「その力は、希望か破壊か-」
「妖精たちの最終章 始動」
概要
鳳凰の巫女以来、実に5年ぶりとなる『FAIRYTAIL』アニメ映画第2作で、こちらも原作者である真島ヒロが総合プロデュースを手がける完全オリジナルストーリーとなっている。2015年5月16日、劇場版アニメの新作の制作決定が発表された。時系列は原作コミックス第51~52巻の間に起きた出来事となる。
本作では2018年に放送されたファイナルシーズンに先駆け、ルーシィのスタードレスによるフォームチェンジ、シャルルの人間態への変身、グレイのオールバックでの滅悪魔法が披露された他、後にファイナルシーズンに登場する例のこの人達もラストにおいて先行登場する。
また、冒頭から敵味方入り乱れて戦いが多く描かれるなど、作品中の大半に掛けてバトルシーンが非常に多いのが特徴(前作とは異なり「少年漫画的に技名を叫んでから敵を倒す」というシーンがほとんどない)で、映像化されたFAIRY TAILの中では最もバトルシーンが長く、『バトルマンガ』としての側面を大きく押し出されている(一応、謎解き要素も少なからず含まれており、ある人物の正体やタイトルの意味についてはラストにわかるようになっているが)。
あらすじ
黒魔導士ゼレフ信仰教徒・黒魔術教団(アヴァタール)との戦いを終え、ギルド妖精の尻尾が再結成されてしばらくして、ナツ達はフィオーレ王国からとある依頼を受ける。
かつて大魔闘演舞闘技場地下から発見されたという、王国神殿から世界を滅ぼすほどの力を持つ杖「竜の涙(ドラゴンクライ)」が数か月前、元フィオーレ国務次官だった反逆者・ザッシュにより奪われ、ステラ王国国王・アニムスの手に渡ってしまったというのだ。
ステラ王国に寝返ったザッシュの目的は竜の涙の力でフィオーレに復讐し、やがては世界をも手に入れること。王から直々に杖の奪還の依頼を請けたナツ達はステラ王国に乗り込むが、奪還中に杖に触れた途端にナツは涙を流し、滅竜魔導士のみが特有の何かを感じ取る。どうやらこの杖=竜の涙は、巨大な何かを秘めているようだが、それはナツも同じであり・・・。
そんな杖を取り戻せんとナツ達に襲い掛かるザッシュとステラ王国軍の精鋭である3人の魔導士「スリースターズ」。更にはアニムスとその側近であるソーニャにも何やら秘密があるようで…。
果たして妖精の尻尾は竜の涙を取り戻せるのか? そして、アニムスの真の目的とは…一体…?
登場人物
妖精の尻尾
主要メンバー
- ナツ・ドラグニル(CV:柿原徹也 / 幼少期:MAKO)
- ルーシィ・ハートフィリア(CV:平野綾)
- ハッピー(CV:釘宮理恵)
- グレイ・フルバスター(CV:中村悠一)
- ウェンディ・マーベル(CV:佐藤聡美])
- シャルル(CV:堀江由衣)
サブメンバー
- マカロフ・ドレアー※冒頭シーンのみの登場で、台詞は無し。
フィオーレ王国
- ヒスイ・E・フィオーレ(CV:三森すずこ)
- トーマ・E・フィオーレ(CV:藤原啓治)
ステラ王国
スリースターズ
ラストに登場(リンク先ネタバレ注意!)
関連タグ
鳳凰の巫女→本作