概要
JR北海道が運行している快速列車「エアポート」の普通車指定席のグレードアップを目的として2000年に721系電車に導入されたのが始まり。普通車とグリーン車の中間のグレードに位置づけられているが、現在は特急列車など該当列車が増え、近郊型・特急型問わず「uシート」を装備した号車を「普通車指定席」、それ以外の号車を「普通車自由席」として区別・運用している。
運用列車
快速系
近郊型車両
指定席料金は840円で均一(2022年現在)。「エアポート」で運用されない場合は「uシート」車は自由席扱いとなり、指定席料金が不要となる。
721系
2000年に6両編成のうち中間車の4号車の半室が「uシート」化されたが、好評を受けて2003年から4号車の全室が「uシート」に変更された。なお、2003年に新製された車両と、既存の車両から改造された車両(サハ721-3200)とでは内装が若干異なる。
また、3両編成のうちの1000番台、F-1009編成の「クハ721-1009」は先頭車ながら唯一「uシート」を装備しており、予備車としてその出番に備えている。
733系
6両編成の3000番台は製造時から中間車の4号車が「uシート」となっている。
特急型車両
特急型車両による快速「エアポート」運用は2016年に終了した。
781系
L特急「ライラック」・快速「エアポート」で運用される編成を対象に、4両編成のうちの4号車の半室を「uシート」化し、2001年に運用を開始した。2002年に快速「エアポート」運用から外れたものの、座席区分はそのまま。2007年に退役。
785系
2002年から快速「エアポート」運用が始まるのに合わせ、「スーパーホワイトアロー」で使用されている全編成を対象に編成組み換えを実施。「uシート」を装備した中間車、500番台が7両新製され5両編成へ揃えられた。
789系
5両編成の1000番台は製造時から中間車の4号車が「uシート」となっている。
なお、6両編成の0番台で運行されている特急「ライラック」も普通車指定席の設定があるが、こちらは「uシート」ではなく、車内設備は普通車自由席と同じ。