概要
仮面ライダーキバの主人公・紅渡と、現代編(2008年)のヒロインの1人・野村静香のNLカップリング。
第1話から渡の傍におり、渡が極度の人見知りであるため、静香がその仲介人および代弁者として周囲の人達に物申す役割を果たしている。
静香自身は渡の保護者と言い張っているが、渡と距離感の近い麻生恵や、渡に想いを寄せる鈴木深央に対して嫉妬丸出しの態度をとっている。
第29話では深央に対して「(渡は)私のフィアンセなんです!」と本望が混じってそうな嘘をついている。
東映公式サイトの「仮面ライダー図鑑」でも静香の説明に「野村静香が積極的に世話を焼くのは、渡に少し気があるからで、焼きもちから来てしまう積極的な行動は、トラブルの種になることもあった」との記述があるため、静香の渡への想いは事実だと言える。しかし、渡が非常に鈍感な性格であるため、静香の気持ちに全く気付いていない。
渡と深央が両想いだと分かってからは身を引いているように見えるが、実際に第34話で「深央が本当に好きな人は登太牙だ」と勘違いした渡に対して、自分を指差しながら「きっともっと良い人が現れるよ!意外とすぐ近くに居たりして!」とアピールしているため、少なくとも未練はあると思われる(案の定、渡は静香にはスルーで、「キバットとか…?」と言っていた。)。
各話の主な動向
第2話
- 麻生恵から説教されている渡を庇った際に、恵から「あんた何者?」と問われ、咄嗟に「渡の…お母さんです!」と渡の保護者発言をしてしまう静香。
第7話
- 恵から渡にかかってきた電話で「デート」という言葉に反応し、渡から携帯電話を取り上げて「お断りします!渡にはデートなんか早すぎますから!」と勝手に断りを入れた挙句、何も言わずに通話を切る恵に「なんか図々しい!」と言い捨てた静香。更に、デートを期待してニヤニヤが止まらない渡に怒りの顔を見せる。
第8話
- 渡がヴァイオリンのニスに使おうと、第7話でアルバイトとして潜入していた三ツ星レストランのシェフ・犬飼のタレを持ち出してしまったことが見つかりレストランを解雇されたため、次の手を恵と家の2階で相談していた所を1階から盗聴し、「何話してるのかしら、あの2人…レストラン…?もしかしてまたデートの誘いじゃ…!?」と焦る静香。
- 当初は渡がオールバックでサングラスにスーツ、恵が貴婦人の様な髪型とドレスという格好で犬飼に見抜かれないようにした上でレストランに行くはずだったのだが、それに勘づいた静香が正装のドレスを身にまとって渡を待っていた。更に、渡との待ち合わせに遅れている恵に対して「時間にルーズな女って最低!さぁ!行きましょ!」と渡の腕を組んでレストランに向かう静香。
第25話
- 渡に想いを寄せる鈴木深央と初対面にして「ちょっと渡!誰この人!」と困惑する静香。
- 自分の周りで次々と見えない何かに襲われていることに恐怖を覚え、渡に危害が加わりかねないと心配して「もう会えない」とだけを渡に告げる深央に対して、「何よ!理由も言わないなんて随分勝手じゃない!あなたみたいな人、こっちからお断りです!ねぇ?渡!」と手を引き、深央のもとから離れさせようとする静香。
第29話
- 第25話で渡に「もう会えない」と言っていた深央が「私決めたんです。渡さんに会いたいから会うって」と想いを告げるシーンの後に、高笑いをして「良かったですねぇ?仲直り出来て!なんかラブラブって感じ?わたくし深央さんのこと誤解してたようですわ!こうやって見ると、中々お似合いですわよ!お2人とも!」と言い去ると、カフェ・マル・ダムールのカウンター席に戻り、悪魔のような顔で歯ぎしりをする静香。
- なお、この際にも静香の気も知らずに、深央とのことを純粋に褒められたと勘違いして「ちょっとやめてよ静香ちゃん!(笑)」とデレデレする渡。
- 渡の入浴中に深央からの着信に勝手に出て「もしもし?深央さんですね?今、渡ちょっと手が離せなくて、ご要件なら私が伝えますけど?」と、衣装も完全に小悪魔になっている静香。
- 映画のチケットが2枚あるため渡と一緒に行きたいことを深央が静香に伝えると、静香は「分かりました。お伝えしておきます」と答えるも、深央が通話を切るまでずっと高笑いを続ける小悪魔静香。
- 小悪魔の静香が素直に深央とのデートの誘いを渡に伝えるわけもなく、挙句の果てに敢えて深央の待ち合わせの場所と時間に合わせて渡と2人で歩いているところを目撃させるという姑息な手段をとる静香。
- 渡が深央と鉢合わせしないように飲み物を買いに行かせようとする際に明らかに深央の方向を見ながら「早く〜!」と小悪魔になりながら言う静香。
- それを見た深央は、たちまち静香のところに駆け寄り「渡さんは?」と尋ねるも、「今日は私とのんびりするの!実は彼…私のフィアンセなんです!隠してた訳じゃないんだけど、そういうことなんで!ごめんなさい!」と嘘をつき、小悪魔で高笑いする静香。
第30話
- 第29話で静香がついた「渡は静香のフィアンセである」という嘘を信じた深央は、何も知らずに深央をデートに誘おうとしている渡からの着信に出ようとしない。そんな深央のことを心配する渡に対して「忙しいんじゃない?ていうか、渡にそんなに興味ないのかも!忘れなさいあの人のことは!渡には似合ってないって!」と小悪魔で高笑いする静香。
- 渡は風呂で名護啓介に深央のことを相談しており、風呂からあがった名護から、大きく悩んでいる渡は「このままずっと風呂から出て来ない可能性がある」と告げられた静香は、悲劇のヒロイン風に「本当に好きだったんだ…!深央さんのこと…!渡さん…!ごめんなさい…!深央さん…!ごめんなさい…!私って本当、馬鹿な女…!」と泣き崩れて反省し、正式に渡と深央との仲を取り持とうと、渡と深央を落語のデートに誘った。
- 渡と深央を見送った後に、静香は「やっぱり私は渡のお母さん役かな?」と、小悪魔ではなく天使の衣装でおどけた。
第33話
- 第30話の件で一旦身を引いたものの、深央が登太牙の婚約者だと知った渡が、静香のいる場でそのことを告げたところ、深央に対して「なによ!酷いじゃない!あなた最低!この二股女!」と罵倒を浴びせ、深央も「私は渡さんが好きなんです!」と反論するも、二股だと信じている静香は「また適当なこと言って!渡をこれ以上傷付けないで!もう帰って!」と深央を追い返した。
第34話
- 深央が本当に好きな人は太牙だと勘違いした渡に対して「もう過ぎたことは忘れよ!きっともっと良い人が現れるよ!意外とすぐ近くに居たりして!」と自分を指差す静香。
- しかし、案の定鈍感な渡は「え…?……キバットとか…?」と言い放った。
関連タグ
渡深央…同作内で渡が結ばれた公式カップリング