エドティナ
えどてぃな
すべての女性を愛するフェミニストなエドガーと、モブリズの孤児院で人を愛することに目覚めた保母さん(!?)キャラなティナの組み合わせ。
二人とも性能が良く、序盤にエドガーとロックが二人揃ってティナに鼻を伸ばすシーンがあり(萌えているような表現だが)、ティナの次に登場するロックが過去の恋人の面影を引きずっており、やがてはセリスとくっついてしまうキャラクターな為か、SFC版発売当時から妄想する人が多い模様。
エドガーがティナに言う台詞「君の美しさが心を捉えたからさ」はティナの目立つゲーム序盤をプレイしたプレイヤーの気持ちを代弁する台詞であった。
ティナはエドガーに口説かれても特別な感情を持たなかったが、エドガーはヘテロの相手として女性を口説く訳ではないため(女性を愛する気持ちは綺麗な薔薇を愛する気持ちや、部屋を飾り付けるのと同じ感覚なのだろう)、ティナ以外もティナと同じことを思った可能性大である(ちなみにティナは紙くずをクシャポイするまで「汚れ」の感覚を知らず、オルトロスに出会うまでセクシャルハラスメントの感覚を知らなかったようだ)。
エドガーはブラコン、ティナはファザコンで、二人とも非常に家族思いな性格である。
ティナがエドガーの双子の弟のマッシュを大きな熊だと勘違いするシーンには、ティナの隠された趣味(モーグリをふかふかすること)が現れている。
「エドガーの現在の部屋がサファリ風」という裏設定があるらしいが、動物好きのティナや、マッシュ&ガウの関係を揶揄するような設定である。
ティナにもエドガーにも、リルムを女性ではなく子供として気にかけるシーンが存在する(エドガーはリルムを女性として口説くのを「さすがに犯罪か…やめとこう」と改めてのことであった)。
また、二人ともロックとセリスの関係に(なんのかんので)肯定的な点や、横恋慕するポジションと見せかけてそうではない点も共通。
ティナが知りたがっていた『愛』は母性愛で恋愛感情のことではないが、母性愛と恋愛は紙一重なのだ(ヒトの子を愛する感情は恋愛感情ではないが、ヒトの子を知ることは恋愛を理解することでもある。バナナ型神話である)。
マディンとマドリーヌの異種間恋愛の末にティナが生まれ、FF6そのものもティナが人間と分かち合うことでティナが人間界に残り、モブリズにいたディーンとカタリーナのカップルの間に子供が生まれるラストで終わっている。
なお、エドガーがティナに問いかけた「君の好きなタイプ」はEDまで不明のまま。
レオ将軍(ティナの父親のマディンを髣髴とさせる、色黒でゴツゴツした優しい成人男性)を尊敬していたこと、仲間や恋人を失って悲しんでいたモグを慰めた裏設定があることから、男性の容姿(種族?)にはこだわらない様子(少女なだけあり、頼れる系、かわいい系を好む傾向はある様子)。
相手の性別にもこだわらない様子であるが、エドガーと会った時に「普通の女の人ならこの言葉に何かの感情を持つのね」と言っていることから、自分の性別は意識しているようだ。
- ティナを心配するセリスとエドガーの台詞がたびたびハモる(恋愛と勘違いされがちな台詞はセリスが担当している。人混みが苦手なティナへの忖度であろう。)
- エドガーがセリスをレディーファーストで行かせるシーン(セッツァーも同行させている)は台詞ありだが、ティナをレディーファーストで行かせるシーンは無言で、ティナがエドガーを引導しているようにも見える(その後、エドガーは仲間たちを心配して立ち止まったが)。
- ストラゴスがいないEDで、動く歩道で(前から順に)セリス、エドガー、セッツァーの3人がリルムを置いて先に進み(全員が仲間を気遣う余裕がない様子)、リルムが3人を叱り、3人(前から数えてセッツァー、エドガー、セリス)が元いた場所に引き戻されてしまうシーンが存在する。3人がこのゲームにおいて保護者ではなく、「お兄(姉)ちゃんなんだから我慢しなさい」という躾けに我慢できない長男・長女的なポジションなのが分かり、モブリズのティナママの視点を連想させるイベントである(エドガーが良くも悪くも、女性の扱いと子供の扱いは分けているのが分かるイベントでもある)。ストラゴスがいる場合は、ストラゴスとリルム(老人と子供)が頑張って前に進む演出になっている。
- 最少数パーティーのEDで、エドガーがセリスに何か言った後でセリスとティナが並び、エドガーが驚いて拗ねる(通常のEDでは、リルムとセリスが入れ替わり、セリスとロック、リルムとストラゴスが合流して、エドガーが驚いて拗ねてマッシュと合流する)。この一部始終を観察していたように、最後にティナが無邪気に笑う(感情を知らなかった時代が嘘のよう)。女性陣でティナだけがエドガー(達)に「間接的に」反応している。
- 4のシーンで格好いいポーズを取ったエドガーにセリスが無言で瞬きを繰り返すシーンと、序盤の格好いいポーズを取ったロックにティナが無言で瞬きを繰り返すシーンが対になっている。EDにロックがいても同じ演出になる為、エドガーがロックから女を取ろうとしている訳ではないのが分かる。序盤のロックとティナのやり取りは台詞ありで、ティナが「この場にいない誰かを愛しているのでは?」と察しているような演出であった(台詞無しだと愛の告白だと勘違いされるシーンを敢えて台詞ありにし、恋愛フラグのようでそうではないというミスリードに利用しているのが凄いのだ。勘の鋭いプレイヤーはティナと同様に「ロックは記憶喪失の女性を守れなかったトラウマ持ちなのでは?」と察したであろう)。似たシーンを二度出すことで、「エドガーが女性陣でセリス(最小数パーティーの紅一点で、ロック不在のEDでロック以外とくっつくと勘違いされがちなキャラ)を最優先している」「主人公の大親友が主人公の彼女に惚れたり、ヒロインが主人公への未練無しにライバルに浮気したりする」という勘違いを真っ向から否定しているのだ(リンク先は、全員が主人公じゃないゲームでは十分ありな作風なので悪しからず)。EDでも女性全員を平等に扱い、それ以上に国を重んじる信念が揺るがないエドガーさんかっけー。
EDではエドガーが女性を気遣う描写が多い為、ティナとの関係も例外ではないのである。
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