『罪なき者を殺め、法の裁きから逃れただけでなく、自らの行いを反省すらしないとは』
「下種め、自ら望んで狂いたくなるような苦痛と恐怖……その身に刻み付けよう」
『この伊集院が……本物の狂気とは何か、見せてやる!』
利平「あ、言い忘れたけど…… このムカデは猛毒だ。噛まれたらヒトでも死ぬよ」
「外道が……吐いた唾は飲めんぞ。流川、利平……」
利平「お前さんの耳は、住み心地がいい証拠でさぁ」
「喜べ、クズ。貴様の価値が、初めて認められたぞ」
「何言ってんだ? お前は無実なんだろう?」
「あ、言い忘れてたけど、俺は、頭が少々イカレてるんだよ」
「国が認めても、俺は認めない…… さあ、死んでくれ。そして災難だったと諦めろ」
利平「あ、言い忘れたけど、ムカデは穴の奥へ行くから、脳を食べるよ」
対象
溶剤を使って薬物中毒になり依頼者の妻子を惨殺しておきながら刑法39条で司法の裁きを逃れ、闇金をビビらせて豪遊し、復讐に来た依頼者に逆上して集団リンチした殺人鬼の袴田慎二に執行。
概要
今回の罪人である袴田は当時薬物中毒による錯乱という理由で裁判官が刑法39条で殺人を無罪にしたため、「本物の狂気」を体験させるためにチョイスした拷問。まず蟲屋の利平の協力の元、パラポネラ(弾丸アリ)に刺させて目覚ましをして叩き起し罪の意識を聞いたが、袴田はやはり刑法39条を盾に言い訳の数々を繰り広げた。依頼者への集団リンチも正当防衛だと喚き(どこからどう見ても過剰防衛である)、警察に自首しなかったのも言い忘れとほざいたため、キレた伊集院と流川、ムカデを持ち出した利平により執行。利平が2匹のベトナムオオムカデを袴田の左右の耳に入れると、ムカデ達は袴田の耳の奥を食い破って頭の中で暴れ回り、猛毒の牙で袴田の脳を食らい始める。
袴田は「もう一度警察に行く」「今度はちゃんと罪を償う」と命乞いをするが、伊集院は「俺は少々頭がイカれてんだよ」と狂人のフリをして命乞いを拒否し、ムカデが耳の穴から出てこないように袴田の頭にサランラップを何重にも巻き付け、4時間かけて苦しめながら悶絶死させた。袴田の死後、流川も「滅茶苦茶ヤバい拷問でした」と称した。
モデル
1981年に発生した「深川通り魔殺人事件」の犯人と思われる。この事件の犯人は薬物の常習犯でそれが原因で職に就けないことを逆恨みし、4人を殺害し一人を人質に立てこもった。
裁判では「本来なら死刑に処すべき犯行だが、犯行時は心神耗弱状態だった」として無期懲役となっている。
余談
- 以前にも刑法39条で無罪になった罪人がいたが、その男と同様に袴田も裁判時には元に戻っていたはずなのに精神薄弱状態のふりをしていたため無罪になった。普通39条が適用されるには入念な精神鑑定が必要なのだが……どうもヒューマンバク大学の世界は精神鑑定医のレベルも相当に低いらしい。例外もあるがこちらも最悪の結果で終わっている。
- 今回は珍しく流川が単独で依頼者を発見した流れということで匂わせで流川の過去が断片的に公開されたということで過去回のように回想が入る流れが来る……と思われていたが入らなかったため、少なからず視聴者から反感を抱くことになった。
- なお、流川の回想は後にしっかりと流川伝説と題して前後編でしっかりと語られることになる。
- ちなみに今回の動画に登場した罪人の「袴田」という名字は、冤罪事件の被害者として有名な袴田巌氏と同じ名字であるため、実在の袴田氏に対する名誉棄損と見なされかねないとして、罪人の名字の変更を求める意見が動画のコメント欄に書き込まれている。しかし、動画を再編集するには再生回数やコメントをリセットしなければならない製作者側の都合によるものか、罪人の名字は未だに変更されていない。
関連タグ
駿河問い→百足→金属版ラファニドーシス
伊集院茂夫による審問椅子:あちらもこの回の罪人と同姓の護衛のヤクザが先行登場している。
豚の脛齧り:ターゲットの罪状が酷似