概要
遊城十代の使用カード。
カードテキスト
E・HERO エアー・ネオス/Elemental Hero Air Neos
自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
自分のライフポイントが相手のライフポイントよりも少ない場合、
その数値だけこのカードの攻撃力がアップする。
エンドフェイズ時にこのカードは融合デッキに戻る。
解説
打点増強の扱いやすさが評価されており、コンタクト融合における攻めの主軸を担う存在。
融合前の守りの効果から一転してド派手に攻め込む姿勢は、逆転の切札そのものである。
不可解な謎
昨今では活躍よりもその不遇さ、もはや不遇すら生温いと言える扱いの奇怪さに注目が集まっている。
詳細は後述するが、アニメ登場カードなので話題に上りやすいのに加えて「明らかに大人の事情を感じるのにその理由が推測できない」というのが大きいと言える。
遊戯王は基本的に公式からその辺りの理由は説明されていないので当然なのだがファンやプレイヤー、決闘者側でそれなりに推測できることが多い。しかし、エアーネオスに関してはこれといった理由が見当たらないのである。
ネット上では存在を抹消されたあるいは隠そうとしているとまで話が大きくなっていることも見られるが、むしろそういうことだとしたらもっと一貫した扱いになるはずである。
というより前述通りアニメ登場しており配信されているし、「Legacy of the Duelist」(以下LotD。2015年海外で発売されたゲームで2作目は2019年に日本対応版も発売)でも収録されている2020年の収録リスト。つまり活躍や使用を見ようとしたら結構普通に見られる。公式サイト等でも調べれば出るし公式デュエルで使えないとかも特にない。それ故に謎が大きいと言える。
カード
OCGで未だに再録をされていないが、この点はそもそも、このカードを含むパックが再録される時期から、過去カードの全種再録が廃止され、厳選されるようになったため、一概にこのカードだけとは言えない状態にあった。
事実、「E・HEROカオス・ネオス」をはじめ、他にも複数のネオス関連カードが早々に絶版となり再録されていない。
この時点までなら、まだ他のカードでもよくある事で片付く話でもあった。
なお、このモンスターが小さく描かれた「次元誘爆」も同様。
OCGで話題になったのは『POWER OF THE ELEMENTS』(2022年)で登場する「インスタント・コンタクト」。こちらはアニメOPを再現したイラストなのだが、不自然な位置調整によって姿が隠されている。
隠されているというのはこのイラストをよく見るとエアーネオスの羽が確認できるから。色がやや異なるため違うという説もあるが、CMのCGモデルなどでは青い結晶状のパーツなどエアーネオスの羽の特徴が確認できるのでエアーネオスのものであろう。
ゲーム作品
『タッグフォース』シリーズにおいてTF3(2008年)でのみ隠しカード扱いで他がゲームオリジナルのカードなのでやや異質だった。しかし、これ以前も以降もシリーズには普通に登場しているので特殊なのはTF3だけ。
前述の通り2016年~2020年の『LotD』にも登場していた。
しかし、『デュエルリンクス』(2016年開始)や『マスターデュエル』(2022年開始)では何故か未収録。
一方、前述の「次元誘爆」や「インスタント・コンタクト」は実装されいてる。
……このように特に近年の扱いの不遇さが見られるがいまいち理由を断言できる材料がないのである。
特に理由としてあげやすい「デザイン」「名前」「権利」等だがアニメが普通に再放送や配信していて、使えない『デュエルリンクス』と『マスターデュエル』の間に使える『LotD』2作目(2019年販売で2020年にアプデや別プラットフォームで販売)が発売されているという点から説得力に欠けてしまう。
以下ネットでのファンの推測(前述のアニメや「LotD」は基本考慮されてない)
名前
関連カードが『リンクス』や『MD』で収録されているため「E・HERO エアー・ネオス」が何らかの権利等に引っかかるという説。
名前が類似する企業との商標等の問題も指摘されており国内外でも見かける説だが、商標は「閃刀術式-アフターバーナー」、社名は「Kozmo-デルタシャトル」なども被っているため、この手の権利問題では一律で同じとは言えないとはいえ微妙なところ。その企業名も航空会社だからAirがついているだけであり理由としては弱め。
TCG版すら存在していない「シャトルロイド」のようにデザインまで含めたという点も見られない。
デザイン
「インスタント・コンタクト」での扱いからあげられている説。
特に同イラストでの隠し方から「羽を除く本体のデザイン」に何らかの問題がある可能性も生じている。
しかし、エアーネオスが出ていない『リンクス』『MD』に小さいとはいえ全身が写っている「次元誘爆」が実装されている謎はある。
仮にこれがあっていたとしても外見的には融合元のネオスやハミングバードを引き継いでいるのでこれらとの差異にそこまで特徴的な要素があるのだろうか…。
海外事情
遊戯王において比較的あげられやすい理由。
しかし、特にこれといった理由は見当たらず苦し紛れのものが多い。
国外でも謎扱いな辺り可能性は薄いと思われる。
考慮されていないと言ったが『LotD』は海外発である。
権利
名前やデザインとも被るが権利者が別にいてそれ故にデザインが変更したくても動かせない、ゲーム作品に出せない…という説。
推測の根拠らしい根拠もなくエアーネオスだけの問題になる可能性は弱い。
……いずれにせよ公式からの明言が無く、日本版のデザインが消えた「マッド・ロブスター」やアニメ版「ブライ・シンクロン」のような明白すぎるアウト要件も無ければ、「パワードクロウラー」のようなカード名の問題も無いため、すべては憶測の域を出ない。
関連タグ
星7 風属性 戦士族 融合モンスター 効果モンスター コンタクト融合 HERO E・HERO ネオス
E・HERO ネオスの強化形態
効果モンスター
光属性
融合モンスター
レベル7
光属性
レベル10
光属性
光属性
コンタクト融合
レベル7
光属性
- E・HERO エアー・ネオス
水属性
トリプルコンタクト融合
闇属性
炎属性
風属性