前後のストーリー
予告
非常事態発生!
オーレンジャー基地、壊滅!!
第45話『壊滅!!超力基地』
超力変身、オーレッ!
放送日
1996年2月2日
あらすじ
どんな機械も狂わせる働きがある暗黒素粒子を放つマシン獣・バラミクロンに、オーブロッカーとレッドパンチャーで挑むオーレンジャーだったが、暗黒素粒子によって操縦不能に陥ったばかりか、バラクティカに連れ去られてオーレンジャー基地の場所を特定されてしまう。
そしてオーレンジャーも暗黒素粒子を浴びて変身が解けてしまう。
オーレンジャー基地もバラノイアの大攻勢を受けて壊滅に。
関連タグ
銀河魔境の女隊長、秘密基地最後の日、炎のアハメス!、ロボ合体不能、当たって砕けろ!?決死の宇宙ドライブ:スーパー戦隊シリーズの基地壊滅(最終話除く)を描いたエピソード陣。
なぜ負けフラグは立ってしまったのか?
本エピソードで未曾有の危機に立たされたオーレンジャーだが、その要因は持てる戦力の全てを投入した上での結果ではなく、まだ逆転の可能性が残されているほどの残存戦力に目も暮れずに次々と負けフラグを立てていった点によるものだった。
本エピソードにおける負けフラグは以下の通り
- 早々に決め技を叩きこまなかった
オーレンジャーの巨大戦では時折新ロボ・合体形態初登場の回に限り既存ロボが決め技を使わないケースが顕著であり、本エピソードでもオーブロッカーはツインブロッケンクラッシュを使っていない。しかしダメ元でもツインブロッケンクラッシュを使っていても事態を打開できてたかどうか…
- レッドパンチャーの奇襲
それまでオーレッドしか操縦できなかったレッドパンチャーをオーグリーンによる操縦で奇襲を仕掛けているが、バラミクロンが機体を複数に分離させる能力を持っていたために、逆に翻弄される結果に。
なぜそれまで連携行動に適していたタックルボーイでなくオーブロッカーとの合体機構を備えていないレッドパンチャーを奇襲用機体に選んだのかという疑問が残った。オーグリーンの操縦という点も含めて。だがタックルボーイは超力戦隊の戦力の中でも切り札と言えるため、温存するために出撃させなかったという説もある。
- 三浦参謀長の判断
バラノイア艦隊による大攻勢によってオーレンジャー基地が壊滅していく中、三浦は基地内に待機していたオーレンジャーロボとタックルボーイを迎撃に出さずに、シェルターに避難させている(上記の通り切り札として温存するためではあるが)。その直後三浦は「再起を図れ」と言っているので、そのための避難と見られるが、巨大バラミクロンの出現に際し三浦は「敵の狙いは(最大戦力の)オーブロッカーだ」とオーレンジャーの出撃に待ったをかけており、また先述のレッドパンチャーの奇襲もオーレンジャー側の案だったといえる。一見指揮官として何の打開策も見出せていなかったように見えるが、下手に動くと基地自体が危機に陥るため基地防衛の為に留まるように指示したといえる(結果は御覧の有様だが)。
- 戦術変更の選択
制御不能の末に機能停止となったオーブロッカーとレッドパンチャーから脱出したオーレンジャーは、オーレンジャーロボとタックルボーイを呼び出そうともせずに(というか、今呼び出せばクリスタルの位置まで判明してしまうので呼び出せない)、巨大バラミクロンに対して白兵戦を挑むという悪手に出ざるを得なかった。カイザーブルドントとマルチーワの加勢に苦戦する中、ビッグバンバスターは勿論、オーレバズーカやジャイアントローラーを使わぬまま、暗黒素粒子を浴びて変身が解ける結果に。あの時どれか武器を使っていればまだ何とかなれたかもしれないが、この時点で強力な武器を使っても(それ以前に基地壊滅の影響で武器を転送することが出来なくなっている)通用しないことが解っていたのかもしれない…。
- 救援に来ないキングレンジャー
バラノイアの大攻勢にも拘らず、彼等と因縁のあったキングピラミッダーチームはその場に現れる気配すらなかった。もしバラミクロン戦(それも暗黒素粒子を浴びる前に)で駆けつけていれば、キングピラミッダー・バトルフォーメーションによる反撃も有り得たはず。彼らはこの時一体何をしていたのか(この疑問は次回に持ち越されているが)。
関連タグ(負けフラグ)
Body_Feels_EXIT:バラノイアが制御不能になったオーブロッカーとレッドパンチャーを踊らせるために流した安室奈美恵の楽曲。
シリーズ初!悪が勝つ:この話と似たような展開の14年前のアニメ第30話のサブタイトル。
さらばウルトラマン:最終回で主役ヒーローが負け、命を落とすが、科学特捜隊が仇を取る形で最強の敵を撃破、ヒーロー自身も仲間に救われて故郷に戻る。