プロフィール
名称 : ザ・テリーマン。
身長 : 190cm
体重 : 95kg
超人強度 : 95万パワー
概要
CV:田中秀幸(TVアニメ第1シリーズ、Ⅱ世…他)、速水奨(王位争奪編)
南部アメリカを代表する「テリー一族」の御曹司である、テキサス出身のスーパーヒーロー。初期の怪獣退治をやっていた頃から登場している古参キャラの一人であると共にキン肉マンのライバル 兼 親友。序盤ではミート君・キン肉マンと三人でつるんでいることが多かった。
後にキン肉マンとはタッグチーム「ザ・マシンガンズ」を結成。多くの強敵を絶妙な連携で覆し、名実共にキン肉マンの良きパートナーとなっていく。
人物像
名前とキャラクターのモチーフは連載当時の人気プロレスラーだったテリー・ファンク。
薄い眉毛にタレ目、団子鼻と、氏の特徴が顕著に継承されている。因みにテリーマンの父は、テリー・ファンクの兄で同じくレスラーのドリー・ファンクJr.がモデルである。
アニメ版では金髪碧眼に両肩の金色の星(スター)、ややピンク寄りの肌に青いパンツ・グローブ・ブーツ、膝当てが印象的だったが、原作カラーでは髪も肩の星も合わせて銀色で、衣装のシンボルカラーも赤である(モデルであるテリー・ファンクのシンボルカラーでもある)。
テーマ曲は、串田アキラの歌う「テキサスブロンコ」。
ガッツリぶ厚いミートパティが挟まれたハンバーガーが好物で、キン肉マンが好物としている牛丼については「薄くスライスした肉の汁かけライスなんて男の食い物じゃねえ」と全否定している。
子供が泣く泣く貯めた小銭で怪獣退治を依頼しようとしたら即座に蹴り倒し「ボーイ おとなをからかっちゃいけないよ!」と高笑いして足蹴にするなど、登場初期は高慢な姿が目立った。
(アニメでは「高笑いは流石に子供向けアニメではまずい」ということなのか、しかめた表情をしてやはり足蹴にしていた)
ちなみに初台詞は「オーノー ひどいすまいだ まるでウサギ小屋だ」。さすが土地持ちのボンボンである。
テキサス出身なため寒さは苦手。
第20回超人オリンピックにてキン骨マンに左脚を撃たれて義足生活を余儀なくされ、更にアシュラマンとの戦いで両腕を失うが、黄金のマスクの力で両腕は蘇生した。左足の義足は後に制作者であるバックランド爺やによって改良を施され、生身の足とほぼ遜色ないほどのものにアップグレードされた。
超一流と呼ばれる実力もさることながら、燃えるガッツとファイティング・スピリッツが最大の武器。その闘志は、試合中に両腕を奪われてすらいささかも衰えることはない。
また、あらゆる分野の知識に詳しく、試合観戦時には解説役にまわることもしばしば。
「そういえば聞いたことがある」
傷だらけの姿が、これほど美しく映える男はそうそういないだろう。
『キン肉マンⅡ世』では一線を退いて故郷のテキサスで牧場を経営していた。
悪行超人襲来の際には伝説超人たちと共に戦いを挑むも逆にコテンパンにやられ、ヘラクレスファクトリー再開校にも意欲を示す。ただし教官には着任せず、息子たちを始めとする新世代超人の戦いを見送った。
性格
上述の通り、最初期の頃のテリーマンはキン肉マンをことあるごとに馬鹿にする嫌みな奴であったが、彼と友情を交わしたことで生来の人情味が表に出るようになった。
短気な熱血漢であり、筋の通らないことを何よりも嫌う正義漢である。その反面、例え敵対した者であっても戦った後には和解しようと努めたり、種族にかかわらず命を奪われるようなことは忌避するなど、正義超人達の中でも際だって優しさを感じさせる人物である。
個人タイトル歴
- テキサス超人ヘビー級
- 全米超人レスリング選手権
- 第20回超人オリンピック第3位
- 人気超人世界一決定戦優勝
異名
- テキサス・ブロンコ
- テキサスの荒馬
- 巨漢(ジャイアント)ハンター
2代目キン肉マングレート
初代キン肉マングレートことプリンス・カメハメより、グレートのマスクを引継いだ姿。
テリーマンがグレートとして戦った準決勝と、決勝戦3本勝負の1本目は、まさにテリーマンが主役であり、「夢の超人タッグ編」の中盤を大きく盛り上げた。
ザ・マシンガンズ
最大のライバルにして親友のキン肉マンと組んだ珠玉のタッグチーム。
詳細はザ・マシンガンズの項があるため、ここでは割愛する。
得意技
早撃ち
「それは得意技なのか」と言いたくなる気持ちはあろうが、初期の必殺技(文字通りの意味で)である。
リボルバー式拳銃共々巨大化し、敵を撃ち抜く。巨大な怪獣でもたちどころにバラバラに吹き飛ばしてしまうほどの威力である。
スピニング・トーホールド
テリーマンの代名詞ともいえる技。仰向けに倒れた相手の脚を自分の脚に絡め、てこの原理で締め上げる。
テリーマンのモデルであるテリー・ファンクが一族で得意としていることから「伝家の宝刀」と呼ばれる。
ナックルパート
テリーマンのファンがもっとも熱狂するであろう必殺技。
前進しながら、ただひたすらに嵐のようなパンチの連打を浴びせる。
左手を振り回して打ち込むとどめの一撃は「テキサスブロンコ」と呼ばれる。
この技が出たら「いった! いった! テリーがいったーっ!」と叫ぶのが通。
なお、テキサスの男が強さを示す際は、もっとも原始的で勇気のある方法として殴り合いで雌雄を決する。
(これを「テキサスフィストデスマッチ」と呼ぶ。)
『キン肉マンⅡ世』や『キン肉マンレディー』などでも散々地味だの化石みたいな技だの言われてきたが、それこそが代々恵まれない体格で生まれながらも、誰よりも強いガッツで戦い抜くテリー一族の誇りなのだ。
テキサス・コンドルキック
プリンス・カメハメとの組み木の特訓で会得したとされる必殺の蹴り技。
両の開脚により相手のガードを開かせ、ガラ空きになったアゴめがけて両膝を叩き込む。
(ガードを開かせるモーションを省略して、単発で撃つこともある。)
テキサス・クローバー・ホールド(四つ葉固め)
グラウンドにおけるテリーマン最強の関節技。
スピニング・トーホールド同様、テリー・ファンクの得意技でもある。
数々の強豪をギブアップ寸前に追い込んでいるが、この技でフィニッシュしたことはない。
ブレーン・バスター
使ったのは一度のみだが、ベストバウトとして名高いザ・摩雲天との戦いに終止符を打った大技。
「巨漢ハンター」の異名にたがわず、巨大な摩雲天を高々と持ち上げリングに沈めた。
Web漫画で連載されている新シリーズでは、完璧・無量大数軍の一人マックス・ラジアルにも試合を決める一撃として使用した。
カーフ・ブランディング(仔牛の焼印押し)
テリーマンの技の中で、もっともKO率の高いフィニッシュ・ホールド。
初期は普通のブルドッキング・ヘッドロックだったが、のちに相手の後頭部に膝をあてマットに顔面を叩きつける荒技へと進化した。
その他
タッグトーナメント編ではマッスルドッキング絡みでキン肉バスターやキン肉ドライバーも披露している。
主な関係者
お互いに一番の親友でありライバルと認め合う関係。
前述の畜生行為をキン肉マンに殴り飛ばされ、損得勘定に構わず助けに行く彼に「お前が怪獣退治をするば国外追放になる」と忠告するが「大和魂が守ってくれるさ!」と返し、心を動かされ、専属ヒーローのバッチの捨て、「大和魂か・・・俺も行くぜ!!」と後を追っていった。
会えば常にケンカばかりしているが、お互いの呼吸を知り尽くしており、まさに息の合った珠玉のコンビネーションをみせる。
アメリカ北部を代表する超人。お互いを認めあい、よき友人関係であったが…。
あまり語られることはないが、テリーマンとアシュラマンは、シングル・タッグあわせて三度も戦っている。
内容も、テリーの1勝1敗1分であり、まさに拮抗したライバル関係と言っても過言ではない。
夢の超人タッグ編にて、彼と共に「ニュー・マシンガンズ」を結成するが…。
物語の序盤で出会った頃から、お互いを意識しあう関係。
原作では、終盤に登場しなくなってしまったが、続編のⅡ世でめでたく結ばれたことが明らかになった。
何かにつけて、偉大な父親に反抗する愚息。
しかし、心の内ではテリーを尊敬しており、その偉大な父がタイトルに関しては不遇であることに対する裏返しでもある。
実力的には父に及んでいない感もあるが、テリーマンゆずりのファイティング・スピリッツを持つ。
アメリカ・テキサス超人学校の格闘科でテリーマンに教えを受けていた生徒。
優等生らしく、テリーマンから授業の代行を求められる場面もある。
先生 テレビはこれくらいにして スピニング・トゥ・ホールドのかけ方をおしえてください