概要
渋谷凛はニュージェネレーションの正統派アイドル、佐久間まゆはプロデューサー(=プレイヤー)に思いを寄せるヤンデレ系アイドル。
このふたりが描かれた作品に付与されるタグだが、
- 凛もプロデューサーのことが好きで、修羅場が勃発している。
- なんらかの理由でまゆの想い人がプロデューサーから凛に変わっており、凛がまゆにつきまとわれる。
- 別段修羅場も何もなく、仲の良い二人。
等、同じふたりが描かれた作品でも作品ごとにニュアンスが大きく異なる。
1については、稼動当初からチュートリアルでプロデューサーと出会う凛と、「広島」エリアで追加されたまゆが、プロデューサーの正妻ポジションを巡って争うことになる。
まゆは公式でいかにもな味付けがなされたヤンデレ風アイドルだが、凛も二次創作でヤンデレ気質を付与されることがある。ゲーム開始時から組んできたプロデューサーに心を開いてきたこと、クールな性格ゆえに思いつめたら自分で抱え込んでしまいそうな印象を持たれがちなことに起因するかもしれない。
規模に関しては、お互い正々堂々恋の鞘当てを演じるものから、泥沼の正妻戦争に発展するものまで多彩。
2は二次創作でたまにある傾向だが、まゆがクレイジーサイコレズと化す。逆に凛がまゆに惚れ込むものも。
3も同じく、まゆが年長・芸暦の長さから年下の凛を導く役であったり、逆に体格に優れる凛がまゆを甘やかす、属性違いということからそれぞれが別々のPに思いを寄せ、それぞれの恋を応援している、といったものから、双方が団結してPに変態的アプローチを試みる等、様々な試みがなされている。
公式コンテンツでの描写
ゲーム内では、「月夜の温泉ガチャ」のSRである[深紅の絆]佐久間まゆ・[夜宴の歌姫]渋谷凛・[湯けむりサイキッカー]堀裕子の三人で結成されたユニット「月夜の歌姫」が、新春LIVEツアーカーニバルにて対戦相手として登場したことがある。
その際、凛は普通にアイドルとしてLIVEに臨んでおり、ユニット内で鞘当をする様子は見られなかった。
よかった。修羅場は起きなかったんだ……。
「第47回ドリームLIVEフェスティバル」第6ラウンドのスペシャルライバルユニットとして相葉夕美を加えた「ブルーカナリアローズ」として登場。激しい炎は内に秘めてしっとりと歌い上げたようだ。
また、デレラジで佐久間まゆがゲストとして呼ばれた回では凛はまゆに対して「少し抜けてるところがある」と評している。
ゲーム内での会話はほとんど見受けられないが、関わりがないわけでは無いようだ。
TVアニメにおいては、まゆの方が先にデビューして既に人気アイドルの1人になっているのに対し、凛はスカウトで事務所に入ったばかりの新人という構図になっている。
この2人は第3話にてライブ会場の楽屋で初対面するのだが、まゆは他の共演者とともに凛たちニュージェネレーションの3人を温かい目で迎えてくれるいい子である…………温かい、目……?
その後もライブ等で共演することはあれど、特に2人の絡みは見られなかった。
一方、作中の2人には一時シンデレラプロジェクトプロデューサーに想いを寄せている疑惑がかかり、同プロジェクト内で一波乱を起こす要因となったという希少な共通点がある。どちらも結局は憶測で浮かれた周囲の勘違いとオチも類似。公式が二次創作でのイメージを利用してあえて狙ったのだろうか…
2019年のスターライトステージのエイプリルフールイベント『乃々を探せ! レベル41! ~ののと不思議な絵本~』では姿を消した乃々をふたりで仲良く探しており、下記のように二次創作で育まれてきた乃々の保護者としてのふたりの関係性がフィーチャーされた。仲いいな蒼穹紅蓮隊。
そしてエンディングでは夢の中でのプロデューサーの活躍の結果戻ってきた乃々がプロデューサーの隣で眠っているのを見て逆隣で寝ようとするまゆに凛が呆れる一幕も。
二次創作での描写
2016年ではエイプリルフールの『ドリーム・ステアウェイ』、7月末の『シャイニーナンバーズ』において森久保乃々と凛との公式の絡みが大幅に増加した影響で、以前からユニット「アンダーザデスク」で乃々と強く接点を持っていたまゆと合わせて「森久保乃々の保護者」のような扱いを受けるというネタも出てきている。
この場合は乃々(および彼女に対するプロデューサーの行動)を凛とまゆが見守るという構図が多いが、時として「乃々のここが良いのだ」と口論を繰り広げたり乃々を取り合ってお互い譲らなかったりといった描かれ方も存在し、「前述の1と3についてその対象が乃々になっている」見方と言えよう。
最近は凛がプロデューサーに対して極端に想いを寄せているという描かれ方は少なくなっており(その一方でうづりんやNG、TPといったCP、ユニットでの扱いが増えている)、まゆもモバマスやデレステでの登場を重ねてきたことで他のアイドルとの交流が増えたりその「愛」の意味合いが変化していたりと、2人とも当初の描かれ方からは大きく動きを見せている。
そうは言ってもプロデューサーに対する感情がなくなった訳ではなく、2人に関係する新しい要因が増えたこともあり、色合いを変えつつもその扱いは続いている。
色合いと云えばそれぞれイメージカラーが蒼と赤というふたりであり、それに着目した作品も見受けられる。
『ブルーカナリアローズ』では紅葉の赤と空の蒼として触れており、一緒に組んだ夕美に色合いに取り入れたブーケづくりに誘われている。