概要
『Mr.FULLSWING』夏の大会埼玉県大会第1試合にて、我らが十二支高校と対戦した高校。
物騒すぎる校名からも分かる通り軍人養成を元としており、野球はいわば体力と闘争心の育成の為に行っている。校舎は軍事施設にしか見えず、ユニフォームも迷彩柄(天国曰く「描きにくい柄しやがって」)でカスタムしまくり、県大会開会式ではヘリコプターから落下傘降下と高野連に喧嘩を売るかの如きパフォーマンスを見せた。
その見た目通り勝てさえすれば相手に何をしてもかまうものかという思想に凝り固まっており、対戦相手の事を徹底的にスパイし、試合中不利になると殺人スライディングやビーンボールなどアストロ球団の悪役ばりのラフプレーに及び、わざと相手を挑発して精彩を欠かせるなどナンデモアリなトンデモ校である。
しまいには観客席にスパイを潜ませて全方向から試合会場を撮影させ、そのデータをスーパーコンピューターで計算させた挙句にヘルメット内に仕込んだ無線でボールの降下地点を伝えるなど、反則というのもおこがましい暴挙に出ていた。(かなりフリーダムなプレイが許容される本作中においても言うまでもなく反則である)
この試合で十二支側は蛇神、牛尾キャプテンを病院送りにされ、鹿目は右手を負傷するなどの意図的な被害を受けるも、あまりに卑劣な反則に激怒した十二支二軍によりイカサマの手口が暴かれ、敗北を喫した。
ちなみに武軍装戦編は巻数にして3巻近く、WJ掲載は半年にも及んだため、試合終了後には散々にネタにされていた。
野球部
メンバーの苗字は日本海軍の艦船が元になっている。
瑞鳳源帥
監督。どう見てもテロリストの親玉にしか見えない外見だが、中身も同様である。部員には「提督」と呼ばせているミリオタかぶれ。
大和陽牙
投手。身長220㎝の巨漢でトーテムポールのような異形の姿をしている。長い腕による高角度からの剛速球「カタパルト投法」と打者の死角から大きく切り込むサイドスロー「ステルスサイド」を得意としている。普段は無口だが、ビーンボールを放った際は「手元が狂った」と言い訳した挙句「運がなかった」と煽るなどかなりいい性格をしている。
妙高数明
捕手。チビでグレイのような外見。人間電算機の異名を持ち、スコープで相手のデータを読み解く天才児。要するにかませ。
武蔵暴流人
右翼手。フランケンシュタインの怪物のような大男。見ての通りの怪力剛腕を有する。見た目に違わず粗暴で短気な性格で、武軍の中でも率先してラフプレーを取るほか口も悪く精神的なゆさぶりを何度もかけた。
神鷹樹
中堅手。見た目はV系っぽい(天国曰くスナフキン)が実はこの荒くれ男どもの主将。非常に無口。最軽量のバットで打撃音すら無く撃ち抜く必殺打法「サイレントファントム」を操る4番打者。
モブ部員たち。上から順に一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手。