概要
東京都港区高輪1丁目にある、東京メトロ南北線(N03)及び都営地下鉄三田線(I03)の駅。
2000年(平成12年)9月26日に開業した。
目黒駅より当駅までの間は東京メトロが第一種鉄道事業者、東京都交通局が第二種鉄道事業者となっており、白金高輪駅、および隣の白金台駅は東京メトロが管理する(目黒駅は東急電鉄が管理している)。
駅構造
島式ホーム2面4線の地下駅。
西高島平方面、赤羽岩淵方面からの当駅折り返し電車がある関係で、白金台方向に三田線・南北線共用の2本の引き上げ線があるほか、2・3番線は麻布十番方向に両渡り線があり、赤羽岩淵方面との間はどちらからでも発着可能。他方で西高島平方面へは1番線からしか出発できず、また西高島平方面からの電車は4番線にしか入線できない。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 都営三田線 | 北行 | 日比谷・大手町・巣鴨・西高島平方面 | 一部当駅始発 |
2 | 東京メトロ南北線 | A線 | 溜池山王・飯田橋・駒込・赤羽岩淵・浦和美園方面 | 〃 |
3 | 東京メトロ南北線 | B線 | 目黒・新横浜・海老名・湘南台方面 | 南北線溜池山王方面からの電車。 |
4 | 都営三田線 | 南行 | 目黒・新横浜・海老名・湘南台方面 | 三田線日比谷方面からの電車。 |
接近放送に関して
まず基本情報として、東京メトロでは通常、A線からB線といった順に乗り場の番号が一から付与されている。電車の接近放送に関しても、A線は女声、B線は男声が担当することになっている。
(言い換えると、女性は奇数の乗り場(1, 3, 5…)、男性は偶数の乗り場(2, 4, 6…))を担当。とある路線のみ逆パターンとなっているが。)
そんな中、当駅の各乗り場における接近放送の担当は以下の通り。
1番線(三田線・北行):女声
2番線(南北線・A線):男声
3番線(南北線・B線):女声
4番線(三田線・南行):男声
ご覧のように、性別と乗り場の数字だけを見ると基準通り…かのように見える。しかし実際、2つの地下鉄会社が乗り入れていることから、路線と行先といった基準で見ると性別が通常と真逆のパターンとなっていることがわかる。
何故なら、都営地下鉄でも女声は奇数の乗り場、男声は偶数の乗り場を担当しているが、三田線では通常、男声が北行(都営の偶数乗場)、女声が南行(都営の奇数乗場)を担当しているため。
南北線は逆に、通常では北行のA線が女声、南行のB線は男声。
よって、(非常に長くてややこしい説明ではあるが)白金高輪駅における接近放送は、南北線と三田線それぞれの他の駅と比べて、担当性別がお互い入れ替わっているのである。
利用状況
近況
東京メトロ
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は32,521人である。
都営地下鉄
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は20,593人である。
年度別利用状況比較表
事業者名 | 都営地下鉄 | 東京メトロ |
---|---|---|
年度 | 乗者人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 25,532人 | 37,731人 |
2009年(平成21年)度 | 26,055人 | 38,088人 |
2010年(平成22年)度 | 26,759人 | 39,449人 |
2011年(平成23年)度 | 26,611人 | 39,497人 |
2012年(平成24年)度 | 27,595人 | 40,985人 |
2013年(平成25年)度 | 24,354人 | 39,270人 |
2014年(平成26年)度 | 24,947人 | 40,020人 |
2015年(平成27年)度 | 25,717人 | 41,406人 |
2016年(平成28年)度 | 26,433人 | 42,216人 |
2017年(平成29年)度 | 27,061人 | 42,541人 |
2018年(平成30年)度 | 28,186人 | 43,264人 |
2019年(令和元年)度 | 28,223人 | 42,763人 |
2020年(令和2年)度 | 17,795人 | 27,250人 |
2021年(令和3年)度 | 18,789人 | 29,429人 |
2022年(令和4年)度 | 20,593人 | 32,521人 |
隣の駅
東急目黒線直通の急行も三田線内および南北線内は各駅に停車する。
今後の予定
将来的には三田線、南北線ともに白金高輪駅から品川駅まで延伸させるという計画が持ち上がっている。
関連
九段下駅···この駅も東京メトロ(半蔵門線)および都営地下鉄(新宿線)が同一ホームで接続するが、単式・島式の複合3面4線であるため、同一ホームでの接続は半蔵門線のA線と新宿線の西行(つまり反対方向)のみである。