロックタイプ)をよく注文する。

関連タグ編集

将棋 棋士 棋聖戦 藤井猛 GPS将棋

関連リンク編集

三浦弘行|棋士データベース|日本将棋連盟

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