第45回菊花賞
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あかいたいりんがうすぐもりのきょうとけいばじょうにおおきくさいた
薄曇りの淀で、史上初の大偉業。それは、皇帝伝説の到達点だった。
1984年。無敗のままクラシック二冠を制して菊花賞に駒を進めた、後の「皇帝」・シンボリルドルフ。
菊花賞においても先行策から直線を抜け出し、見事に1着入線を果たす。こうして、日本競馬史上初の無敗の三冠馬が誕生した。
これ以降シンボリルドルフは米GⅠ・サンルイレイステークス(現GⅢ・サンルイレイハンデキャップ)6着を最後に故障引退するまで、敗北を挟みつつ有馬記念(2連覇)・天皇賞(春)・ジャパンカップを制し、これまた中央競馬史上初の「七冠馬」となった。
ルドルフの引退以降、無敗の三冠馬が再び現れるのはこれから約20年後の2005年、当年の無敗クラシック二冠馬・後に「日本近代競馬の結晶」と称されることになるディープインパクトが第66回菊花賞を制するまで待たねばならなかった。
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