「あらぁ ヒーローさんが逃げるんですか?」
概要
初出はリメイク版第89話。名前の元ネタは「マイコプラズマ」。災害レベルは「虎」。
怪人協会が地上を襲撃した際に、先鋒として放たれた内の一体である女怪人。
丁寧な口調で笑い声は「ほほほほ」。一見物腰は柔らかだが妙に威圧感がある。
外見
その名の通り京都の舞妓によく似た姿をした女性型怪人。白塗りに紅を挿した狐目の美人で、煌びやかな髪飾りや着物の随所に雷の装飾がちりばめられている。
背後には雷神のような複数の太鼓が浮かんでおり、手にはドラムスティックに似たバチを携える。雷太鼓は雷神のそれのように半円状に繋がっているわけではなく、完全に円状に並んでいる。
ほとんど人間と変わらない姿のため、元は人間だと思われるが詳しくは不明。
能力
「プラズマ」を名に持つ通り電撃を操る能力を持つ。手に持ったバチで太鼓を叩くことにより、叩いた太鼓から電撃を放つことができる。放たれた電撃は鋭く相手に飛んでいき、一部分をピンポイントで撃ち抜くような精度の高い攻撃を繰り出す。アニメでは赤と青の2色で表現された。
また自身は電撃に対し高い耐性を持つ。これにより同じく電気を操る電気ナマズ男とタッグを組み、雷光ゲンジの攻撃を封殺した。
動向
怪人協会の攻撃開始に伴い、参謀のギョロギョロから相性の良いヒーローを教えてもらい地上に侵攻。電気ナマズ男とともにA級ヒーロー・雷光ゲンジと交戦し、能力を活かして勝利する。その後は頃合いを見てアジトに引き返し、地上での成果を他の怪人に報告した。
後日、S級ヒーローがアジトに突入してきた際にはぷりぷりプリズナーと交戦。他の怪人たちと共に様々な攻撃手段を試すも、愛で全ての苦痛を受け入れることを学んだ彼の頑強さに手も足も出ず。そのまま退却を試みるも、捕食した怪人の能力を使用できる怪人・バキューマにより、他の怪人諸共吸収されてしまった。直後にバキューマもプリズナーに敗北し爆散したため、復活することもないと思われる。
…かに思われたが、最後の登場だった第149話が修正され、バキューマが爆散した際に他の怪人と一緒に解放されて生還。電気ナマズ男(修正後は吸い込まれなかった)に抱えられてその場を後にした。
また、相方の電気ナマズ男とは単なる同僚以上の信頼関係があると思しき描写がなされている。
ちなみにバキューマと吸収された怪人達は全員デザインが一新されている。舞妓プラズマも新フォーム「ハイボルテージモード」として、着物を着崩し太鼓をドラムに置き換えた、和風ロックな姿を披露した。