概要
交互に攻撃ターンを交代し、相手のライフを減らすカードゲームにおいて、相手に反撃の機会を与えないまま一気に倒してしまったアニメのワンシーンに由来する。
ここから、ゲームなどにおいて、一人の人物やキャラクター、あるいは無生物であっても、特定の者がずっと活躍する様を指して「ずっと○○のターン!」などと言う。いわゆる「~クオリティ」と似たような感じである。
やられた側は上記のように何もできずに終わってしまうことが多い。
元ネタ
遊戯王(遊☆戯☆王デュエルモンスターズ)を知っている者なら1度は聞いた事があるであろう。
アニメ本編162話での「バーサーカーソウル」。
王様はとっくにライフが0となっているインセクター羽蛾を、
オーバーキルもなんのその、魔導戦士ブレイカーでメッタ斬りにした。
というのは誤りであり、正確には出典は不明。
原作にあった、双六VS海馬のシーンが元ネタと言われるし、
海馬VSジークの回の海馬が元ネタと言われることがある。
双六VS海馬は、相手のターンなのに自分のモンスターを召喚している。ズルではないか?と思うが、
文庫版ではその前に「魔法カードを使い…」という文が追加された為、ズルとはいえなくなっている。
海馬VSジークは、手札の効果などを使って相手にターン自体を回していない。
もっと細かいことはここに載っている。
ちなみに
バーサーカーソウルによるメッタ斬りの際、杏子がたまらず「もうやめて!遊戯~!」の声と共に彼を制止しようとしたときに王様が放った台詞「HA☆NA☆SE!!」や、その後の杏子の「とっくに羽蛾のライフは0よ!」という台詞も有名である。
主な「ずっと俺のターン」の使い手
※随時追加求む。
- 武藤遊戯(遊戯王) - 上記のバーサーカーソウルのシーンにて。「ずっと俺のターン」では一番有名か。
- 斎王琢磨(遊戯王GX) - 相手ターンをスキップする能力を持つモンスター「アルカナフォースXXI-THE WORLD」を使用した。
- クロウ・ホーガン(遊戯王5D's) - ボルガーとのデュエルでループコンボを発動し、逆転勝利。インチキ効果もいい加減に(ry
- その他遊戯王OCG ‐ 上記まではあくまでアニメの戦術・演出であるが、こちらは現実のカードゲーム。「インフェルニティ」や「甲虫装機(インゼクター)」のように、「気が狂ったかのようにループしアドバンテージを稼ぎ相手に何もさせずに勝利する」カード群が多数存在する。当然コナミも規制するが、インゼクターなどは発売してそれほど経っていなかったこともあり長い間環境を支配、「世紀末環境」だの「先攻ジャンケンゲー」だのと揶揄された。
- 聖剣炎獣バーレスク(デュエル・マスターズ) - デュエル・マスターズのクリーチャー。条件を満たせば追加のターンを行える能力を持つ。
- 勝利宣言_鬼丸「覇」(デュエル・マスターズ)- 上記「バーレスク」同様エクストラターン持ちのクリーチャー。ただしその強さは段違い。お手軽条件・タイムラグなしの速攻性・高打点・出す分には縛りのない汎用性とどこまでもぶっ飛んだカード。ボルバルマスターズみたいな自体にはならなかったものの、それは単に他にも強いデッキタイプが存在したというだけであった。今度の規制で殿堂入りするかと思われたが、特にそんなことはなかった。これ一枚のせいで、多くのコスト踏み倒しカードが規制の憂き目にあっている。
- トゲキッス(ポケモン) - 相手をひるませる(1ターン行動不能にする)ことがあるわざ「エアスラッシュ」を使える。さらにとくせい「てんのめぐみ」によりこの効果が発動しやすい為、相手を全く行動させないまま倒してしまう事もある。ちなみに、シェイミスカイフォルムでも同様のことができる。
- ヴァニラ・アイス(ジョジョの奇妙な冒険) - DIOの腹心で歴代キャラでも屈指の強敵。自身のスタンド能力『クリーム』による亜空間越しの攻撃により、相手の攻撃を一切受けることなく自分は相手に致命傷を与えられるという、反則的な攻撃能力を持つ。実際、劇中でも終始ヴァニラが戦いの主導権を握っていた。アヴドゥルとイギーの犠牲、ポルナレフの機転と天運がなければ勝てなかった相手である。
- ペット・ショップ(ジョジョの奇妙な冒険) - こちらはゲーム版。出るゲームを間違えたと言われるほどの鬼畜性能を誇る。使いやすい通常技から繋がる8割余裕の基本コンボ、ガード併用できる優秀な飛び道具などを始め、格ゲーとして揃ってはいけないものを完備している。某クロス世界でもその強さは健在で、本家弾幕格闘出身のキャラ相手に弾幕ぶっぱで撃ち勝てるほど。
- トキ(AC北斗の拳) - 詳しくはジョインジョイントキィを参照。また彼のみならず、格ゲー版の『北斗の拳』には全キャラに“バスケ”と呼ばれる永久コンボが存在する。
- 高原日勝(ライブアライブ) - 『現代編』の主人公で、最強の格闘家を目指す青年。「ラーニング」という“相手から受けた技を盗む”特技を持ち、そのラーニング技の中でも「通打」と「あびせげり」が鬼畜性能。「あびせげり」には敵を反対に向けて行動時間を浪費させる効果が、「痛打」は『相手の能力値を下げる』効果があり、これがあればラスボスを初期レベルで撃破可能になるチート技。しかし、彼の真価は彼のストーリーにおけるボス敵「オディ・オブライト」戦で、「あびせげり」でオブライトが振り返り、それが復帰するたびに「あびせげり」を使うだけで完封完了。まさに「ずっと俺のターン!」の模範例である。
- FFシリーズの面々…FF4の追加睡眠による敵ATBゲージリセットにより行動を回させない永久コンボ、FF5での同じく睡眠状態が永続するという言葉通りの永眠コンボ、FF6のカイエンのカッパ暴走など、使い手多数。
- サガシリーズの面々…クイックタイム、タイムリープ、オーヴァドライブ、現在ドライブなど時間停止系の魔法がたびたび作品に登場しては、ほぼ一方的な戦いを仕掛けることが可能。なかでもロマサガ2やサガフロ1では毎ターン仕掛けやすい仕様上、手加減せずに使えばラスボス相手といえど完全なワンサイドゲームにすることも不可能ではない。
- モト(真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE) - 国会議事堂に中ボスとして登場する個体が使う戦法、通称「モト劇場」が非常にエグイ。プレスターン制という独自のシステムを起用する本作において、ターン内での行動回数を増やす『獣の眼光』『龍の眼光』というスキルがあるのだが、このモトは「獣の眼光」を使ってとにかく行動回数を増やしまくるクセがあり、それを利用して「マカカジャ」での魔力ステータス強化を限界まで行ったうえに、トドメとばかりに上位攻撃魔法の「メギドラオン」でパトらしてくるから始末に負えない。ただしこの戦法はそうやって来るものでもないので、遭遇したら素直に(リアル)運が悪かったと観念するほかない。
- デバイスレインのプレイヤーキャラ - 高確率で敵を待機時間消費ストップにするドロウジネス系カレイドフェノムが、ラスボス以外のすべての敵に有効(カレイドフェノム使用不可や移動不可にするカレイドフェノムと併用すれば、さらに鬼畜)。で、ラスボス(のコア)はというと、待機時間を増加させて防御力を0にするオリジナルシンが有効。ちなみに、ラスボスは待機時間の消費が極端に遅く、オリジナルシンを1人に撃たせていれば事実上攻撃機会はない。また、お付きの触手も含めて移動できないため、触手の射程外から射程が非常に長いメテオフォールも撃っていれば、ノーダメージでクリア可能。
- フェリクス・ウカシェヴィチ(Axis Powers ヘタリア)のキャラクター。アニメ4期45話でトーリス・ロリナイティスとのチェスに負けそうになった時に放った言葉。
「ポーランドルール発動!ずっと俺のターン!!」このルール発動中は何してもOK!という意味。
- アルノサージュのプレイヤーキャラ - 攻撃マーカーの付いた敵を全て倒す、もしくはBREAK状態にして全ての行動をキャンセルさせれば相手ターンはキャンセルされ、こちらのターン数も回復、攻撃を続行できる。複数回攻撃してくる場合はHOLD状態となるが、こちらの行動も回数制限があり、カウンターで強制的にターン終了してくる敵も居るため、常に出来るわけではない。
- マリー・アントワネット(Fate/GrandOrder)…曜日別クエストで敵として登場した際、保有スキル「麗しの姫君(A)」がとても厄介。効果は【5ターンのあいだ自分にHP状態+無敵3回分付与】で、これを毎ターン連発されるとそれだけでプレイヤーは手詰まりを起こす。敵サーヴァントにはスキルにチャージターンが存在しないため、本来なら発動から8ターン経過しないと再度使用できないのだが、敵の仕様が未だ是正されていないため簡単に無敵化される。ただしメディアやフランシス・ドレイクなど、ごく一部のサーヴァントが「強化状態解除」・「無敵貫通」のスキルや宝具を有しているので、完全に打つ手が無いわけではない。