概要
金銭的な対価を報酬に、性交を主とした性行為を行うことである。一説では「世界最古の職業」と言われる。
近年の日本では、若年者による個人的な売春行為がしばしば援助交際と呼ばれる事が多い。非倫理的な行為の名称を柔らかい印象の言葉に置き換えて、売買双方が罪悪感を軽減しようという傾向にあるといえる。
現在でも、法制度によって多少の違いはあるものの、基本的にどこの国にも存在している。
売春をビジネスにしている娼婦などについて、悪いイメージがある方も多いかもしれないが、こういった職業を賤業(卑しい職業)と見るのはユダヤ教やイスラム教、中国・朝鮮にある儒家思想の考えであり、インドの仏典では妓女(娼婦)は神と人との中間にある巫女のような地位で『聖職』とされており、娼婦と国王との結婚に対して、「誇り高き聖娼が世俗的な国王の后になるのか」と、娼婦の母親が反対したという話が存在する。
とある国の驚きの売春事情
韓国では、国内外の売春業に関する驚きのデータが存在しており、以下はその詳細である。
国内
韓国政府の行政機関『女性家族部』が、2007年に実施した実態調査によれば、韓国の風俗産業の経済規模はおよそ14兆952億ウォンと試算されており、同年の国家予算の約6%に相当する。
また、韓国全土で4万6247ヵ所の風俗店が営業しており、これらの店で働く女性は26万9707人にも達し、韓国の女性人口の約1%に相当する。
売春は基本的に若い女性しか出来ない仕事のため、売春婦適齢期である10代後半~30代の韓国の女性人口は約800万人とされるので、それで計算すると韓国の若い女性の30人に1人が売春婦ということになる。これは韓国政府の公式見解である。
韓国政府の発表では国内の売春婦の数は27万人とされるが、2011年に韓国の市民団体である『男性の権利擁護を目指す男性連帯』が発表した調査結果によれば、韓国国内の風俗店で働く女性の数は189万人としており、多すぎて信じ難いがこの数字が事実であるならば韓国の若い女性の4人~5人に1人が売春婦ということになる。
2012年6月15日付の『朝鮮日報』にて、この市民団体は「自発的に売春を行う女性が現実として非常に多いことも問題だ」と指摘している。
国外
2012年6月15日付の『朝鮮日報』によれば、2010年10月の上述した『女性家族部』への国会国政監査にて、金玉伊議員の発表した記録によれば、海外で売春をする韓国人女性の数は、日本に約5万人、オーストラリアに約2500人、グアムに約250人いるとみられ、全世界では約10万人に達するとしている。
オーストラリアの売春従事者は約2万3000人と推計されているが、その内の約2500人が韓国人売春婦であるため、10人に1人が韓国人売春婦ということになり、特にワーキングホリデーで入国した韓国人女性が売春に及ぶケースが増え、オーストラリアと韓国との外交問題に発展し、対策が議論されたこともある。
更にアメリカで最も多い外国人売春婦が韓国人女性であり、アメリカで売春をしている外国人売春婦の4人に1人が韓国人女性となっている。
アメリカで売春を行なう外国人女性の国籍
(2006年 アメリカ国務省 人身売買根絶対策報告書)
韓国 | 23.5% |
---|---|
タイ | 11.7% |
ペルー | 10% |
メキシコ | 9.6% |
その他 | 45.2% |
アメリカでは韓国人売春婦が急増し社会問題にまで発展しており、若い韓国人女性の入国審査が厳しくなったため、アメリカより入国審査が緩いカナダやメキシコ経由でアメリカに密入国する韓国人売春婦が増え、2006年2月19日付けの『国民日報クッキーニュース』によれば、一部の韓国人売春婦は車椅子に乗って障害者のフリをして入国審査を通過しており、現地の韓国人たちはこの売春婦たちを『車椅子お姉さん部隊』と読んでいたらしく、車椅子の障害者なら売春目的の入国と疑われにくいという計算からとされ、障害を持つ人々に対する酷い侮辱である。