山陰本線
さんいんほんせん
国鉄→JRの路線名称。
概要
京都駅(京都市下京区)から幡生駅(山口県下関市)までを中国地方の日本海側(山陰地方)を経由して結ぶ。
営業キロ673.8kmは現在、JR在来線の路線中最長である。(最長路線は東北新幹線)
途中の長門市駅(山口県長門市)から仙崎駅(同市)までの支線(営業キロ2.2km)があり、こちらは仙崎支線・仙崎線と通称される。
京都駅から園部駅まではアーバンネットワーク・大阪近郊区間内に含まれ、嵯峨野線の愛称が付与されている。
全線を通して走行する列車はなく、沿線各都市間を結ぶ列車や山陽本線・山陽新幹線と接続する陰陽連絡路線(福知山線・播但線・智頭急行・伯備線・山口線など)からの直通列車が主体となっている。
かつてはディーゼル機関車(DD51など)が牽引する客車による長距離普通列車が多く運行されていた。
現在も長閑な味わいはさほど変わらず、「偉大なるローカル線」とも称されることがある。…新型が走るだけ「國鐵廣島」よりはマシ?
途中の鎧駅~餘部駅間には優美なトレッスル橋梁として知られる「餘部橋梁」があったが、強風による列車運休や遅れの原因となったことや老朽化のため2010年7月16日をもって供用を終了した。
隣接して新橋梁が建設され、同年8月12日より供用開始された。