概要
上半身がそのまま左右をミサイルコンテナで武装したヘリコプターとなっており、顔はモノアイ。当然ながら頭上には飛行の為のローターが存在する。
頭部のローターを使用してのホバリングや変則飛行による空中戦を得意としており、プレシャス「亡国の炎」の使用を念頭に置いた設計思想の下に開発されている。
その顔面に亡国の炎をセットする窯が備え付けられ、両肩のインテークマニホールドから大気を高速吸引する事により、窯の内部で燃焼させて炎の火力と量を更に増大。そして胸部の放出部分から強力な火炎放射を行う仕組みになっている。更に飛行する程に大気の吸引がスムーズになると同時に、炎の威力も増す仕様となっている等、徹底的に亡国の炎ありきの前提に基づいた計算で作られた機体と言えよう。
尚、これまでクエスターロボが大破する場面では描かれなかったが、破壊される寸前にガイとレイが脱出用のメカで緊急脱出する場面が描かれた唯一の機体である。
活躍
亡国の炎を発見したレイの操縦によって出現するや、ピンクを踏み潰そうとするも、黄金の剣を構えるレッドに阻止され未遂に終わる。
巨大戦では序盤、アルティメットダイボウケンを亡国の炎による火炎放射で圧倒。正面からでは不利と覚り、背後から回り込もうとするレッドだったが、ガイに映士を傷付けられた事でピンクの怒りに火が点き、アルティメットダイボウケンは限界温度を超える炎に焼かれつつも真っ向から突き進む。そして相手にしがみ付かれた噴は、そのままアルティメットブラスターのゼロ距離発射を叩き込まれて爆散。
ガイとレイは胸部から小型ジェット機に乗って緊急脱出するのだった……。
余談
- モチーフは『太陽戦隊サンバルカン』のサンバルカンロボであり、胸部の放出部分がサンバルカンのエンブレムに似ている。
- 番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『特捜戦隊デカレンジャー』が紹介された。