概要
武田信玄に仕える女忍び軍団「歩き巫女」が頭領。
年齢は不詳だが、武田勝頼(1546年生)よりやや年下であり、恐らくは千鳥(1550年生まれ)より少し上。
髪は薄い灰色で、感情の起伏に乏しく、過去に999人を殺した(長篠時点)冷徹な暗殺者。
実力は織田軍きってのワンマンアーミーである千鳥を凌駕するほど高く、武力は足利義輝、北畠具教、本多忠勝らと並ぶ最強の「10」である。
無益な殺生は好まないが、信玄への忠誠心は高く、情報を漏らさぬためなら罪なき医師を暗殺することも厭わない。
その一方ドがつく程に素直な性格でもあり、拷問を口にしただけで自分が痛がったり、千鳥の安いウソに悉く騙され、助蔵の罠にも嵌るなど、かなりドジっ娘で単純な性格な面もある。
敬意
劇中では信玄の病死疑惑を探りに来た千鳥の前に、担当医を口封じに殺す形で姿を現す。
自分と同じく「己が武に頼る忍び」である彼女と真っ向から斬り合いとなり、逃げる余裕も与えず最終的に打ち倒した。
その晩、千鳥を半死半生の凄惨な拷問にかけ、冥土の土産に信玄の死を教えるも、助蔵というまさかの伏兵により騙され易い性格もあって逃してしまう。
その後情報漏洩の責任を取って剃髪したものの、10日でフサフサになってしまったほど伸びるのが速かった。
上記のいきさつで武田の行軍に泥を塗った千鳥のことを恨んでおり、再戦となった長篠の戦いでで「これであなたを殺せますね」と嘯いた際には、彼女から「私怨に固執してる時点であなたはもう忍び失格です」と鎧袖一触されてしまった。
そのまま異常なほどの戦闘力と狂気の域に達した戦意で一度は千鳥を破るものの、再び加勢した助蔵の特化した搦め手に翻弄され、最後は千鳥の決死の一閃で崖から落ち心肺停止にまで陥る。
しかし三途の川で信玄から「こっちは随分賑やかになったんだ、お前が来るのはまだ早ぇよ」と川を超えることを阻まれ、首の皮一枚繋がって蘇生する。
敗走する武田軍と合流を果たすも、今まで受け続けた肉体のダメージは既に限界を超えており、元の身体能力や戦闘力を大幅に失ってしまう。しかし勝頼からは「お前はお前でいるだけで価値がある」と激励され、涙を流しつつ甲州への帰路を共にした。
上司でもある長坂釣閑斎にしつこく絡まれる上にその様子を見た周りからはデキてると噂され、泣くほどショックを受けている可哀想な場面もある(実際はデキてはいない)。
なお、武田家の視点から描かれた『真田魂』でも1コマだけ登場している。
戦国大戦
戦国大戦で、武田家所属の鉄砲隊として参戦。
2コストで武力8だが、忍ゆえに統率は1と極端に低い故に伏兵を踏まないように序盤は気をつける必要がある。
忍を特技に持つ武将は、敵に近づくか攻撃をしない限り姿を敵に隠したまま移動が可能である。
同じ忍でも攻撃時には敵に近づく必要のある槍や騎馬、攻撃をしている時に矢の位置からだいたいの場所が特定される弓と違い、中距離から射撃する鉄砲は見えない位置から突如して現れて射撃、射撃が終わると身を隠す凶悪なヒットアンドアウェイ戦法が出来るのが魅力。
計略は『最強の影』。士気6使用で武力が6段階上昇し、射撃が命中した敵を引き寄せ、残弾数0でチャージが発動し斬撃によるダメージを与える。
引き寄せとチャージによる斬撃がある為、本来鉄砲が苦手とする騎馬相手にも優位に立つことが出来、継続時間も短くはないので強力な計略だが、相手が統率差によりダメージを与える計略持ちの場合、いくら武力や兵力を上げて持ち一瞬で沈むこともあるので注意が必要。
何気に上司は相性が良く、彼は最も武力の高い味方の統率を下げる代わりに、武力を大幅に上げる計略を持っているおり、そもそも統率値が最低な千代女の受ける害は少ない為、非常に噛み合っている。