CV:中谷一博
人物
25歳。メカクレが特徴的な優秀IT技術者。
初登場時はデラックスファイター率いるデラックスカンパニーに所属していた。
その正体
実は鷹の爪団が開発したゴールデン・スペルを盗んだ「シュガー」だった。
シュガーになった経緯として、子供の頃に親に捨てられ、いじめを受け、先生にも振り向いてもらえない中、唯一の心の癒しがインターネットであった。ネット上なら匿名で人を中傷できるため、強くなろうと17歳でハッキングを覚え、ネット界隈では通称「Sugar」として知られるようになった。
その技術を初めて認めたのが黒輝誉だった。入社して様々な成功を収めたのはいいが、会社が大きくなっていくにつれて新しく入った社員との大きなレベルの差によって完全に置物扱い。ついに首に追い込まれた。
アジトに戻って意気消沈する中、黒輝の策略で組み込まれたまとめサイト内の動画の『怒りのスペル』に洗脳されると情緒が一変。
「冗談じゃねえ…俺をコケにしやがって!黒輝…俺にはまだ、切り札があるんだぜ!!!」
冷静な判断ができなくなった岩佐は、棚から仮面を付け、ネット上に『ゾンビ・スペル』を拡散。黒輝によって大乱闘を起こしていた市民をゾンビ化し、彼の軍隊を組織。クロッター社に突撃。シャイニングブラック基地を乗っ取り、黒輝を『フリーズ・スペル』で胴体を動けなくした。そして自らを「新政府」と名乗り、未だ暴動が起きている渋谷をゾンビ・スペルで鎮圧、自分の配下とした。
ゾンビ・スペルはスマホやパソコンだけでなく、人体からも発声が可能なため、世界中でゾンビ・スペルのパンデミックを起こした。
不満を吐き散らしたり、マウンティングするコメントを見て、勝手に怖がり、疑い、暴動を起こすというゾンビ・スペルよりも恐ろしく、愚かなことをしていることに気づかない人たちを嘲笑い、馬鹿にする中、
「ありがとう!おかげで助かりました!」
というメッセージを発見。慌てて同封された動画を見ると、
ゾンビの拡大を止めようとする鷹の爪団が。
シュガーは迎え撃ちに完全自律型ロボット(見た目は口の形を180度反転させたペッパー)を出撃。このロボットはゴジラ並みにでかい上ゾンビ・スペルが出せるため、捕まえられると終わり。実際に菩薩峠と金子バイクを洗脳させた。
そして、ハッキングを通じて吉田達を見つけるとロボットの銃撃で一掃させようとする。世界中から鷹の爪団応援コールのメッセージが相次ぐと、彼らが逃げ込んだ電化製品店内でアルティメット・アンチ・スペルを生成していると悟ると、ネットワークを完全に遮断。アルティメット・アンチ・スペルを拡散不可にした。
ピンチに陥った鷹の爪団に、『体が全部裏返しになるスペル』を持ってやってきた。生放送されている場所で臓器を丸出しにされると単なる放送事故以上の二次被害が生じてしまう。最後の切り札だと確信した鷹の爪団はスピーカーを背負ったフィリップを出撃。シュガーはギリギリのタイミングでロボットに捕まえさせるが、頭上からカップ麺の容器が。そう、シュガーは2段構えの攻撃だったことに直前まで気が付かず、その隙に吉田にケーブルでスマホに移動させたアルティメット・アンチ・スペルを糸電話の要領で浴びせられ、シュガーの怒りは遂に浄化された。
正気に戻った岩佐はこれまでの行動の責任に怯えていたが、優しさを教えられた黒輝にまた戻ってほしいと言われ、現在は規模が半分になったクロッター社でCCOとして働いている。
余談
シュガーのときに着けていた仮面はCOVID-19を彷彿とさせる。
又、作中で放送されていたスペルの中で最も残酷な『体が全部裏返しになるスペル』は未然に防がれたが、別の某ディズニーアニメで悪役の体が裏返しにされるシーンがあった。こちらは人体模型みたいな姿になっただけなのでまだマシだが。
関連タグ
秘密結社鷹の爪シリーズ歴代ラスボス
無印:フェンダーミラー
カウントダウン:勝俣勝子
NEO:九条晋平
MAX:バックミラー
DO:ルールメーカー
ゴールデン・スペル:岩佐澄平
無敵の人:岩佐の行いを端的に言ってしまえばこれ