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演者:石田えり


解説編集

UGMのオペレーターを担当する20歳の女性。

北海道出身で、父は宇宙生物学の権威である城野重蔵博士(母は亡くなっている)。

主にUGM基地内でのオペレーターが役目だが、男性隊員たちに劣らない操縦技術を持っており、最前線に出動することもある。


第30話でザタン星人との会話をきっかけに同僚の矢的猛ウルトラマン80であることに気付き始める。


第43話で記憶を失っていた星涼子の世話をして仲良くなるが、彼女から貰ったブレスレットを着けて外出したことが原因でガラガラ星人に涼子=ユリアンと誤認されて捕らえられ、ガルタン大王の発言で猛=80という認識が確信となり、救出に来た猛を庇って致命傷を負い、涼子に後を託して息を引き取る。


この突然のヒロイン交代劇は石田の所属事務所の都合によるものだが、当の本人はこの役に未練があり、第50話(最終回)でエミをモデルにしたアンドロイド・エミ役で再登場している。


余談編集

石田が降板した理由は「ウルトラシリーズに最後まで出演した女優は大成しない」というジンクスを聞いた石田が「降板させてほしい」と自ら申し出て了承されたことによるものだった。最終回の際には、「アンドロイド・エミ」として出演しているが、自身の都合で降板したにもかかわらず、ふたたび呼んでもらえたことがとても嬉しかったという(※)。 ちなみに『ウルトラマンA』の南夕子役の星光子は石田とは対照的である。


※自身の都合で降板したのに再び出演出来て嬉しいという話は今でこそ炎上しそうな案件だが、当時の特撮番組は若手人気俳優の登竜門的なものではなく、寧ろ売れない役者が出る様な番組という軽蔑的な風潮があった。これはウルトラマンに限らず、当時の仮面ライダースーパー戦隊でも同じ扱いで、演じた役のイメージから脱却出来ず苦悩した役者も多い。石田が自主的な理由で降板したのもやむを得ない話ではある。


2020年8月には、ウルトラマン80放送40周年を記念し、彼女にスポットを当てたメモリアル写真集が刊行された。


また、第43話で死亡するという衝撃な展開だが、実際には第42話終了後の次回予告で「城野エミ隊員が悲しく壮絶に死んでいった!」と、容赦なく盛大にネタバレしてしまっている。

もっとも、昭和ウルトラマンには、「全滅!ウルトラ5兄弟」、「ゾフィーが死んだ!タロウも死んだ!」、「MAC全滅!円盤は生物だった!」等、次回予告およびサブタイトルで容赦なく言ってしまうことが多い傾向があり、特に『タロウ』、『80』は、前者はサブタイトルの時点で、後者は次回予告で全て内容を言ってしまうことも多かった。


関連タグ編集

ウルトラマン80

悲劇のヒロイン


坂田アキ山口百子昭和シリーズのヒロイン。いずれもエミ同様、異星人の手によって殺害されている。ちなみに前者は役者のスケジュール問題、後者はオイルショックによる降板である。

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