終わりは無意味ではないのです。
命は先に続くもの、その場かぎりのものではなく!
いつまでもいつまでも、多くのものが失われても、広く広く繋がっていくものなのです!
プロフィール
依代 | マシュ・キリエライト |
---|---|
真名 | ??? |
クラス | シールダー |
性別 | 女性 |
身長 | 158cm |
体重 | 46kg |
出典 | Fate/GrandOrder |
地域 | カルデア |
属性 | 秩序・善・地 |
設定作成 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇 |
CV | 種田梨沙→高橋李依(種田氏の療養に伴う休業のため変更) |
舞台版演者 | ナナヲアカリ |
概要
聖杯によって召喚された盾を持った騎士のクラスのサーヴァント。キービジュアルの1人。
「Fate/stay night」の時点で考案されていたが敢え無くボツに。その後、2006年版アニメで制作予定だったオリジナルストーリー用にデザインが描き起こされるも、こちらもお蔵入り(小次郎の代理をする予定だった)。良デザインからこのまま眠らせるのは惜しいという理由で、新作の「Fate/Grand Order」に参戦が決定した。
真名
その実体は本作のヒロイン、マシュ・キリエライトがデミ・サーヴァントと化した姿。
物語の序盤で重傷を負った彼女に対し、カルデアが既に召喚が成功していたサーヴァント3体の内の1体にサーヴァントとしての力と宝具を与えられた。元となったサーヴァント自体は既に消失しているために、そのサーヴァントの真名すらマシュ当人にもわかっていない。
真名はゲーム中では元となった英雄ではなく、マシュ・キリエライトの名前で表記されている。
現状、判明していることとしてはセイバーオルタの約束された勝利の剣すらも防ぎきり、また他のサーヴァント達からも異常なまでの頑強さを評されている(あくまでストーリー上の演出に過ぎず、実際の戦闘では直撃を貰えば大体こちらが消し飛ぶ)。
シャドウアーチャーがその宝具を見たことで裏にマーリンが絡んでいることに勘付き、全ての武具を記憶貯蔵する彼ですらその使い方は知らなかったというほど。
ブーディカはそのサーヴァントを「後輩みたいなもの」と呼び、セイバーオルタはそのサーヴァントのことを知ってるような口ぶりから最低でも窺えるのはイギリス圏の英霊であるということ。
また、モードレッドはその正体にいち早く勘付き、女性のマシュを「盾ヤロウ」呼ばわりし、困惑させている。
ソロモンが現れた際に心が折れそうになったマシュに対して、ロマンは「君の中の英霊は聖杯に選ばれた英霊だ! 英霊の格は決してソロモンに引けを取らない!」と口にしている。
以下、第六章「神聖円卓領域キャメロット」の重要なネタバレを含みます。 |
---|
ネタバレ注意
そして、遂にメインシナリオ第六章内の戦闘にて彼女に憑依した英霊の真名が判明した。
その真名はギャラハッド。かのランスロットの子であり、円卓の騎士の一員である。また、ただ一人「聖杯探索」を成功させている聖者でもある。
カルデアは独自の方法で英霊召喚を成功させたが、その根幹にあるのがギャラハッド召喚の触媒になった『英雄たちが集う場所』――マシュが持つ、円卓を利用した盾であった。
そもそも主人公が何人もの英霊と契約できるのも、円卓そのものであるマシュの盾が英霊召喚の触媒としても超弩級の加護を持つからに他ならない。普通に使用しても、豪傑揃いの円卓メンバーの中から召喚者と最も相性のいい奴が来てくれるという、別名・Sレア確定チケット。「Fate/Apocrypha」にて獅子劫界離は、円卓の破片によって自分と相性抜群なモードレッドを引き当てることが出来た。
しかし1.5部からは、彼女に宿ったギャラハットが魔術回路もろとも謎の沈黙を遂げた事により、サーヴァントとしての力を行使することができなくなった。
そのまま1年が過ぎ、第2部プロローグの中で主人公の令呪により強引に力を再発現せざるを得ない状況に陥るも、その力は著しく減衰しており、マシュの身体も激しい消耗に見舞われてしまった。
そして第2部のOPムービーではこれまでとは全く異なる機械的な装備を身に着けた姿となっているが、現状ではこれが何かは定かではない。
能力
長い下部を振り回して相手を斬りつけたり、盾ごと突進してシールドバッシュを叩き込んだりして戦う。
のちに第一章の冒頭で、聖杯を回収するための専用の収納スペースが設けられた。しかしフォウくんもよくここに潜り込んで、レイシフトに便乗してくる。
また、この宝具はエミヤにも投影は不可能な代物である。
マスターである主人公にも守護の力が適用され、普通の人間なら確実に死んでいる魔霧が立ち込めているロンドンの中を動くことができたり、抵抗力の無い人間を片っ端から酔わせる酒気が立ち込める京の都の中を活動することが可能。だが、守護の力を割り振りしているらしく、主人公に守護を優先している場合は彼女が悪酔いしてしまったりするなどの悪影響を受けたりする場合がある。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | C | A | D | B | C | ? |
保有スキル
対魔力(A) | 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術を無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。防御特化のシールダーらしく、セイバー並の高いランクを有する。 |
---|---|
騎乗(C) | 騎乗の才能。こちらはあまり高いランクとは言えないが、二つのクラススキルから考えるに、シールダーはセイバーのクラスに近い性能の模様。 |
今は脆き雪花の壁(-) | 固有スキル。味方全体の防御力を3ターンの間強化する。使用者の精神力を物理防御に変換したもの。マシュがまだ宝具の使い方を誤解している為、その真価を発揮できていない。デミ・サーヴァントが特殊な存在故か、真名が分かっていないためか、スキルにランクはない。 |
誉れ堅き雪花の壁(-) | 固有スキル。真名判明と同時に「今は脆き雪花の壁」から変化した。味方全体の防御力を3ターンの間強化し、ダメージカット状態を付与する。 |
時に煙る白亜の壁(-) | 上記と同じくランクのない固有スキル。味方一人に1ターンの間無敵を付与し、宝具の使用に必要なNPを10チャージする。時に煙るという名の通り、対象の時間軸を一時的にずらす事で攻撃を回避させる。ランクが高くなれば高次元からの攻撃もスルーできるとか |
奮い立つ決意の盾(-) | 霊基第三開放で出現。効果は、自身にターゲット集中状態を付与&NP獲得大アップする。勇気を振り絞り、誰よりも前に出て後方を守る者にのみ与えられる。これは宝具自体のスキルではなくマシュ自身の精神性が形になったスキルと思われる。 |
※奮い立つ決意の盾は四章アップデート前の未開放状態では戦闘続行(C)と表記されていた。
その他のスキル
※ゲーム中のスキルでは表記されていない
自陣防御(C) | 味方、ないしは味方陣営を守護する際に防御限界値以上のダメージ削減効果を発揮するスキル。ランクが高いほど守護範囲は広がるが、自分自身はその対象に含まれない。 |
---|---|
憑依継承(?) | 「サクスィード・ファンタズム」 デミ・サーヴァントが持つ特殊スキルで、憑依した英霊が持つスキルを一つだけ継承し、それを自己流に昇華することができる。 |
魔力防御(?) | 上記の憑依継承によって継承されたスキル。『魔力放出』と対になるスキルで、あちらが魔力を攻撃力に変換するのに対し、こちらは防御力に変換する。あちらが魔力のジェット噴射ならば、こちらは差し詰め「魔力のバリアフィールド」といったところ。保有する魔力量が多いほど性能は向上し、膨大な魔力を保有するならばその守りは国一つをも守護する聖なる壁と化す。 |
宝具
仮想宝具 擬似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)
- ランク:D
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大補足:-
マシュの初期宝具。「人理の礎」とはオルガマリーが付けた仮の真名であり、本来の能力を発揮しきれていない。詳しくは個別記事を参照。
いまは遥か理想の城(ロード・キャメロット)
- ランク:B+++
- 種別:対悪宝具
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
マシュの持つ盾の宝具の真名。英霊ギャラハッドが持つ宝具。
第六章「神聖円卓領域キャメロット」終盤にて解放される。詳しくは個別記事を参照。
ゲーム内での性能
最大HP | 13,867 |
---|---|
最大ATK | 9,720 |
COST | 0 |
コマンドカード | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Arts |
カードバランスは《Quick:1/Arts:2/Buster:2》のセイバー型で凡庸。
性能面では絶対に弱点を突かれない(代わりに弱点を突くこともできない)独立したクラス関係と伸びやすいHP、防御特化のスキル構成と、相手の攻撃を受け止めて耐え忍ぶ典型的なブロッカー。
その代償として攻撃力は伸びづらく、テコ入れ抜きでは火力がなかなか出ない、ちょっと扱いが難しいタイプ。先手必勝で強敵を素早く沈め、反撃のダメージを減らしていく戦術が有効な場面が多いのが現状のFGOでは今一歩噛みあっていない。
また、防御型といえどよっぽどの強化をしなければ敵の宝具が直撃すればどのみち消し飛ぶことに変わりはない(これはどちらかというと敵の宝具の威力が高すぎるのが原因。基本的に敵に宝具を撃たせたらよほどレベルや相性で勝っていない限り即死するのが常なのだ)ためもっぱら敵の通常の反撃のダメージを抑える、いわば保険のような存在。
そして霊基再臨がストーリーの進行とリンクしているため、レベルが頭打ちしやすいのが悩みどころ。
ただ、弱点属性によるダメージのブレが攻防ともに存在しないため、あとはクリティカルの事さえ考えればダメージ計算がやりやすいとも言える。バーサーカーの攻撃だろうと等倍で受けられるのでバーサーカーの特性の半分を無効にできる。
特にルーラー(バーサーカーとアヴェンジャーからの攻撃を弱点、それ以外の6種からの攻撃を耐性で受ける)を相手にするときにはバーサーカー、アヴェンジャーとはまた別のベクトルで主力となりうる安定性を有している。
彼女の真の長所は、如何なる相手であろうと決して弱点を突かれず、決して耐性で受けられない絶対性なのかもしれない。
元々は盾役として重宝される「ターゲット集中(全体攻撃を除く敵の全ての攻撃を自身に集中させる)」のスキルを持たなかったため、それらを持つ本職の壁サーヴァントに比べると若干力負けしてしまう点を指摘されていた。
しかし、第四章「死界魔霧都市ロンドン」シナリオイベントにて三つめの保有スキルが変更され「ターゲット集中」の技能を獲得した(それまではHP0になっても一時的に復活するガッツ系スキル)。発動したターンの自分の攻撃時のみと効果は短いが、効果中はNP獲得量が大幅に上昇する追加効果もあるため宝具解放が大幅に短縮できる。一部では「今後の宝具ランクアップへの布石か」とも期待が高まり、今後が注目されていた。
またマシュの宝具はアーツのため3つ目のスキルを発動してアーツチェインを撃てば2連続で宝具を発動できる。ダメージカット、守備力アップ双方とも二重でかけることが可能であるためタイミングが合えば全体宝具を喰らっても問題ない防御力を味方に与えることも可能。
そして第6章にて真名解放に伴い、宝具レベルが上がり宝具名も更新。演出も強化された。宝具面での強化だけでなく、スキル「今は脆き雪花の壁」が「誉れ堅き雪花の壁」へと進化し、防御力上昇の効果がアップ、ダメージカットの効果も追加された。
極め付きはレアリティが☆3から☆4に上昇し、それに乗じて能力の最大値もアップした。これにより、フォウくん、概念礼装でのステータス強化を合わせれば攻撃力さえ並の☆4サーヴァントと並ぶと言う前代未聞の超強化である。
最初は盾役にもなれなかった。盾役としての地位を得ても、エースの座には届かなかった。
しかし今、彼女は誰にも真似出来ない力を手にし、エースクラスと言っても差し支えない地位を確立した。
まさにマシュは人理を守護する盾の使い手となったのである。
また、デッキコスト“0”は現時点で彼女だけの特権なので、上手く扱えばより気軽に強力なパーティを編成できる。なお、レアリティが上昇してもデッキコストとスキルLvアップに必要なQPに変化はない。
鍵となる6章はそれまでの章と比較して攻略難易度が大きく上がる。だが、その難易度を超えた先には、彼女の大きな成長とそれに伴う感動が待っているはずだ。マスター諸君は是非とも彼女の勇姿をその目に刻みつけてほしい。
関連人物
『空の境界』コラボイベントにて、偉大なる専守防衛の先達として『盾持ち英霊に悪い人はいない』とガチリスペクトしていることが判明。
7章でも共演。先生と生徒のような関係を築いており、彼から極めて有意義な助言を得ている。
主人公以外で「先輩」と呼び慕うサーヴァント。彼女にとっての「先輩の条件」を踏まえると感慨深い。
彼女の霊基であるギャラハッドの父親。霊基に引きずられる形でマシュも「お父さん」と呼ぶ。
ただしその対応は反抗期&思春期真っ盛りな少しトゲのある辛辣さ。
システム上の天敵と言える相手。相性無視のシールダーと言えど、彼らの持つ宝具の特攻効果までは無効化されないので注意。
メインストーリー第1部七章におけるラスボス。人理の守護者であるマシュと生粋の人類悪である彼女のクラス相性が完全に同じというのは何たる皮肉だろうか。
その他
- 真名覚醒後はランスロット特攻と言わんばかりの毒舌スキルを彼に発揮しつつも「お父さん!」と呼びかけるようになり(女性に現をぬかしている場合は「穀潰し」と言っている)、彼を嬉しいやら情けないやらの凄く複雑な気分にさせている。外見に関しても、ランスロット戦時の彼の発言から察するに瓜二つだと思われる。
- ちなみに、オルレアンでバーサーカーとして召喚されたランスロットの言葉を理解していた節が有ったが、関連性を見れば、納得できる。
- 「盾を主武器にするヒーロー」ということで、憑依元のサーヴァントの真名はスティーブン・グラント・ロジャース、すなわちキャプテン・アメリカであるという言説が流布している。当然ながらジョークである。が、公式でもとあるキャラが共通性を冗談交じりに指摘している。
- 実際確認すると「作られた英雄」「神の武器にさえ耐える無敵の盾」「生真面目で模範的な性格」など、結構通じる部分は多い。