紅葉フォトグラファー
ろりこんふぉとぐらふぁー
「イベントが始まりますよ〜。可愛らしい仮装者さん、こっちに目線くださ〜い!」
イベントストーリー「第1回 新・月都万象展!」より登場した、常秋に酔う世界の射命丸文。
常秋世界の住民は自らの趣味趣向に正直な傾向が強く、文の場合は写真(特定被写体)の素晴らしさを表現したいと思っている。
なのでこの射命丸文は仮装写真家として活動していて、即売会の会場で仮装者たちを撮影し、それを特別写真集にするという趣味同人を行っている。
新・月都万象展などの即売会でお手製の新刊を出すことが楽しみでもある。ただし本業の記者と新聞発行をこなしながら、時間を作って同人活動を行っているため、かなり大変らしい。
撮影者は主に妖精さんたちで、「純粋無垢で素直で正直」「見ているとまるで青春の日々が再来したかのように錯覚する」「こんなの嫌いな人がいるわけがない」と評価している。カモフラージュに天狗の写真を入れることも。
出身世界(常秋に酔う世界)において、外の世界における文化を参考に「出版物を自ら作って自ら配ることを趣味同人として行う文化」は文が始めた(と言っても過言ではない)とされている。
汎異記号は「C3<」。生放送の時点では「C3>」とされていたが、メンテナンス情報で誤記であったことが判明した。
C世界群の汎異記号の末尾の「<」は秋を表していて、「=」は冬、「>」は春を示し、記号が無い場合は夏を示す。
実装形態 | エピック限定 |
---|---|
式 | 攻撃式 |
気質 | 素風 |
拡散 | 瞬極撮 |
集中 | 16連撮 |
スペカ1 | 撮影『射命丸文の撮影交渉』 |
スペカ2 | 写真『激撮ベストショット』 |
ラスワ | 『フォトホリッカーズ・ハイ』 |
文のテーマ曲は、ちょこふぁんの「あやややシャッターチャンス!」。新規書き下ろし楽曲の一つで、原曲は「風神少女」。
気質は『素風』。秋風のこと。
ちょこふぁんの楽曲が採用されるのは怪獣世界の上白沢慧音以来3回目となるが、歌詞付きは初となる(2つは歌詞無しのインスト版)。
歌詞には写真撮影を楽しむ文の様子と心中が描かれていて、途中には彼女のイベントに対する想いが込められている。
小ネタ
立ち絵及びラストワードのカットインで映っている8枚の写真の衣装は、
- 鈴仙・優曇華院・イナバの「玉兎二等兵」
- メディスン・メランコリーの「うさみみ衛生兵」
- 秋穣子の「おいもの神様」
- レミリア・スカーレットの「ブラッディ・ナース」
- 姫海棠はたての「デスサイン・ナース」
- フランドール・スカーレットの「七色フルーツ盛り合わせ」
- 八坂神奈子の「人里に降りる神の顕現」
- チルノの「最強の妖精メイド長」
を使っている。
投稿画面の「イイっすね!」と「お気に入り!」は秘封ナイトメアダイアリーの写真評価が元ネタ。
前側の投稿画面には新・月都万象展の会場の写真のほか、後ろ側の投稿画面には可能性空間移動船の背景が映っている。
スキル・特性
スキルは「サニーミルクさん」「ルナチャイルドさん」「スターサファイアさん」、特性は「チルノさん」「ピースさんラルバさん」「大ちゃんさんリリーさん」。
特に3妖精はそれぞれ『太陽みたいに明るい笑顔』『月のように戸惑う照れ顔』『星のように眩しい企み顔』と評価されていて、さらにどれも解説文が「かわいいですよね。」で始まっている。可愛いからね、仕方ないね。
ショット・スペルカード
拡散ショット「瞬極撮(しゅんごくさつ)」は「瞬獄殺」が元ネタで、読みを変えずに漢字だけを変えている。
瞬獄殺はストリートファイターシリーズのキャラクター「豪鬼」のスーパーコンボ(超必殺技)のこと。
集中ショットの「16連撮」は「16連射」が元ネタ。
ゲーム名人である「高橋名人」が得意としているプレイである。
バレット名は下に来るたび16→32→64→128→256→512と、連射数が2倍ずつ増えている。
通常ショット2種の名称はいずれも1990年代のコンピュータゲーム関連が元ネタであり、その時期のゲームに同人活動・即売会も含めたサブカルチャー全般と、それを楽しむステレオタイプのオタクを表現したものだと思われる。
スペルカードは取材『射命丸文の撮影交渉』がダブルスポイラーの取材「射命丸文の圧迫取材」、写真『激撮ベストショット』が弾幕アマノジャクの写真「激撮テングスクープ」のアレンジ。
いずれもカメラで撮影する弾幕となっている。
取材「射命丸文の圧迫取材」が「圧迫取材」なのは文の取材スタイル(熱意はあるが悪質さも目立っている)の現れであり、実際に原作「ダブルスポイラー」では自機を追い詰めるようにしつこくファインダーで追尾して撮影しようとしている。
こちらは「圧迫」ではなく『被写体に許可を得るマナーの弾幕』となったため、若干優しくなった……とは限らないようである。
なお、バレット名では交渉相手らしき人物の名前があるが、「とある妖精」「被写体チ&大」「被写体リ」「被写体サ&ル&ス」「被写体ク」「被写体エ」と、こちらも妖精ばかり。
- 「おっと、文の取材は強引だよねー その強引さは少しは見習っても良いかもなー 取材を拒否するような所に事件は眠ってるもんだしねー」
(ダブルスポイラー・姫海棠はたてのコメント)
派生前の名前・写真「激撮テングスクープ」はテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」のパロディで、シーン名は「カメラはペンよりも強し」。「ペンは剣よりも強し」という言葉は現在では報道の影響力を示す言葉として用いられる。
ラストワードの『フォトホリッカーズ・ハイ』は弾幕アマノジャクの「瞬撮ジャーナリスト」とダブルスポイラーの速写「ファストショット」の複合。これら2つの演出の間にカットインが挟まれる。
- 「おおっとこれが文の取材の真価ね、文字通りの体当たり取材 私はここまでの強引さを持っていないからなー 少しくらい傲慢な性格の方が取材に向いてるのかもねー」
(ダブルスポイラー・姫海棠はたてのコメント)
「ホリック(holic)」は「何かに熱中している、中毒になっている」という意味を持つ接尾辞。アルコール中毒を意味するalcoholicから派生した英語のスラング。なので「フォト(Photo)」と合わせて「フォトホリッカーズ」の部分を訳すると「写真に熱中する者たち」となる。
「ハイ(high)」は「気分高揚(気分が高揚する)」という意味も持つため、イベントでテンションが高くなっている文の様子も指しているのかもしれない。
弾幕戦においては新聞記者としての要素が弱まり、代わりにカメラマンの要素が強くなった文にぴったりな言葉である。