概要
2016年より小説家になろうで連載されているVRMMORPGを題材にしたネット小説。原作は『転生したら剣でした』の作者でもある棚架ユウ。
元々は『転剣』を書くにあたって、一人称の練習のために書いていた物との事。
2017年にレッドライジングブックス(現在は倒産)、2018年には『転剣』同様にマイクロマガジン社のGCノベルズで書籍化された。イラスト担当はNardack。
同年には無料Web漫画雑誌『コミックウォーカー』及び『ニコニコ静画』にてタチバナ氏による作画で漫画版も連載、単行本も出ている。
2023年2月時点で小説版は10巻、漫画版は8巻まで刊行。
VRMMORPGを題材にした作品だが、デスゲーム物や極限の死闘を描いたものと違い、自由にログアウト可能かつ特にゲームに裏は無く、純粋にゲームをプレイする様子を描いている。
既存の作品で言うなら『Only Sense Online』、『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』のようなタイプ。
登場人物
【ユートと彼の従魔たち】
- ユート
本作の主人公。本名は佐々木雄太で、プレイヤーネームは自身の本名をもじったもの。
社会人ではあるが、夏休みと有給休暇をまとめて消化することで長期休暇を取得、廃人プレイを実施中。
最強のテイマーを目指して課金もしたが、ことごとく裏目に出てスタートダッシュに失敗。最強を諦めてマイペースにゲームを楽しむことを選んでプレイを続けるが、初日で一番多く死亡したために『白銀(しろがね)の先駆者』なる不名誉な理由で称号をもらってしまう。
そんな不幸にもめげずにプレイを続けるうちに次々と新要素の発見を続け、いつしか(本人はあまり意識しないが)注目のプレイヤーとなっていき、称号から「白銀(しろがね)さん」の愛称で呼ばれるようになる。
戦闘では主に水魔術を使用。ただし自身のステータスは貧弱で、戦闘は基本従魔任せとなる。
- オルト
ランダムで選ばれたユートの初めての使役モンスター。
種族はノーム → ノームリーダー。緑色の髪を持つ幼い少年の姿をしている。
基本モンスターはプレイヤーと会話はできないが、意思表示するときは「ムー、ムー」と声を出す。
生産系で力を発揮する農夫系モンスターで、農耕や育樹などのスキルを持つ。反面、戦闘では直接の攻撃手段を持っておらず、もっぱら壁役を務める。
その見た目の可愛らしさから、物語が進むにつれてファンを増やしている。
- サクラ
ユートが自身の畑に植えた「水臨大樹の果実」から成長した水臨大樹より生まれたモンスター。
種族は樹精 → 母なる若木の精霊。桜色の髪をした美少女の姿をしている。意思表示時には「―、―♪」と出てくる。
見た目に反して前衛向きのステータスで、戦闘では物理攻撃役を務める。生産でも「木工」スキルで自作のアイテムを作成可能。
- リック
ユートが戦闘で初めてテイムを成功させたモンスター。
種族は灰色リス → 木目リス → 樹霊リス。その名の通り姿はリスそのもの。意思表示の鳴き方は「キュー、キキュー!」。
戦闘要員だが、フィールド移動中にアイテムを拾う「採集」スキル、樹木を剪定する「剪定」スキルも持つ。
- クママ
ユートがギルドで購入した「蜂×熊」の卵から誕生したモンスター。
種族はハニーベア → ロイヤルハニーベア。見た目は黄色い毛並みをした可愛らしい熊。意思表示の鳴き方は「クマ、クックマ!」。
戦闘では前衛アタッカーを務める。生産面では「養蜂」スキルを持っており、ハチミツやロイヤルゼリー生産が可能。
- ファウ
オルトとサクラの魔力によって生み出された卵から誕生したモンスター。種族はピクシー → フェアリーで、赤髪と長耳が特徴的な、オルトよりさらに小さい少女。進化後はトンボのような羽が生えた。意思表示の鳴き方は「ヤー、ラランラ~♪」。
「演奏」や「歌唱」のスキルで味方を強化するのが主な役割だが、演奏中も「火霊召喚」のスキルで攻撃も可能。生産スキルは「錬金」を取得している。
- ルフレ
水霊の試練でユートがテイムしたモンスター。種族はウンディーネ → ウンディーネフロイラインで、見た目は水色の髪をした少女。意思表示の鳴き方は「フム、フム~?」。
水魔術が使えるが攻撃魔術は撃てず、戦闘ではもっぱら回復役。生産では「発酵」「醸造」「料理」でユートをサポートする。
- オレア
ユートがオリーブトレントと言うモンスターをテイムした際に手に入れた「オリーブトレントの苗」から生まれたモンスター。
種族はオリーブトレント → 樹精。トレント時の見た目はピ●キオ風な姿、樹精に進化したときは黄緑色に一房だけ赤紫が入った髪を持つ幼い外見(ただ、見た目からは性別が判断できない風貌)となった。意思表示の鳴き方は「トリー、トリリ!」。
オリーブトレント時代はホーム、農園から外に出られなかったが、「農地管理」の能力がある事から重宝されていた。後に樹精へと進化したことで出歩くことが可能になっており、大きな鎌を武器として戦うことも出来る。
小説版と漫画版では、テイムで苗を手に入れるタイミングが異なっている。
- ドリモ
ユートが手に入れた「土竜の卵」から誕生したモンスター。種族ドリモール → ドリモール・ソルジャーで、見た目はオーバーオールに身を包んだ二足歩行のモグラ。意思表示の鳴き声は「モグ、モグモ!」。
「竜血覚醒」という一時的に竜に変身するスキルを持つ。
- ヒムカ
火霊の試練でユートがテイムしたモンスター。種族はサラマンダー → サラマンダー・チーフで、見た目は赤髪の少年。意思表示の鳴き声は「ヒム、ヒムム!」。
「ガラス細工」や「陶磁器作成」など、生産系のスキルを持つ。
- アイネ
風霊の試練でユートがテイムしたモンスター。種族はシルフ → シルフアイドルで、見た目は白い髪で白ブラウスに緑カボチャパンツ着た幼い少女。意思表示の鳴き方は「フマ、フーマー」。
「糸紡ぎ」「機織り」「養蚕」など、生産系のスキルを持つ。
- ペルカ
リックとファウの魔力によって生み出された卵から誕生したモンスター。正確には卵から稀に出てくる「未分化の力」に、アンドラスの魔眼、ウィンドファルコンの風核、ガルーダの卵という素材アイテムを捧げて力の方向を定めたことで改めて生まれてきた。
種族はハイウェイ・ペンギンで、見た目は白い腹で背中や首から上が青いペンギン。意思表示の鳴き方は「ペン、ペペーン」。
戦闘では水中戦闘はもちろん、「ペンギンハイウェイ」スキルで光のレールを作って空を滑ることができ、「嘴撃」「突撃強化」「氷結纏い」「三角撃」で強化された突進攻撃をする。生産では「漁師」や「漁火」で釣りの手伝いをする。
- リリス
ユートが自身の畑に植えた神聖樹(衰弱状態)にリックの「樹呪術」を使った悪魔召喚をしたことで召喚されたモンスター。種族はリトデビで、見た目はデフォルメされた三頭身のミニキャラ。意思表示の鳴き方は「デビ、デビー」。
生産系のスキルは持たず、「槍術」「闇魔術」「幻術」などを使った、魔法主体で高い俊敏と「飛行」を持つ素早い魔法戦士型。「吸収」で攻撃時にHPMP回復もできて継戦能力も優れる。
【ユートの家族(ホームの妖怪やマスコット)】
「大家族になった」と表現していたため一応
- チャガマ
ゲーム内のオークションで手に入れた茶釜に、同オークションで手に入れたペイントツールで特殊な塗装をしたことで登場した妖怪。種族はブンブクチャガマで、見た目は名の通り胴体が茶釜のタヌキ。
従魔ではないので戦闘には連れていけないが、友誼を結んだことで一部のスキルが解放された。また、チャガマ自身の能力として、日本茶を出すことができる。
- ハナミアラシ
酒好きのクリオネ妖怪。声は「ホゲー」。
- スネコスリ
浜風が手に入れた情報を元に取得した妖怪。
猫顔にフェレットの体を持っている。声は「スネー」。
- マモリ
マイハウスを手に入れた際に条件を満たして入手可能となった座敷童のマスコット。
赤い和服のおかっぱ髪の女の子。声は「あい!」「あーいー」。
『お手伝い』、『幸運』、『日記帳』と言う能力を持っており、普段はユートが購入したホームや無人販売所の管理を行っている。
また、ユートの仲間達のホームでの様子は彼女の能力で『マモリの日記帳』としてまとめられており、公開されたものはゲーム内の動画ランキングでトップを独走している。
- リンネ
マモリと同様の理由で入手可能となった、オバケのマスコット。
顔の描かれたフワフワ浮く白い布。声は「バケ!」「バケケ!」。
『柳の下』という能力を持っている。
- タロウ
マモリと同様の理由で入手可能となった、コガッパのマスコット。
青いミニカッパ。声は「カパー」「カパパ!」。
『雨天』という能力を持っている。
- ホワン
マモリと同様の理由で入手可能となった、モフフのマスコット。
茶色い毛玉にしか見えない、小動物。声は「モフ!」「モフフー」。
『餌付け』という能力を持っている。
- オチヨ
マモリと同様の理由で入手可能となった、テフテフのマスコット。
デフォルメされたモンシロチョウ。声は「テフ~」「テフテフ~」。
『虫の声』という能力を持っている。
- ダンゴ
三毛猫のマスコット。声は「ウニャー」「ニャン」。
特に能力はないが可愛い。
- ナッツ
マメ柴のマスコット。声は「ワン」「ワフー」。
特に能力はないが可愛い。
【プレイヤー】
情報屋【早耳猫】関連
- アリッサ
情報屋「早耳猫」のサブリーダーを務める女性プレイヤー。種族は獣人で職業は商人兼斥候職。はじまりの街で「アリッサの万屋」を開いている。
プレイしたてのユートに目を付け、その後は懇意の付き合いとなっていく。
感情が高ぶったとき「うみゃー!」と叫ぶ。
- ルイン
情報屋「早耳猫」所属の男性プレイヤー。種族はドワーフで、はじまりの街で武器屋を営んでいる。
リアルでカナヅチ。ユートのモンスではリックのファン。
- メイプル
情報屋「早耳猫」所属の女性プレイヤー。元ファーマーの商人で、はじまりの街で農業系の商品を扱う「メイプルの道具屋」を開いている。
ファーマー関連のクエスト判明にあたって、ファーマーに復帰したとの事。
- カルロ
情報屋「早耳猫」所属のテイマー。
人を驚かせるのが好きな人。土霊門でダーク・バットをテイムした。
- ハイウッド
アリッサから紹介されたプレイヤーで、アバターは金髪長身のエルフ。
「早耳猫」のクランマスターだが運営はアリッサに任せ、自身は最前線での情報収集や検証を担当している。
【使役職】関連
- アメリア
イベントで知り合った女性プレイヤー。職業はテイマーで、特殊な進化をした兎のモンスを連れている。
ユートがちょっと引くくらいのノームファン。
- イワン
ツヨシとタカユキの紹介で知り合った蛇好き高校生プレイヤー。
種族はヒューマンで職業はテイマー。ヘビが好きで「スネイク」という名の従魔を連れている。
漫画版では出会いが異なっており、ツヨシとタカユキと共にピンチに陥っていた所をユートに助けられる形で知り合っている。
- ウルスラ
イワン、アメリアの紹介で知り合った女性プレイヤーで、鞭使いでボンデージのようなきわどい恰好をしているが、性格は明るい。
彼女もアメリアと同じくテイマーで、ちょっと怖いレベルのノームファンである。
- オイレンシュピーゲル
イワン、アメリアの紹介で知り合った男性プレイヤー。通称はオイレン。
見た目は王子様みたいな青髪のハーフエルフだが、性格は少々軽い。
サクラやルフレといった女性型モンスターのファンで、自身もウンディーネを複数テイムしている。
- アミミン
βテスターで従魔のまとめサイトを作るなど精力的に活動するテイマーで、ユートも一目置く女性プレイヤー。
従魔の名前は道三・武蔵・小遊三・小朝・先生とかなり独特。
テイマー以外のプレイヤーとだと上手く喋れなくなる、かなりの人見知りな一面を持っている。
- マッツン
アミミンのリアルフレンドである、男言葉と咥えタバコが特徴的な長身の女性プレイヤー。種族はダークエルフ、職業はサモナー。
愛煙家でゲーム内でもタバコを自作しており、煙の女神とかタバコ神様なる二つ名で愛煙家プレイヤーからは呼ばれているとの事。
- エリンギ
お茶の品評会で出会ったプレイヤー。ユート主催の花見に参加したこともある。
種族は熊獣人で職業はテイマー。表情の固い眼鏡男子で、実際に冷静な性格。
虫好きで、虫系モンスターばかりテイムしていることで有名。掲示板では冷静な分析と直球な意見でよくやり玉にあがる。
小学生からあだ名は『めがね』。
- 赤星ニャー
オイレンの紹介で出会った男性プレイヤー。金髪で、赤い装備品を好んで身に着ける。
種族は猫獣人で、職業はテイマー。ゲーム中では語尾に「ニャー」と付けている。オイレンとはリアル友人。
数少ない樹精をゲットしたプレイヤー。ユートのモンスターの中ではファウのファン。
- 浜風
銀髪ツインテールの女性プレイヤー。ユートとは彼主催の花見で挨拶した程度の仲。
職業は陰陽師。ユートをライバル視していて、自分も様々な発見をして有名になりたいと思っている少女。
また、ユートに対して尊敬の想いもあり、あやかって髪の毛を銀色にしている。以前は黒かった。
自身で見つけた情報は掲示板で流すタイプで、新発見掲示板では有名。
- クリス
容姿から衣装まで美少女にしか見えない男性プレイヤー。
種族は兎獣人、職業はネクロマンサー。ゾンビやスケルトンをかわいいと思うちょっと変わった感性の持ち主。
ネットマナーに疎い面もあって他のプレイヤーとトラブルになることもあり、ユートやジークフリード、スケガワが助けたこともある。
実績はないが『僕っ子死霊術師』として有名。
【生産職】関連
- ソーヤ
幼いエルフのアバターを扱うプレイヤー。錬金術を扱う。
魔導書や魔本に憧れを抱いており、ゲーム内で魔本を創り出すことを目標にしている。
- アシハナ
ソーヤの紹介で出会ったポニーテールが特徴の女性プレイヤーで、木工職人プレイヤーの第一人者。
出会った当初からのクママファン。
- タゴサック
黒髪ストレートとツナギのような服が特徴の女性プレイヤー。姉御肌な性格。
ユートの畑の隣に畑を構えている。
- シュエラ
ルインから紹介された裁縫職人プレイヤー。ゴスロリ風ファッションと独特なテンションをしたドワーフの少女アバターを用いている。
ただし、相方のセキ曰く年齢はアラフォーとの事。
- セキ
シュエラの相方である皮革職人プレイヤー。通常自身を美形にしたアバターが作られる中、あえてそうしたのか地味な風貌をしている。
あまり表情は動かず、接客はシュエラに任せている。
- スケガワ
イベントで知り合った鍛冶師プレイヤー。腕はいいのだがエロが好きで、自ら「エロ鍛冶師」と自称している。
女性、特にセクシー系衣装ならさらに割引したり、初対面のユートにエロの良さを熱弁したりと、結構攻めた御仁。
- ふーか
イベントで知り合った料理人プレイヤー。別のイベントではフライパンで応戦したことから、コックさんと呼ばれ出してるらしい。
- つがるん
花見イベントでタゴサックと共にやってきた男性プレイヤー。
リンゴが好きなのだがリアルではアレルギーで食べられないため、ゲームではリンゴ園の作成と究極のリンゴを作ることを目標としている。
- アスカ
プレイヤー主催のお茶の品評会の主催者の一人。アバターは金髪お嬢様風の女性。
ユートのモンスではファウのファン。
- ウサミ
プレイヤー主催のお茶の品評会の主催者の一人。アバターは黒髪清楚系のエルフ。
在日10年目のスコットランド人だが日本語堪能。料理の中でもお菓子を専門に作っている。
- 冬将軍
お茶会で出会った外国人プレイヤーで、ロシア出身。アバターはドワーフの男性。
日本語のイントネーションにやや癖がある。
母国の味を再現するためにスビョークラ(ビーツ)を探している。
- ブランシュ
お茶会で出会った外国人プレイヤーで、韓国出身。
母国の味を再現するために唐辛子を探している。
【戦闘職】関連
- アカリ
ユートのピンチに助けに入ったプレイヤーで、職業はレンジャー → ソードレンジャー。
最初期のシークレット称号「紅玉の探索者」を取得している。リアルでは学生の模様。
- ツヨシ、タカユキ
ユートが救助する形で出会った学生プレイヤー。
ツヨシが赤髪短髪の剣士、タカユキが青髪真ん中分けの槍士。
スタートダッシュに出遅れながらも新しい発見を続けるユートを尊敬している。
小説版と漫画版では出会うタイミングが異なっている。
- ムラカゲ、アヤカゲ
忍者ロールプレイをしているプレイヤー。現状職業が判明していない忍びを目指しており、ゆくゆくは同志を集めようと考えている。
ムラカゲが男性、アヤカゲは女性で、リアルでも夫婦。
- ヒナコ、セルリアン
ツヨシとタカユキの友人たち。
ヒナコはリック、セルリアンはサクラのファン。
- ジークフリード
騎士のロールプレイを行うプレイヤーで、最初のシークレット称号の一つ「紫髪の冒険者」取得者。
ユートとはイベントで同じサーバー所属になったことから知り合った。
ハイヨー(書籍版ではシルバー)という馬を初期ボーナスで取得している。
- マルカ
イベントで知り合った魔術師風の格好をした女性プレイヤー。普段は別のパーティーで活動している。
ユートのモンスたちがお気に入りで、特にクママの大ファン。
- コクテン
イベントで知り合った全身黒づくめの鎧を纏った男性プレイヤー。ゲームでは最前線で強いモンスターたちと戦うことを楽しみとしている。
ユートの見立てでは社会人。
- クルミ
ユートに三人娘と呼ばれるパーティの一人。リキュー、フィルマとリアルの友人で、パーティを組んで行動している。
種族は牛獣人で職業はウォーリア。赤いアフロヘアーのハンマー使い。でも美少女。
『赤牛』という異名がある。
- フィルマ
ユートに三人娘と呼ばれるパーティの一人。リキュー、クルミとリアルの友人で、パーティを組んで行動している。
種族はネレイスで職業はスピアラー。水中戦が得意。水泳が好きでゲーム内で「泳ぐ」ためにLJOをはじめた。
美しく泳ぐ動画が人気のリアル女子高生。『青の人魚』の異名を持つ。
- KTK
「LJO最強の一角」と呼ばれている、常に無表情な女性トッププレイヤー。職業はシーフ。
人間業じゃない先読みと、広すぎて宇宙人じゃないかって言われてる視野を持ち、レイドボス戦での無被弾や、ゴブリンの巣の単独踏破を成し遂げ、変態過ぎてチート疑惑100回以上という、プレイヤースキル最強のリアルチートプレイヤー。
称号の数もユートに次いで2位。ユートの称号数がおかしいだけなので、実質称号数トップといえる。
活躍して目立つシーフなどがいたとしても「まあ、KTKほどじゃないな」と比較され、同業のシーフ達からは「KTKの真似はするな。どうせ無理だから」が合言葉となっている。
あまりの強さにプレイヤーの心が折れることは「KTK現象」と呼ばれており、ユートも砦イベントで初めて活躍を見た時は、戦闘面で一番になりたい心が折れる「KTK現象」が起きた。
その他
- ミレイ
ユートに絡んできた悪質な女性プレイヤー。
自身が有名になりたいがために、ユートの死に戻りシーンなどを盗撮した上、ユートに無断で不名誉称号の「白銀の先駆者」持ちであることを広めてしまう。
ユートに問い詰められるとアイテムによる買収で許しを乞うが、GMコールを宣告されると開き直って罵詈雑言を浴びせるなど、態度が悪い。
しばらくもしないうちに運営によってアカウント削除、およびブラックリスト入りとなった。さらに単行本では彼女の煽りに乗せられてユートを追いかけまわした連中も同様の措置を受けるなど、多方面に被害を及ぼしている。
彼女の影響でユートをしばらくバカにする風評が広まったりしたものの、人気になってからも事件の経緯から情報目当てのプレイヤーがむやみに近寄らずに済んでるなど、複雑な影響をユートと周囲に与えている。
用語
Law of Justice Online
本作の舞台となるゲーム。通称は「LJO」。
初のVRゲームにおける完全国産オンラインRPGで、その完成度から初回出荷数に対して400倍以上の応募があった。
ゲーム内の時間は現実時間の4倍となっている。また、PK行為はできない。
課金要素で常時行えるのは外見の変化のみだが、キャラクター登録時に限って能力等にボーナスをつけるために課金が行える。
速耳猫
掲示板と併用したい、あるいはロールプレイの一環で掲示板を見ない人のために、ゲーム内で情報を売買するクラン。
集めた情報は人に売って、ある程度儲けたら掲示板に無料公開する方針。