図鑑データ
艦名 | 加古改二 |
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図鑑No | 217 |
艦級 | 古鷹型2番艦 |
艦種 | 重巡洋艦 |
CV | 大坪由佳 |
絵師 | UGUME |
改造 | 加古 → 加古改(Lv25) → 加古改二(Lv65) |
「古鷹型重巡の二番艦、加古ってんだー。あ、知ってた?今日もヨッロシクゥ!」
ふっふーん、いいでしょう!あたしの出番ってワケね。いっくぞぉー!
2015年6月12日のアップデートで実装された、重巡洋艦娘加古の新形態。
先行する古鷹改二である程度方向性は見えていたものの、その予想を良い意味で裏切る、彼女以上の大幅な成長を果たしている。あまりの驚愕から、「古鷹型のかっこいい方」という専用タグまで作られたほどである。
その方面の詳細は先方記事に譲ることとして、ここでは主な変化点を記してゆく。
基本的なスタイルは古鷹改二に準じるが、コギャルっぽさを捨てて大人しめにまとまった彼女とは異なり、ツリ目で挑発的な表情を見せる、ややヤンキーがかった雰囲気となっている。
髪色は元の黒のまま変化無いが、卯月に渡してしまったヘアピン(※)は補充しておらず、常時左目が隠れるようになった。また、後ろ髪を束ねるリボンが地に着くほどの長さになっている。
インナーは、黒色の帯をさらし、ないしはゲートルのようにして全身の至る所に巻き付けるというかなり異質なもので、身体の大部分を覆った古鷹改二と比べて、へそ出しを筆頭に露出度の高い状態を維持している。
その是非はともかくとして、ものぐさだった彼女がこんな手間のかかりそうな恰好をわざわざするようになった事は、確かな成長の証と言えるだろう・・・誰だ奥の方まで乾く間ないとか言った奴は。
なお、アウターで隠れている部分の解釈は作品によって分かれている。
※:ヘアピンは古鷹改二も着用するようになっており、こちらに渡したのだとする説もあった。
公式4コマでは、ヘアピンはもともと古鷹には改二用としてプレゼントしていたのだが、卯月には転びそうになったのを助けてもらった際に無理矢理持っていかれた事になっている。このため、改二装備のフィッティング後に古鷹にプレゼントしたヘアピンを一旦返してもらう羽目に・・・
加古スペシャル、行っちゃうよお!
存在感溢れる本体とは対照的に、艤装は癖の無いシンプルな構成となった。古鷹改二はおろか、自身の改造前と比べても軽快な印象で、攻防共に弱体化したようにさえ見える。
もっとも、古鷹改二ではアームから先のみだった黒色仕上げをほぼ全面に施しており、一つ一つのパーツは高級感を漂わせる出来になってはいるのだが・・・なんだこの努力の方向音痴。
右腕を包んでいた連装砲は1セットのみとなり、支持方法も大幅に簡略化して、駆動用のケーブルを露出させてしまっている。
代わりに左側が2セットに増加しているが、台座となっている盾が薄型のものに変わった事で、こちらも重苦しい印象は受けない・・・と言うか、表面の大半が砲で埋まってしまっているため、もはや盾として機能するのか怪しいレベルとなっている。
背部の煙突のみ古鷹改二同様に巨大化しており、右側面に連装砲から延びるケーブルを、左側面に水上機カタパルトを接続している。また、下部からは鎖が伸びており、ベルトのような形でへその下を渡している。古鷹改二が付けていた錨は無く、単純に身体への固定目的のようだ。
脚の魚雷管も、カタパルトとの接触防止のためか右脚の1セットのみに減少した。これは古鷹改二も同様であるが。ちなみに、魚雷管の側面に彼女のものと似た翼型のエンブレムが入っている。
脚に履く主機は、船の艦首部分をアレンジしたデザインとなった。履き口が巨大なナットのような形状をしている事も特徴で、これが左足側は1段、右足側は2段と、地味にアシンメトリーになっている。
なお、ナット状の構造は右足の脛にも用途不明のものが2段見られる。
ところで、盾(?)の基部に新たに探照灯を設置しているのだが、この探照灯から顔の右側にかけて、かなり広範囲に青白いスパークが発生している。古鷹ですら目元だけだったのだが、放電機能でも付けているのだろうか・・・?
当然の事ながら、ゲーム内ででんきタイプ的な意味での「らいげき」が行えるわけではないため、実装当初に話題になって以来特に掘り下げはなされておらず、現在では省略して描かれるイラストも少なくない。
改造レベルは古鷹改二と同じ65で、性能も同様に低燃費型である。
彼女との差異は、攻撃系ステータスが高く、防御系ステータスが低く設定されている事で、数値にして火力+1、雷装+1、対空+2、運-2、回避-1、耐久-1となっている。
ただし、露出度の高さに反して、意外にも「装甲」は同値である。マイナス点が「運」や「回避」から取られたのは、実艦が早期に潜水艦の雷撃で沈没した史実が尾を引いているという事だろうか。
初期装備は、古鷹改二と同じ物に加えて、25mm連装機銃を持って来る。目新しい武器ではないものの、単純に数の差で優遇されていると言えるだろう。
ええええっ、潜水艦かあぁ…やばいよやばいよぉー
古鷹改二同様、改造の前後で一部の台詞が差し替えられている。以前から若干その傾向はあったものの、新規ボイスでは明確に語尾を伸ばす喋り方をするようになり、声も低めになった。
また、戦闘時に潜水艦に対する恐怖を口にするようにもなっている。被弾後の服ビリに対する赤面といい、精神的にも成長したという事なのだろう・・・誰だ切れたナイフとか言った奴は。
もっとも、根本は加古なので、寝る時は寝るしサボる時はサボる。と言うか、なまじ提督に絡むようになった分、サボり仲間に誘おうとしてくるようにもなり、かえって悪化しているとさえ言える。
彼女を秘書艦に指定するならば、そのあたりの覚悟はしておかなければならない。