概要
ゲーム『聖剣伝説2』に登場するメイン敵対勢力。
pixivではヴァンドール帝国の人々、考察を書いた作品(特に、ヴァンドール皇帝と、その直属の親衛隊ヴァンドール四天王を描いた作品)に付けられるタグである。
聖剣の勇者に倒された彼らのこと、時々でいいから思い出して下さい。
パッケージでは派手に紹介されていないが、ポトス村と並び、ゲーム世界に惚れ込んだ人にはとことん印象に残る国である。
また、『聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝』のGBAリメイク作『新約聖剣伝説』でも名前のみの登場。こちらは原作において「バンドール帝国」と呼ばれていたのを改名したものになる。オリジナル版では「バンドール帝国」の末裔が登場する。
ヴァンドール帝国の内情。
タスマニカ共和国、パンドーラ王国と並ぶ三大国の一つ。かつては平和な国家だったが、15年前に突然世界統一を標榜し、タスマニカとパンドーラの同盟に戦争を戦争を挑んだが敗北。
その際にヴァンドール皇帝も共和国騎士セリンとの戦いで、死亡したとされたが、謎の復活を遂げたとされる。
皇帝は帝国の支配を維持し、世界統一の方針をそのまま継続。徹底的な軍事力を強化を邁進し、帝国民に重税を課しながら、モンスターの軍隊まで創設。皇帝宮殿まで大量の魔物がひしめいている。
更に皇帝は魔界と契約を行い、大型モンスターと化す力を授かった上に「ヴァンドール四天王」と呼ばれる同様の魔界契約者たちを率いており、絶大な戦闘能力を有する。
しかし、一度敗北しているためか、世界中のマナの神殿(8精霊と、8属性の力を秘めたマナの種子が祭られているところ)の種子の封印を解き、古代文明時代の最強兵器「マナの要塞」を復活させ、その圧倒的な武威により世界統一を企んでいる。
そのため、世界中のマナ神殿を要する地域への軍事行動を繰り返しており、水の神殿があるガイア低地のパンドーラ王国、風の神殿がある上の大地の妖精の村、火の神殿と月の神殿を要するカッカラ砂漠にも展開している。
世界東側の大陸全域を領有し、国内には小都市のサウスタウン、巨大な規模を誇る首都ノースタウン、帝国古代遺跡寺院の他、金の亡者・マンモンがいる黄金島のゴールドシティーも帝国の領土である。
首都のノースタウンは「ヴァンドール帝国、皇帝陛下のお膝元・ノースタウン」と、まるで江戸の城下町のように紹介されている。
亀の甲羅島には帝国が怖くて帝国から逃げてきた元王族がいるが、皇帝が突然豹変し、身の危険を感じて逃走した結果だった模様。
ランディの父親のセリン、帝国に抵抗するレジスタンスの元リーダー・サグ(クリスの父親)、タスマニカ共和国のスパイのマリクトの夫、大森林の四季の森から入れる妖精村の妖精たち(ポポイのじっちゃん以外は消息不明)などが、帝国の犠牲になっている。
各地でランディ達と激しく対立したが、最終的にはヴァンドール四天王であるタナトスとファウナッハがヴァンドール皇帝を裏切って、殺害。マナの要塞浮上後の帝国の動向は不明だが、エンディングではランディ達が反帝国レジスタンスのクリス達と帝国首都で再会している場面が描かれている。
リメイクの『聖剣伝説2 SECRET of MANA』において。
ランディたちは、幕間エピソードにて「帝国の街の人たちは、普通の街にいる人たちと変わらなかった」「普通の街の人たちよりも辛そうだった」と、帝国の人々に根っからの悪がいないことを発言している。
余談
- マンダーラのびでいおに記録されている「ロリマー王国が北上を続ける帝国軍に対し、ミサイル攻撃を開始したため、帝国側は報復装置として24時間以内にロリマー首都ウェンデルを全面攻撃を……」との内容があるが、ヴァンドール帝国との関連性は不明。
ただし、古代文明時代は公式ガイドブックでは年表すら記載できないほどの遥か古代であり、しかも一度世界が崩壊している。当時からヴァンドール帝国が存在していたとは考えにくい。