沢近愛理
さわちかえり
「恥ずかしくなんかないわよ。この私と踊るのだから胸を張りなさい」
2年C組所属で、父はイギリス人、母は日本人のハーフで帰国子女。
長い金髪をツインテールと橙色のツリ目が特徴的で、表面上は美少女。
口を開けば男子や友人に対しても容赦ない言葉をかけることがあるが、
本当は寂しがり屋な一面がある。
実家は大富豪であり、元軍人の執事であるナカムラが控えている。
髪型についてはツインテール中心だが、初期は料理や体育の授業でポニーテールにしている。
自宅にいる時はそのまま下ろしている時のほうが多い。
負けず嫌いで責任感は強い性格で、様々な面で非常に高いプライドを持っている。
ただ、家が金持ちであることや、自分の持ち物を自慢することはほとんどない。
結構寂しがり屋であったり、家庭の悩みなど暗い一面も持っているが、普段はそれを人に見せることなく明るく振舞っている。
プライドに見合うだけの実力は兼ね備えているが、その分負けた時の落ち込み方は尋常ではない。嫉妬などすると相手を自分と比べたがる傾向にあるが、冷静になってその相手の長所に気がついたときには、割と素直にそのことを認めている。
また、ちょっと捻くれたところがあって感情を素直に出す事が苦手で、ついキツい物言いをしてしまうことがある。
気が利く面もあり、感情を表に出さずに落ち込んでいる人間をさりげなく励ますのが得意である。
激怒したときの表情はすさまじく、背後に蛇のようなオーラが現れる。
バケモノのような身体能力のキャラが集う本作ではつい忘れがちになるがスポーツ万能であり、播磨をドロップキックやシャイニングウィザードといったプロレス技で迎撃している。
このように適応能力が高いので、新しことはすんなりとすぐに覚えれてしまう。
ただ、泳ぎが得意ではなく意外にもアウトドアもあまり好みではない模様。
家事全般も苦手で、料理に至っては満足におにぎりすら作れない始末。
ある理由で学校にも来れず、烏丸の前から走り去った天満を追いかけた播磨が、
歩道橋階段から落ちてしまい、居合わせた沢近が思わず手を差し伸べる……。
しかし播磨は差し伸べた相手を天満とカン違いされてしまい、
そのまま誤爆告白を受けるが、更なる誤解によりお互い失意のまま有耶無耶となる。
それを機に播磨との因縁と災難が多く夏休みに海に行った際に誤って播磨の着替え(しかも播磨はこの時全裸)を覗いてしまい、思わず羽交い絞めにするも、追ってきた高野の機転で難を逃れる。
それ以降も播磨の堀った墓穴が悉く、彼女方面に当たってしまうのもあり、播磨からはなんだかんだで「お嬢」と呼ばれて慕われ、本人もまんざらではなかったため、いつしか周囲からは「付き合っている」などと誤解されることになる。