イタズラも、おいたが過ぎると通報です! ジブリール・ユノス!
この世の風紀の乱れは許さない! ジブリール・アルテア!
家庭円満、天下泰平! ジブリール・スピカ!
普通の犯罪は無論の事! エッチな犯罪許しません!
われら聖天使ジブリール、ここに降臨!!
フロントウイングより発売されたギャルゲー(アダルトゲーム)。
フロントウイング設立10周年記念作品のひとつでもある。
概要
同社初期看板タイトルである『魔界天使ジブリール』(ジブリールシリーズ)の4作目。
前作に倣って『魔界天使ジブリール-Episode4-』とも書かれる場合があるが、公式表記としては『魔界天使ジブリール4』とされる事が多い。
本作より主人公交代が行われた。ジブリールチームとしては2代目、ジブリール個人としては同時4代目(4人目、5人目、6人目)となる「ジブリール」である。
また基本的に前シリーズ作品(無印~Episode3)とは話の繋がり(連続性)は存在せず、シリーズの根幹を担うたったひとりを除いてキャラクターの続投や共演は無い。
この事で「ジブリールシリーズ」はユーザー(ファン)に対して、物語の継続性やキャラクターの同一性に依存しない、いわゆるスーパー戦隊シリーズやプリキュアシリーズや平成→令和ライダーのようにコンセプトを受け継ぐことで継承および継続されるシリーズである、という方向性を示す事となった。
もともとジブリールの「代替わり」自体は2作目の『魔界天使ジブリール-Episode2-』から行われていた事だったが、この時点では先代ジブリールと次代ジブリールの関係は、いわば『仮面ライダー』(昭和ライダー)における1号・2号・V3の関係に近いもので共演と共闘(物語の連続性)が前提となっていた。(そのため、歴代ジブリールをチームで括ると必然的に「個人としては3代目」のナギまでが「初代チーム」となる)
ゆえにジブリールシリーズにおいては、こうした形でのキャラクターの交代が行われるのは当然のことながら本作がシリーズ初の試みとなった。無論、当時のフロントウイング作品としても「キャラクターを一新して設定のみを受け継ぎブランドを継続する」というのは異例の事であり本作はフロントウイングにおいて、それを成し遂げた初の作品である。
本作からバッドルートなどにおいては、いわゆる寝取られ(快楽堕ち・メス堕ち)の要素が大きくなっていく。(なおジブリールとなった者の悪堕ちそのものに関しては前作にて前例が既に登場している)
こうなった理由のひとつとして、キャラクターコンセプトデザインを担当していた空中幼彩氏の疲弊があった(当時、一時的に精神的に落ち込んだことでひかりやナギといったメインの前作キャラを描けなくなった)ためだったとか。しかし本作の制作という気分転換によって憑き物が落ちたか持ち直し、翌年にはひかりもナギも出てくるシリーズ第5作「戦国天使ジブリール」が無事に出される運びとなった。
前シリーズ作同様『チャンピオンREDいちご』にて蒼一郎によるコミカライズが連載されている。
あらすじ
この春、自らが通う夢が丘学園の生徒会の役員となった沖田剣人、早乙女もも、綾小路葵、星川ユズハの4人。お互いに気心の知れた幼馴染同士の彼らは、春からの新生活に希望を持って臨んでいた。
しかし夢が丘学園にはマイマイ・メイメイという双子の悪魔姉妹が潜んでいた。姉妹は何故か「人間の願いを叶えてやる」という目的のもと、予想の斜め上な行動で狙いをつけた生徒たちを操り、学園に混乱をまき散らしていた。
この動きを察知し憂いていた、おなじみのほにゃらら天使ラヴリエルは、天使の力で夢が丘学園の理事長となり、生徒会役員の剣人たちに目をつけ「世の悪魔から学園を守るため、ももたちにジブリールになってもらい、剣人とアモーレな日々を育んでもらいたい。そのために学園内で同棲してほしい」と願い出る。
剣人ともも、葵、ユズハは学園を守るため、ひいては人の世を守るため、新たなるジブリールとしてアモーレを育み溜めて、その力を使い悪魔たちと戦う事となるのであった。
登場人物
沖田剣人
主人公。もも達とは幼なじみ。生徒会では庶務雑用。
早乙女もも
CV佐倉もも花
ヒロインの一人。ピンク髪が特徴。程よい美乳の持ち主。剣人の世話が趣味で彼に好意を寄せつつも、未だにその想いを彼に伝えられずにいる。家事が得意な良妻賢母タイプでしっかりした性格だが、素直ゆえに騙されやすい一面もある。生徒会では副会長。天使の力でジブリール・スピカに変身する。
綾小路葵
CV有栖川みや美
ヒロインの一人。ストレートロングヘアが特徴。ややガサツで乱暴な所もあるが、頭は良く運動神経も秀でている優秀な人物。一方で度を超えた生真面目かつ杓子定規であるため、ピンチに弱く、いつも剣人に助けられる。男嫌いを標榜して性嫌悪を振りかざし女尊男卑こそが世界の真理と誰はばかる事無く声高に叫ぶヒトで、ジブリールとしてアモーレを育む事は「あくまで義務」だとしている。ただしこれは実はツンデレゆえの事で、いわゆる本作におけるくっころ&くやでも枠のひとり。剣人に好意を寄せているが、生真面目とツンデレと天邪鬼な性格が災いする事が多い。胸が小さい事を気にしており(つったって前作のひかりやナギよりはある。単に比較対象のももやユズハがデカすぎるだけである)ユズハにからかわれる事もしばしば。生徒会では会長職を務める。天使の力でジブリール・アルテアに変身する。
星川ユズハ
CV東かりん
ヒロインの一人。金髪ツインテールが特徴で、豊満なバストの持ち主。自由奔放でわがままな性格でヤキモチ焼き。剣人に近づくも、全く相手にされない。生徒会では会計書記。天使の力でジブリール・ユノスに変身する。
ラヴリエル
CV野神奈々
ももたちを聖天使ジブリールにした、相変わらずのほにゃららラブ公。
天使の力で夢が丘学園の理事長となり、理事長の強権で剣人たちを生徒会の役員にした上で、彼女らのアモーレを育てるため共同生活を強要する。
マイマイ
CV民安ともえ
夢が丘学園に現れた悪魔で双子の妹。姉が考えた作戦を意気込んで実行するが、大抵失敗することが多い。実はノーパンである。
メイメイ
CVまきいづみ
夢が丘に現れた悪魔で双子の姉。愛らしい見た目とは裏腹に腹黒い性格で、笑いながら残忍な事を平気でする。妹とは対照的に胸が大きい。
メインテーマ
- the first the last
- Vocal:U
- 作詞・作曲・編曲:ユウ
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