御鈞衡
ぎょきんこう
「霹靂布袋戲」の登場人物。
「霹靂天命之戰禍邪神」シリーズを主に活躍した。
儒教の組織「德風古道」の文輔。控え目な性格。
向上心があり、君奉天に憧れ、彼を目標に精進する。
君奉天が去った後、多くの試練を経て、晴れて昊正五道の「法儒」の職位を引き継ぐ。
メイン画像左は初期「仙魔鏖鋒」の姿で、
右は「戰禍邪神」以降、法儒を引き継いだ姿である。
性別 | 男 |
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初登場 | 霹靂天命之仙魔鏖鋒 第42章 |
退場 | 霹靂天命之戰禍邪神Ⅱ破邪傳 第39章 |
根拠地 | 粹心殿 |
身分 | 德風古道の「文輔」、昊正五道の「法儒無私」 |
組織 | 德風古道 |
恋人 | 慕靈風 |
上司 | 玉離經 |
同僚 | 雲忘歸、樓千影、浩青冥 |
武器 | 思齊 |
所有物 | 聚神丹 |
「德風古道」の儒士。黒髪に白い服をまとう。前任の文輔・賦思韻が敵側の間者で、正体が明かされた際に自害したため、彼女に代わって文輔を就任した。文官の仕事以外に、德風古道で薬草を育てる面も見られる。薬草から薬を作り、戦闘で傷を負った儒士たちに提供させた。
最初は武芸など、特筆すべき点がないという、いわゆる名前があるモブキャラだった。しかし物語が進むにつれ、徐々に成長していき、最終的に德風古道の重鎮になる異例な人物である。
かつて喧嘩中の民に仲裁を入れた時、喧嘩に巻き込まれたところ、慕靈風に救われる。このことから、慕靈風に恋慕の情を抱く。彼女の凛々しい姿を見て、自分も剣を持って、民を守りたいと思うようになる。
君奉天の死後、次期法儒の選抜戦に参加し、数々の難関を勝ち抜いた。皇儒無上の命により、君奉天が遺した「至衡律典(しこうりつてん)」を引き受け、次期の法儒を引き継ぐ。この時に戦力が大幅に上昇し、德風古道を守る重鎮になる。
法儒になった彼は、慕靈風と鳳儒の映霜清が同一人物であることに気付く。慕靈風への恋慕は変わらずだが、迫り来る敵襲に備え、彼は職務を優先にした。天邪八部眾の襲撃を幾度も撃退するなど、活躍を見せた。慕靈風と同僚となってから、二人の距離は徐々に縮め、ついに恋人同士になる。晴れて德風古道公認のカップルとなった。
八歧邪神が復活した頃、德風古道が殲滅の標的となった。儒士たちを脱出させるために、一人で八歧邪神が放った邪気の壁と立ち向かう。重傷を負ったまま、すべての邪気を吸い込み、犠牲となった。彼の死は、慕靈風を大きく悲しませた。
法儒になった時の造形は、「霹靂經武紀之梟皇論戰」時期に登場した任雲蹤の姿に酷似している。そちらは道教組織「登道岸」の道士で、御鈞衡との接点がない。
- 公式人物資料(御鈞衡)※中国語