概要
『デジモンアドベンチャーVテイマー01』の主人公。
ブイドラモンが不正デジモン(作中の設定ではバンダイ側がプログラムしたデジモンではない存在)と見なされて「D-1グランプリ」への参加資格を失った所、ホーリーエンジェモンにより救世主としてデジタルワールドに呼び出されたテイマー。今までデジモンで負け知らずで勝率100%(カードゲームで使われた表現)を自称する。パートナーデジモンはブイドラモンの『ゼロマル』。
ガブモンから言わせれば、太一がこれまで倒してきたデジモンはファイル島産との事であり、実力を怪しまれていたが、持ち前の機転と発送力で最初の関門であるトータモンを撃破してみせた(※1)。
ノリが軽くマイペースな性格だが、意志はかなり強い。なにか嬉しいことがあると、よくゼロと腕を組んで歌いながら踊っており、番外編で共演した大輔などで行っている。
戦闘においては冷静な判断力で的確な指示を出す頭脳派。不利な状況や戦力差を的確な指示や作戦によって覆すことができ、ゼロマルが一段階上の敵と互角に戦えるのは彼のサポートあってこそである。
旅の途中でホエーモンから銀+青のデジヴァイス01を受け取る。
コラボ回では『デジモンアドベンチャー02』の本宮大輔、『デジモンフロンティア』の神原拓也と共演し、ついに連載終了後の読み切りにてアグモンを連れた八神太一(ただし、『アドベンチャー:』版)との邂逅を果たす。
大輔は出会った際に自分たちの知る太一に似た雰囲気を感じ取っていた辺り、完全な別人というわけではないようだ(いわゆる並行同位体という奴である)。
脚注
(※1):携帯機関連の捕捉情報
そもそも当時の太一はデジタルワールドに行った事はないのに、このような表現をされている理由としては太一がプレイしていたのはファイル島を舞台にした初代『デジタルモンスター』というシリーズだから(なので、タスクモンやヌメモンを倒したというセリフが出てくるわけである)。
後継機の「デジモンペンデュラム」の背景設定(フォルダ大陸)については知っていたが、プレイはした事がないのでトータモンは知らないと発言したのである。
また、ブイドラモンが携帯機で登場したのはこのペンデュラムシリーズの第4弾「ウィンドガーディアンズ」からであり、太一が大会で弾かれたのは不運だったという他ない。
なお、ブイドラモンの究極体のアルフォースブイドラモンは携帯機では『ペンデュラムプログレス1.0DRAGON'S ROAR』で初登場し、通常のペンデュラムシリーズに収録されたのは復刻版の『デジモンペンデュラムVer.20th』からとなる。
余談
アニメ版の八神太一とは別人(Vテイマーの方は「タイチ」と表記)。
作者は当初どこかで整合性を出す予定だったが、コラボ企画をやる際にパラレルワールドだと割り切った。
また彼がつけているゴーグルについても祖父の戦友の形見であるという設定となっている。
ちなみに第1話での相手はグレイモンだったりする。
そもそも、本作の太一が住む世界はテイマーズ同様にデジモンがコンテンツとして存在する世界であるので、第1話の時点で根本設定が異なる(しかし、『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』にて『アドベンチャー』世界の太一や光子郎、京などがデジモンカードゲームに興じていたりするのは内緒。これもパラレルといえばそこまでなんだが…)。
コラボ企画では本編とのリンクは曖昧(繋がっていないとみる方が自然か)であるが、コラボ企画同士は基本的に時系列順につながっており、コラボ企画のタイチはパラレルワールドや異世界の存在に徐々に順応していっている。
立ち位置的に一番近いのはワンダースワン版『アドベンチャー』の主人公であった秋山遼。
当初はワンダースワン版のストーリーが『アドベンチャー』と繋がっていたり、『テイマーズ』と繋がっているともされたが、一部を除いて劇中設定とは噛み合っていないため、『アドベンチャー』/WS版/『テイマーズ』の遼はそれぞれ並行世界の別人という扱いになる。
つまり、デジモン世界における並行同位体第1号がVテイマー01版の太一というわけなのだ。
関連タグ
松田啓人/龍野ツルギ:同じくデジモンがコンテンツとして存在する世界でオリジナルデジモンやイレギュラーな種をパートナーに持つテイマーたち。特にツルギは育成ギアで育てたデジモンがイレギュラー種に変化したという点が共通している(ツルギは『Vテイマー01』の後継作の主人公でもある)。