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プリンス・オブ・ウェールズの編集履歴

2017-10-18 07:33:18 バージョン

プリンス・オブ・ウェールズ

ぷりんすおぶうぇーるず

ウェールズ大公。イギリス王太子に与えられる称号。

曖昧さ回避


イギリス王太子の称号

イギリスには国王の太子を表す言葉はあっても、称号としてはないため、ウェールズの大公(公爵)が「イギリス王太子」の代名詞となっている。

1282年、イングランド国王エドワード1世はウェールズ大公ルウェリン・アプ・グリフィズを敗死させ、ウェールズを併合した。反乱を抑えるため、ウェールズで王妃に子を産ませ(後のエドワード2世)、この称号を与えた。

これにより、イングランド国王の男子の長子(不在の場合は男子の第一継承者)がこの名称を継ぐことが慣例となった。該当者がない場合は空位となる。

結婚していた場合、妻にはプリンセス・オブ・ウェールズ(ウェールズ公妃)の称号が与えられが、現在のチャールズ王太子妃カミラは、前妻ダイアナ妃に配慮して名乗っていない。


キング・ジョージ5世級戦艦2番艦「プリンス・オブ・ウェールズ」

イギリス海軍の建造した2代目キング・ジョージ5世級戦艦の2番艦。

艦名は建造当時の国王ジョージ6世の兄王エドワード8世の即位前の称号に由来する。

1937年に建造開始、1941年に未完成のまま就役することになった。


装備

主砲は35.6cm4連装砲を前後に2基、連装砲を前に1基搭載。副砲は13.3cm連装両用砲(対空および対艦両方に使えるためこの名がある)を8機および、8連装ポンポン砲を2基から4基(詳細不明)搭載。

なお、この銃砲すべてが英国面の塊ともいえるものであり、主砲(設計ミス)とポンポン砲(時代遅れの兵器の使いまわし)はとにかく故障するわ、両用砲は手動による装填のため発射速度が遅くてまともに使えないわと、いいところのない武装だったとされる。


戦跡

この戦艦はデンマーク海峡海戦においてビスマルクと対戦し、艦橋に被弾、要員が全滅すると言う被害をこうむる(生き残ったのは艦長他1名のみ、なお、イギリス海軍はこの戦いで巡洋戦艦フッド」を失う)。

その後首相一行を乗せアメリカ合衆国との条約(大西洋憲章)締結のため大西洋をわたったのち、地中海にて船団護衛任務に就く(なお、この際味方の飛行機を2機撃墜してしまう)。

その後東洋艦隊大日本帝国海軍の抑止を目的として配置される。

太平洋戦争開始後、マレー半島沖にて、日本の航空部隊(一式陸上攻撃機九六式陸上攻撃機)と戦闘、魚雷および爆弾により巡洋戦艦「レパルス」とともに沈没。


沈没の理由等

結果としてこの戦艦は日本軍により沈没させられるが、原因としては以下のものがあげられる。

  • 攻撃装備の不良(英国面)。
  • 装甲がその当時の正規の戦艦としては意外に弱い(装甲は厚いが有効性が低い)。
  • 本来護衛用の空母が派遣されるはずであったが、座礁により中止された。
  • 日本がマレー沖での英国海軍の情報を把握し、大量の航空戦力や潜水艦を配備して待ち構えていた。
  • ドイツの戦力を基にして考えていたため制空権争いの可能性をまるで考えておらず、日本攻撃機の航続距離や魚雷による雷撃を想定していなかった。更に日本は支那事変で実戦経験を積んだ九六艦戦、零戦、陸上攻撃機のベテラン操縦員が揃っていた。
  • 当時は「作戦中の戦艦を航空戦力が撃破するのは不可能」が定説であった(日本自身もそう考えていた)。更に英軍は日本の航空戦力を「ロールスロイスとダットサンの戦争だ」と舐めきっており、過去数年以内に日本の航空戦力が劇的な進歩を遂げたことを甘く見ていた。加えて主な仮想敵は旧式である戦艦金剛であり、砲撃戦に持ち込めば楽勝と踏んでいた。
  • 元山航空隊の雷撃での左舷外側推進軸付近に命中した魚雷の爆発により推進軸廊下の隔壁が破壊されたばかりか、爆発で湾曲した推進軸が回転を続けた事で水防隔壁扉が開かれ、大量の浸水を生じた為に左舷推進軸二つが使用不能となったばかりか発電機八基のうち五基に浸水し、後部への電力供給が止まり後部のポンプ、艦内電話、高角砲、舵が停止。照明の多くが使用不能となり、通風も止まった為に機関室では熱中症で倒れる者が続出、応急隊員の行動も低下し、更に浸水による傾斜の為に電力の断たれていない高角砲も回転出来なくなった。この不運な一本の魚雷の命中さえなければ、海戦の様相も様変りした可能性もある。

影響

当時最強と思われた英国が東洋の猿と揶揄した相手である日本相手に完敗させられたという事実は、日本国内のみならず世界中の植民地、保護国に絶大な影響を与え、「英国は無敵ではない」という認識を持たせるに至った。更にシンガポールが陥落したことによって完全に英国は太平洋から締め出されることとなり、アジア各国は英国の影響を失って独立への機運を高めたのである。


余談

この戦艦は独自なスタイルを持っているが、美しさから人気のある船のひとつである。

なお、この艦艇はウィンストン・チャーチルのお気に入りであり、沈没の報告を聞いた彼は第二次世界大戦の中で最も衝撃的な事実と後に記述している。

当初は最新鋭戦艦という宣伝効果の為に完成したばかりのキング・ジョージ5世級三番艦のデューク・オブ・ヨークシンガポールへの回航をチャーチルは希望したが、流石に錬度などに不備がある為に次に新しい本艦に白羽の矢が立ったとも言われる。

No thank you一式陸上攻撃機


クイーン・エリザベス級航空母艦「プリンス・オブ・ウェールズ」

クイーン・エリザベス級航空母艦。

新型空母の二番艦としての名称は決定しており、現在建造中であるが、現状では正規空母として使用されず、ヘリ空母として運用される、あるいはインドに売却される可能性が存在する。

クイーン・エリザベス級航空母艦


戦艦少女の「プリンス・オブ・ウェールズ」

キング・ジョージ5世級戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」を擬人化したキャラクター。

中国語で威尔士亲王。愛称は大哥

こちらの中国語記事も参照→外部リンク


新鋭戦艦、プリンス・オブ・ウェールズです。勝利が提督と共にあらんことを。

あなたと私はこうしてここで会った、これは非常に驚くべきことだよ。それにしても物事は奇妙で予測不可能なことばかりだ。

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