辺名小太郎
へんなこたろう
演：赤星昇一郎
登場話数：第25話「お祭り一発勝負」、第29話「踊る！侵略塾!!」、第30話「地球がグースカ」
本作のゲストキャラクターの一人であるロボット研究家。
「辺名ロボット研究所」を拠点に、日夜ロボットの研究に勤しむ科学者であるが、研究のためならばいかなる手も使うマッドサイエンティスト気質の持ち主でもあり、人類の脅威であるはずのマシン獣でさえも、彼の前では研究対象の一つでしかない。さらには執事アチャにも特に強い興味を示し、折に触れては彼を分解したがっている。
そうした強烈な人柄ゆえに、（あまりよろしくない意味で）評判の人物でもあるようで、作中でも新田豊が辺名のことを以前から知っている素振りを見せており、その豊からは「変なおじさん」と呼ばれている。
作中での活躍・・・というより暴走ぶりも相当に強烈なものばかりであり、初登場でいきなり新田家に上がり込んでは、居座っていたバラハングリーを分解しようとして七色のカビに全身を覆われてしまったり、（恐らくはアチャの分解を目的に）「アチャチャの学校」の勧誘役を請け負ったりもしている。
さらにはオーレンジャーによって撃破されたバラグースカの残骸を、秋葉原で買ってきたバーゲン品のジャンクパーツと組み合わせ、ゼンマイ式にして修復してみせたことさえある。このようにとにかくやりたい放題な面が目立つものの、かといって悪人という訳でもないため、オーレンジャー・バラノイア双方に困惑を撒き散らす存在となっている。
演者の赤星は、1990年代前半を中心に東映特撮に多数出演しており、スーパー戦隊シリーズにも『五星戦隊ダイレンジャー』（磁石神父役）、『忍者戦隊カクレンジャー』（カッパ役）と、複数回に亘る出演経験を持つ。
一方で、3年連続ともなったスーパー戦隊シリーズへの参加は、2023年現在本作が最後となっており、以降は同じ特撮テレビドラマでも、東宝や円谷プロダクションといった他社制作の作品にその活動の場を移していくこととなる。
超力戦隊オーレンジャー マッドサイエンティスト トラブルメーカー
ジニアス黒田：同じく本作のゲストキャラクターの一人。マッドサイエンティストである点こそ共通しているもの、こちらはシリアスそのものな人物造形であり、その行動原理なども大きく相違している
上原正三：本作のライター陣の一人で、辺名の登場するエピソードはいずれも彼の手によるものである
