これは、まどかやほむらが戦う、
繰り返しの世界で起きていた物語。
概要
『魔法少女まどか☆マギカ』10周年記念の一つとして制作された、ニトロプラスとf4samuraiによる『マギアレコード』での新プロジェクト。
2021年4月25日の魔法少女まどか☆マギカAnniversary Stageでワルプルギスの廻天と共に告知され、2023年10月3日(鹿目まどかの誕生日)から常設イベントとして開始。2024年2月26日に最終ストーリーまで配信。
シナリオはニトロプラスの下倉バイオが担当し、蒼樹うめ原案の新キャラクターにして最終的に存在が消えてしまう魔法少女「愛生まばゆ」が登場した。
ストーリーはまどか☆マギカ本編の前日譚であり、Film単位で区切られるメインシナリオはフルボイスで展開され、Magia Day 2023での正式紹介時の時点で既に全編収録済み。セリフ総文字数20万字超、まばゆの収録ワード数は5000以上という高ボリュームとなっている。
画面に関しても現在が何日目かが表示され、テキストも従来のキャラ名+吹き出しではなく、黒枠でかつ発言者のイメージカラーなど通常のストーリーと演出が違う。
後述のサイドストーリーの他、各魔法少女のscene0 ver.の魔法少女ストーリーではマミを除き実装時点からかなり先のFilmのサイドストーリーが展開される。杏子のものは「Film.KS」というもので、メインストーリーにも「Film.MT」というものもあるが…。
システム
ストーリーの進め方はデイリーミッションをクリアする事で獲得できる「リコールランプ」を消費して解放していき、一定まで進めていくと様々な報酬が獲得可。
それとは別に、ログインボーナスで一日一個獲得できる「ドアプライズフィルム」を使うと、サイドストーリーをランダムで解放可能。また、メインシナリオとは違いサイドストーリーはボイスが無い。
また、24年3月8日16:00より当該アイテムはサポートポイントでの購入が可能となるので、毎日ログインボーナスを集める必要がなくなり、サポートポイントさえあれば日の浅い新規ユーザーであろうとも誰でも簡単に触れて読める様になる。
購入に必要なサポートポイントも高くはなく寧ろいずれも20個あたり10ptと安い部類である。
更にチャレンジバトルも実装されており、困難級、窮地級、絶望級の3つの難易度で魔女に挑める。なお困難級以外は魔女のHP減少に伴い、行動が変化していく。中には敵味方両方に特定の効果がバトル中永久的に発動するフィールド効果もある。
あらすじ
愛生まばゆは叔母の咲笑の店で手伝いをしつつ暇さえあれば映画を観る生活を送っていたが、ある時自分以外の時間が不定期に止まるようになる。
その後瀕死に陥ったエイミーが急に回復したり、時間停止後に爆発が起こったり等の不可解な現象を経験した末、時間停止の原因を探るなかで出会ったマミ、杏子、ほむら、まどかを通して魔女や魔法少女についてを知り、彼女達が原因なのではと思い追求しようとするが…
登場人物
原作の5人の主要人物には全員scene0 ver.が実装されており、ホーム衣装に私服とレコンパンス制服が存在する。またほむらには病院服も実装された。
愛生まばゆ(CV:早見沙織):本作での主人公であり、物語は彼女の視点から展開される。本人曰くボッチ陰キャであり、ケーキと菓子とポテチとエナドリを共にした映画鑑賞を好む自堕落系オタク女子。ところがある日、自らの意志とは無関係に時間が止まる怪奇現象に巻き込まれてしまう。不審に思いながら調査を進めてく内に、ある一人の魔法少女に辿り着いて……?その他の詳細事項は個別記事にて。
鹿目まどか(CV:悠木碧):初期の周では車に轢かれたエイミーを救うべく魔法少女となるが、後の周ではほむら&まばゆの行動によって願い事が変わっていく。イベント開始と同時に派生キャラとしてScene0 Ver.が実装された。
暁美ほむら(CV:斎藤千和):まどかがワルプルギスの夜に殺される結末を回避すべく未来から時間遡行してきた。当初は眼鏡をかけた姿だったがFilm3でクーほむ化し、その派生キャラとして2人目のScene0 Ver.が実装された。
巴マミ(CV:水橋かおり):まばゆのクラスメイト。魔法少女となったまどかと共に魔女と戦うようになり、後にほむらを疑うものの仲間に迎え入れ、Film2ではさやかも加入させる。後の周では見滝原を離れ、別の町で活動しているが…?Scene0 ver.は5人目として実装された。
美樹さやか(CV:喜多村英梨):キュゥべえに目をつけられており、周囲から契約するなと言われていたが、恭介の入院、自分だけ一般人などの要因から契約する。4人目のscene0 ver.実装。
佐倉杏子(CV:野中藍):かつてマミとコンビを組んでいたが、今のマミの戦いぶりに難色を示している。後に3人目のscene0 ver.実装。
百江なぎさ(CV:阿澄佳奈):OPムービーのみの登場だったが、Film4で登場。しかし常に魔法少女衣装なうえ、色が違うだけでなく腹部にソウルジェムが無い。
キュゥべえ(CV:加藤英美里):お馴染み、素質のある少女と契約し、願いを一つ叶える代わりに魔法少女として魔女と戦わせる存在。まばゆに関する記憶が無いようだが…
志筑仁美(CV:新谷良子):Live2Dは悪魔ほむらの魔法少女ストーリー(『叛逆の物語』の振り返り)ではモブ仕様の単色グラフィックだったが、本イベント開催に当たって固有の容姿で描かれるようになった。
鹿目詢子:仁美、恭介と同じく独自のLive2Dが実装されているが、和子先生とは逆にサイドストーリーにのみ登場のためボイスは無し。
早乙女和子(CV:岩男潤子):Live2Dは期間限定イベント「始まりと永遠と~Ther Lost Record~」(テレビ本編の振り返り)でのモブ仕様のままだが、詢子さんとは逆にメインシナリオでの出番がある為にボイスの方は実装されている。
エイミー:咲笑の店を度々訪れている猫。本作でもまどかが魔法少女となるきっかけとなっている。
愛生咲笑(CV:不明):本作オリジナルの人物で、まばゆを引き取り自身の店の手伝いをさせている。
まばゆの母(CV:不明):本作オリジナルの人物。よく当たる未来視の力を持つ占い師だったが不治の病で死亡した。
ワルプルギスの夜:舞台装置の魔女。当ストーリーでも彼女を倒してまどかを救うのが目的である。
この他原作の魔女が多数登場しており、暗闇の魔女の手下、影の魔女、芸術家の魔女、鳥かごの魔女、牛の魔女(仮称)は本作では本ストーリーで初登場となる。
配信スケジュール
話 | チャレンジバトル | 配信開始日 |
---|---|---|
Film.1 - Film.2 | 委員長の魔女、薔薇園の魔女 | 2023年10月3日 |
Film.3 DAY.1 - Film.4 DAY.13 | 犬の魔女 | 2023年11月6日 |
Film.4 DAY.15 - Film.4 DAY.32 | 銀の魔女 | 2023年11月15日 |
Film.5 DAY.1 - Film.7 DAY.32 | お菓子の魔女 | 2023年12月4日 |
- | 影の魔女 | 2023年12月11日 |
Film.8 DAY.1 - Film.12 MT DAY.17 | ハコの魔女 | 2024年1月12日 |
- | 落書きの魔女 | 2024年1月22日 |
Film.0 DAY4 - DAY.17 | 芸術家の魔女、鳥かごの魔女 | 2024年2月26日 |
Film.1-0 DAY.1 | - | 同上 |
Film.12 DAY.17 - Film.13 DAY.2 | - | 同上 |
主題歌
映像はscene0 ver.の魔法少女の変身ムービーや作中の一枚絵を一部流用している。
関連動画
告知PV
予告
Film.3&Film.4 予告PV
余談
初報の後のマギア☆レポート2#183ではまどか先輩がscene0(ゼロ)をsceneO(オー)→スケネオーと呼ぶシーンがあるためファン・プレイヤーの間ではそちらの愛称で呼ばれることも多い。
元々は下倉が『まどマギ』とは無関係のループもののストーリーとして考えていたところを、アニプレックスの鳥羽洋典プロデューサーから「これなら『まどマギ』でいけるのではないか」と提案され、原作者の1人である上司の虚淵玄に話を通すなど紆余曲折を経て『scene0』になったらしい(参照)。
関連タグ
始まりと永遠と:こちらは原作本編を準えたイベントストーリー。