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丸の内

まるのうち

日本の地名。基本的にはかつての城下町に見られる地名であり、江戸時代には曲輪(塀や堀などで区切られた区画)の内側にあった、すなわち城の敷地内に相当した地域である。丸ノ内、丸之内などと表記される場合もある。
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以下は、「丸の内」という地名の一例であるが、これ以外にも「丸ノ内」「丸之内」表記を含め、日本各地にこの地名は分布している。


東京都千代田区丸の内編集

丸の内・東京駅  (昭和初期シリーズ)

千代田区南東部の、おおよそ皇居東京駅の間に位置する地名。

江戸城の内濠と外濠に挟まれた位置(御曲輪内)にあり、江戸時代には武家屋敷や奉行所・評定所といった機関が設置されており、基本的には武士の街であった。

明治時代にこれらの武家屋敷が取り壊されると陸軍の兵舎や練兵場としてその広大な跡地が利用されていたが、後に陸軍兵営が移転すると跡地が三菱2代目当主の岩崎弥之助に払い下げられた。「三菱が原」とも称されたこの広大な敷地には以降三菱の手により次々とオフィスビルが建設される事となり、現在でも同地には日本郵船三菱商事三菱UFJ銀行などの三菱グループの本社・本店や丸ビル・新丸ビルなどの三菱地所所有のオフィスビルが立ち並んでいる。

百尺規制時代の従来の建築物を下部を残した墓石型の建物が多い。


愛知県名古屋市丸の内編集

名古屋市北部、名古屋城の南側に位置する官庁街。中区東区に跨る形で所在しており、一丁目と二丁目が中区に、三丁目が東区に所在する。

「丸の内」という地名ではあるが、当地は名古屋城外堀の南側に隣接する曲輪の外(言うなれば「丸の外」)の地域である。「丸の内」という地名が付いたのも1966年の住居表示実施の時と新しい(名古屋市中区では、この丸の内のように住居表示実施の際に地名を全く新しいものに変え、旧来の町名を通りの名前として残すという事例が幾つか見られる)。


関連タグ編集

 城下町


東京都千代田区丸の内に関連するタグ編集

東京都 千代田区

三菱

東京駅:皇居側の赤煉瓦建築の駅舎側に「丸の内口」の名前が付与されている

二重橋前駅:副駅名として<丸の内>を併記・併称している

東京メトロ丸ノ内線:当地を経由する事が路線名の由来となっている


愛知県名古屋市丸の内に関連するタグ編集

愛知県 名古屋市

丸の内駅名古屋市営地下鉄桜通線鶴舞線の駅


その他編集

丸ノ内駅:愛知県清須市に所在する名古屋鉄道名古屋本線の駅

丸の内停留場:富山県富山市に所在する富山地方鉄道富山市内軌道線の電停。富山城址公園の最寄り。

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