『他者の善意を踏みにじるだけでなく、法を悪用して、罪から逃れようとは……』
「司法に裁かれた方がいかに幸せだったか……この伊集院が証明しよう」
『外道よ、無罪判決が出たなど、私には一切通用しない!』
「救いの手を差し伸べた女性を殺し、自分だけのうのうと生きるとは…… 例え司法が認めようと……この私が、地獄へ落とす……」
「いつまで寝ているつもりだ、アホが」
「何だ……狂っている割に、随分と冷静な判断ができるじゃないか」
「その歪んだ思考、貴様は最早人間ではない!! 流川ッ!!」
「知らなかったのか? ブタは雑食性だぞ」
「どうだ、脛をかじられる側になった気分は?」
流川「先生、この男は私の両親の仇です。両親の恨みを晴らすんです」
「どうした流川君? 突然奇妙な事を言い出して……」
外道「え? 何の話?」
流川「しかも、僕の恋人まで殺したんです。許せない……!」
「あ、なんてことをー。さらにブタが追加されたじゃないかー」
「すまないな……彼は心身喪失しているようだ。こんな事をしたが、お咎め無しにしてくれ……な?」
外道「そんなぁ! マトモじゃないかぁ!」
「テメェが言うな……」
「よく聞け……心神喪失者とは、本当に善悪の判断がつかない状態で苦しむ人達だ。自分の罪を理解することすらできず、罪の意識すらない。だが、精神の回復とともに、自分の犯した罪を理解し、その行いを悔いる……そして、遺族と向かい合うことを、それを司法は期待している。お前は身勝手に罪のない女性を殺し、さらに、司法……そして、遺族を冒涜した…… 貴様は、生きる資格など……無い!」
対象
ボランティアでホームレスの支援をしていた依頼人の娘を惨殺し、心神喪失者を騙りそれを無罪にした元ホームレスの資産家のドラ息子に執行。殺害の動機は「手を差し伸べるふりをして、上から目線で俺を見下した」という完全な被害妄想そのものであり、伊集院も「コイツは最早人間ではない」と判断された(依頼人の娘は飢えて行き倒れになっていた対象に、親切心から食事をご馳走したにもかかわらず、恩を仇で返される事になった)。
概要
古代ローマ帝国などで罪人を生きたままライオンなどの猛獣に食わせた処刑法。処刑に使用していた猛獣は時代や地域によって様々であるが、劇中では数日間エサを与えず飢えた状態の豚の群れを猛獣として使用した(※豚は一見すると穏やかなイメージで猛獣には程遠いと思われがちだが、実際には動物の肉も食べる雑食性で、過去に飢えた豚が飼い主を食い殺した例も実在する。また、人間を豚に食わせる処刑は現代のイタリアのマフィアでも実際に行われているという)。さらに伊集院は、罪人の体に豚の飼料を罪人に大量に塗布することで、さらに豚が襲撃しやすい状態にしていた。
経過
伊集院は、対象となる殺人犯が働きもせず親の脛を齧りながら生活しているという理由から、豚の群れに文字通り脛を齧られる体験をさせた。さらにこの罪人は、かつて裁判の場でわざと意味不明の発言をすることによって心神喪失のふりをして刑法39条を使い無罪判決となったことから、流川も拷問の場で心神喪失のふりをしながら部屋の扉を開け、そこから新たな豚の群れを追加したが、伊集院は「お前の演技による裁判の判決と同じ」だとして「心神喪失による行為は無罪」とこれを放置し、罪人に心神喪失者の苦悩と、司法と遺族を冒涜したと説教。罪人は最終的に下半身を腹まで食い尽くされ、絵では表現出来ないほど無残な姿となって半日後に絶命した。ちなみに伊集院は、後日発表された蟻葬の動画の冒頭部でハイエナを使った猛獣刑も披露している。
余談
姉妹チャンネル『バグアカデミア』の2023年4月22日の動画で、佐竹博文が友人・鬼頭丈二の依頼で中国で仕事をした際に、列車事故に巻き込まれて豚の餌になりかけた。一命は取り留めたが後から感染症にかかったりと深刻な問題を出していた。
この動画で伊集院の豚拷問の回とか伊集院と佐竹が邂逅した回を思い出す視聴者も見られた。
関連タグ
百足:ターゲットの罪状が酷似