♏概要
漫画『金田一少年の事件簿』の長編ストーリーの1つ。1999年にアニメ化し、2014年にはドラマ化した。
作品では通算でのFILE21であり、CASEシリーズとしてはCASE2であった。
♏あらすじ
不動芸術高校の映画研究部で映画『大追跡』を上映中、「死」を予告する不気味なメッセージがスクリーンに現れた。メッセージの後には、禍々しいサソリ座の紋章が浮かび上がる。映研部長の蔵沢光は『サソリ座の惨劇』とつぶやいた。
あたかも『サソリ座の惨劇』の殺人鬼スコーピオンがスクリーンから抜け出てきたかのように、銀幕の殺人鬼スコーピオンは、映研関係者を次々に葬っていく。
♏登場人物
キャストは「アニメ版の声優/実写版の俳優」。
- 蔵沢光(くらさわ ひかる)
不動芸術高校3年生で映画研究部部長。日本映画界の巨匠「蔵沢明」の孫。
映画制作に対しては冷徹なまでに真摯だが、偉大な祖父を持ったことに誇りとプレッシャーを感じているような一面も。
- 泉谷シゲキ(いずみや シゲキ)
不動芸術高校3年生で映研部員。脚本担当。体格は小柄で痩せ型。メガネをかけている。
黒河を主演とした脚本を書いていたが、彼女が主役を降ろされた為、不機嫌になっていた。
ドラマ版の演者はジッチャンのドラマにも出演したり、8年後の道枝版では別の事件でゲスト出演した。
不動芸術高校3年生で映研部員。男優。元陸上選手で、よく日焼けした男。
かつて準グランプリを獲った自主映画『大追跡』の主演。殺人が起こって尚撮影をやめようとしない蔵沢に反感を抱く。
- 門脇靖浩(かどわき やすひろ)
不動芸術高校3年生で映研部員。カメラマン。体格は小太り。メガネをかけている。
8mmフィルムを愛しており、ビデオカメラを愛用する佐木竜二とはそりが合わない。他の3年生の男子部員ほどはクセは強くない。
- 黒河美穂(くろかわ みほ)
不動芸術高校2年生で映研部員。女優。真田曰く「特上」の美人。
ホロスコープを見るのが特技で、発言もそれに絡めたものが多い。背中に蠍型の大きな痣がある(ドラマ版ではカット)。
- 星野かなえ(ほしの かなえ)
不動芸術高校2年生(ドラマでは1年生)で映研部員。記録担当(ドラマでは雑用)。蔵沢に好意を抱く、快活そうな女子。
中途入部であり『サソリ座の惨劇』については知らなかった。
- 遊佐チエミ(ゆさ チエミ)
不動芸術高校1年生で映研部員。役者兼雑用。
今回大した役を貰えなかったらしく、こちらも終始不機嫌な様子。
ドラマ版の演者である上白石萌歌は、8年後の2022版では七瀬美雪に起用されている。
- 辻隼人(つじ はやと)
キャスト:-/萩原利久
ドラマ版のみのオリジナルキャラクター。 不動芸術高校1年生で映研部員。雑用。
大型犬を飼っている。