概要
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに参戦しているキャラクターのうち、主にファミリーコンピュータ以前の時代にリリースされ、長らく続編が発売されていない(いなかった)シリーズから参戦したキャラクターの総称である。
「レトロゲーム組」、「ファミコン組」などと呼ばれることもある。
『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』の該当者はいなかった(※1)が、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』においてアイスクライマーとMr.ゲーム&ウォッチが参戦。
更に、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では前2体に加え新たにピット(海外版のみGB版が発売されてはいるが)とロボットが参戦。
そして『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』ではリトル・マック(前作『X』ではアシストフィギュアとして登場、ただし、マイナーながら一応Wiiにて『パンチアウト!!』の続編は発売されている)、ダックハントがそれぞれ初参戦し、前作からも3体が続投した。
以上、6体を総じてインターネット上では「レトロ組」「レトロ枠」と指すことが多い。ただし、アイスクライマーは『for』では不参戦となっているため、この6体が一度に競演するのは『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』が初となる。
登場するキャラクターの特徴として、スマブラへの参戦にあたってキャラクターのデザインが大きくアレンジされていることが多い。特にピットに至っては原作から大胆なデザイン変更がなされたことで、発表時には衝撃を受けたゲームファンが多かった。
スマブラに参戦したことでシリーズそのものの知名度が高まった事で、その後続編が制作された作品もある。代表的なのが『光神話・パルテナの鏡』シリーズである。ニンテンドー3DS用ソフトとしてリリースされた『新・光神話パルテナの鏡』において、ピットは『X』のものを基にしたデザインとなり、声優も『X』から高山みなみがそのまま引き継いでいる。また、同作に登場したパルテナやブラックピットは、なんと『for』に参戦。スマブラ出演がきっかけで大きく出世したシリーズと言えよう。
また、このうちMr.ゲーム&ウォッチ・ロボット・ダックハントはサプライズ枠と呼ばれることがある。
※1:ただし同作(1999年発売)においては1994年にスーパーファミコンソフトとしてリリースされた『MOTHER2』からネスが参戦しているため、このネスがレトロ組に入るのではないかという声も存在する。