概要
声:平川大輔
『尾張統一記』時代
少年時代の姿が登場(髪は真っ黒)。斎藤氏に使える武将として織田軍を迎え撃つ(部下曰く「初陣がガチの籠城戦ってなんだかなあ」)のだが、あまりのストレスで髪が全部白くなってしまったらしい。
『信長の忍び』時代
上記の通り元は敵対していた斎藤家の家臣であり、当初、織田軍を破るなど苦戦を強いられていたので、信長は千鳥に半兵衛暗殺を命じられたと勘違いし、任務の遂行に向かった。
(信長は「下策」と断じたが、千鳥が早合点して暗殺に向かってしまった。)
しかし千鳥は道に迷ってしまい、稲葉一徹と遭遇するなどして負傷してしまう。
そこを通りかかった半兵衛に助けられ、「斎藤家の家臣としての竹中半兵衛」を殺すため、千鳥と共に、いわゆる「稲葉山城乗っ取り」を敢行する。かくしてわずか16人の手勢で斎藤龍興を追い出すことに成功した。
その後一時野に下るが、秀吉配下の軍師となる。
秀吉からは「兄弟のように大切にする」と書かれた証文をもらっていたが、驕りを招かぬようすぐに焼き捨てた(実話)など謙虚な人物。
若い頃から病弱な身体をしており、すぐ吐血する、胸を叩いて骨折するなど、身体がとにかく虚弱である。
そうしているうちに、秀吉も半兵衛の咳だけで会話できるようになってしまうなど、その病弱ぶりがたびたびネタ扱いとなる。
戦場でも槍や刀を振るい雑兵を打ち倒しているなど運動神経は決して悪くはないが、RPGで例えるなら「攻撃力はあるけど防御力0、HP常に一桁」な体の為、長期戦は出来ない。姉川の戦いでは酷暑で立ちくらみを起こして戦場にいないにもかからわず鼻血で失血死しかけていた。
一乗谷の戦いで朝倉義景の「家臣」となった龍興の戦死を看取った際には、謀反を起こした時から(理由はどうであれ)立派な戦国武将となり短い一生を駆け抜けた彼に敬意を表していた。
そして先立って『官兵衛伝』で描かれた晩年の姿も18巻で描かれ、秀吉・秀長兄弟は永訣に涙を流すこととなった。
秀吉「拙者は…お主がいてくれたからここまで来れた! ありがとう…本当にありがとう!」
『軍師黒田官兵衛伝』時代
既に『信長の忍び』の時より病魔が進行していたが、周囲にはいつも通りに見られ、深刻な事態になっていることに気が付いて貰えなかったり、半兵衛本人も、このままでは「死ぬ死ぬ詐欺」と言われるのではないかと心配していた。
しかし、『軍師黒田官兵衛伝』作中にて、主人公:黒田官兵衛が有岡城に捕らわれる中、官兵衛の夢の中に現れ、「後のことは頼みましたよ」と官兵衛に秀吉軍の後事を託し、陣中で病没した。
美男子系の容姿と、その儚い生涯も伴って、『信長の忍び』キャラの中でも屈指の人気を誇っている。