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「素心常懷靜樸理,紅塵偏染程子衣。

半生慣看風雲起,一步紅塵無盡期。」

概要編集

霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。

霹靂狂刀」、「霹靂狼煙之万堺塵濤」などの作品を主に活躍した。


高名な医術者にして弓の名手。正義感が強く、悪人に容赦はしない。

照世明燈と同じく、道教十三道の一人である。


過去編「万堺紀年」では、弓弧名家の首席として、幽都と対抗した。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂狂刀 第4集
根拠地離愁谷、聖龍口、黑暗道、弓弧名家
身分十三道の一人、弓弧名家首席
偽名行道者
家族玄凌蒼(弟)
友人素還真一頁書秦假仙、百里抱信、空劫、歡喜佛、不知名、白月、琴狐、夜飛天
組織弓弧名家、万堺同修會、道教
相弟子照世明燈、太真君、元真君、武真君(十三道)
弟子劍心、劍膽、劍雲、劍雨
部下楚遺、將門飛猛、荻蕭蕭、司空翎、枯鷹、楓菲(弓弧名家)
武器無弦神弩、至玄之道、帝弓十二虹

人物編集

弓の名手である白髪の道士。医術に優れ、照世明燈と同じく道教十三道の一人として知られる。正義感が強く、自他的に厳しい性格。弟子の教育に対しても厳しく、課題を怠った劍雨に体罰をする際に、姿勢を正せる場面などが見られる。


かつて道教での内乱に失望し、自分の本拠地「離愁谷(りしゅうこく)」に隠居した。葉小釵の孫・金小開を治療する依頼を受けたことから、再び武林の争いに巻き込まれる。金小開の治療を阻めるため、合修會の一員・孤愁先生が弟子のひとりを殺した。これにより、玄真君は当時の戦いに関わるようになる。一人で合修會の拠点に入り、道教の裏切り者たちを一掃した。


それ以来は一頁書など、中原正道の人々を積極的に協力する。照世明燈と共に、合修會と戦う。武林で活動する中、偶然に東瀛黑流派のくノ一・白月たちと出会う。非凡公子が出した追っ手からかばったことから、白月が玄真君に惚れ、彼に「意形忍法」を掛けた。


合修會の創始者・青陽子が姿を現す時に、青陽子に挑むも敗北。自害する際に、白月が掛けた「意形忍法」によって死を免れるが、精神崩壊に陥る。魔域の間者・長桑鬼陀の治療によって、正気を取り戻す。しかし長桑鬼陀の計により、素還真と決裂。三世道君たちから非凡公子射殺の依頼を受けず、聖龍口の寂れた様子を嘆き、離愁谷に戻った。


亂世狂刀を治療した後、照世明燈と共に黑暗道で隠居した。道教に恨みを持つ盼夢圓が、黑暗道を攻撃するとき、紫陽子と共に盼夢圓に敗れ、命を落とす。


万堺紀年編集

霹靂狼煙之万堺塵濤」の過去編「万堺紀年(ばんかいきねん)」では、初登場の「霹靂狂刀」より前の時期に、万堺同修會で修行していたことが判明。当時の玄真君は、道教十三道になっておらず、弓弧名家(きゅうこめいけ)の首席として知らされた。


玄真君は道教の修行者の一人だが、万堺の道門に所属していない。万堺同修會が大きな学園であれば、道門がうちの学院の一つとも言える。玄真君が学ぶことは学院と同じだが、学生ではなく、弓道部の顧問のような立ち位置である。


弓弧名家は、万堺の四つの宗教から独立した、弓使いたちが集って修行する場所である。霊山「追羿峰」に所在し、道場は和風の様式である。玄真君が当時の首席であることから、万堺道門との関係が良好。万堺朝城を幽都から守るため、夜中は民の救出に奔走した。


万堺尊主の死から、弟の玄凌蒼に容疑がかけられる。玄凌蒼の罪を晴らすため、弓弧名家の弓使いたちと奔走した。玄真君の問い詰めによって、玄凌蒼が容疑を認めた。その後、弓弧名家を率いて、幽都に攻め込む。部下の死による怒りから、君臨黑帝に重傷を負わせた。この戦は負けに終わり、玄真君も武力を失う。


自首を決意した玄凌蒼が、万堺の裁決を受けようとした。玄真君はその責任をすべて取ろうとし、自らを犠牲にして、幽都を封印させるつもりだった。固執な性格が兄に似た玄凌蒼は、玄真君を眠らせ、その間に幽都封印のための犠牲となる。目覚めた玄真君は弟の死を知り、ひどく悲しみ、落胆した。弟の死から、形見の煙管を吸うようになる。


蒙昧聖卉編集

万堺から去った後、偶然に太真君と会う。太真君は道皇・聖無殛(せいむきょく)の指示を受け、玄真君にまだ一つの災難が解消されていないと告げた。それが黑暗道で、盼夢圓に襲撃されることである。その際に、宝物「蒙昧聖卉(もうまいせいき)」の力で作った副体(分身)が代わりに死んだことで、死を免れる。


以降は長らく天地門に身を潜め、修行に励んでいた。同時に「道皇遺冊」を青陽子に与え、のちの「霹靂天命之戰禍邪神」に再登場するきっかけとなる。玄真君が生存していることは、照世明燈は秘密として隠し続けた。八歧邪神討伐の際に、弓の代表者として参戦。討伐後に一度、照世明燈と隠居する。


南域編集

霹靂靖玄錄」時期では、暴走した青陽子を正気に戻らせた。同時に南域の名探偵・琴狐の主治医を担当し、離愁谷に新たな弟子二名を受け入れた。弟子の一人・劍雲が南域出身であることから、南域で起きた事件に巻き込まれる。


「太昊天網」の仕掛けの一つが、離愁谷に設置されていることから、鱗族の襲撃を受けられる。このことから、離愁谷は南域に近い場所に位置することが判明された。鱗族が南域を侵略する際、中原正道の一員として、皇鱗など鱗族の者と交戦する。


皇鱗が戦死し、鱗族との戦いが終息する。玄真君は、鱗族が南域にばらまいた鱗毒のワクチンを開発。南域の復興に大きく貢献した。


余談編集

初登場時に流れる音楽は、布袋劇の伝統的な「北管音楽」である。当時では立派な人物の登場に使われた。似たような場面として、「霹靂金光」時期に、素還真の初登場シーンにも北管音楽が流れていた。


関連タグ編集

霹靂布袋戲


素還真 一頁書 照世明燈

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