俺に守る物など無い・・・何一つ無い!!
概要
外観こそ武夜御鳴神に酷似しているが、目元の縁取りや背中のビームウイング等、細部が異なっている。
アニメ版、コミック版共にそれまで無敵を誇っていた(苦戦させる時間が無かった)武夜御鳴神を圧倒しており、ツバサの技量とその性能が窺える。
アニメ版では三度武夜御鳴神と戦い、一度目は圧勝しているが、二度目はギリギリの差で敗北。
三度目は千歌音によって操られる武夜御鳴神と戦い、武夜御鳴神のごとく牙に覆われた素顔を露わにした。
最後は他のオロチロボと共に剣神天叢雲剣に挑むがソウマに「ツバサ兄さんの抜け殻ごときが、剣の神に勝てると思うな!」と一蹴された。が、他のオロチロボが一撃で撃破されている事を考えると、二回も攻撃に耐え切った事は流石である。
なお、直接の登場ではないが、オロチとの最後の戦いに挑む武夜御鳴神に自らのビームウイングを貸与えた。
武装
ツバサ共々、剣を使って戦うイメージが強い。
ツインソード(正式名称不明)
両腕に格納された二本の剣。
アニメ版では二本同時に使う事は無かったが、コミック版では一コマだけ二本同時に使っているシーンがある。
腕からの怪光線(正式名称不明)
飛びかかる相手を押し戻したり、相手の頭を掴んでゼロ距離照射したりと用途は様々である。
胸からの熱線(正式名称不明)
アニメ版では飛光斬盤を相殺する為に使用。コミック版では剣神天叢雲剣に使用するも、通用しなかった。
ビームウイング
いわゆる光の翼である。
厳密には武装という訳ではないが、空中戦が苦手な武夜御鳴神を圧倒するアドバンテージの一つとなっている。
余談
コミック版では武夜御鳴神や剣神天叢雲剣のようにアニメ版とは大きくかけ離れた姿をしており、初登場シーンでは後頭部が長かった。
ビームウイングもアニメ版では羽部分が展開してビームを放つ方式だが、コミック版では羽部分から直接ビームを展開する方式である。
また、武夜御鳴神とも一度しか戦っておらず、勝ち逃げである。
「タケノヤスクナズチ」という名前の中にある「スクナ」。
古代日本には羅魔船(カガミノフネ)で日本にやって来た「スクナ族」という外来人がおり、大昔の出雲に文化を伝えたとされている。
しかし大和朝廷による出雲の侵略が起こり、スクナ族は今の飛騨地方へと逃げ延びた。
武夜御鳴神が出雲の国譲りに登場する「タケミカヅチ」を名前のモデルにしている事を考えると、因縁めいた物を感じるファンも少なくない・・・・多分。
ツバサを演じた松本保典氏は勇者シリーズへの出演が多く、オロチロボ自体が勇者っぽい事から、それに絡めた声優ネタが多い。
また嶽鑓御太刀神のビームウイングは勇者シリーズ伝統の新幹線ショルダーに見える事もあるとか。